kyonkyonさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.6

これは胸が痛い
ケン・ローチの想いやメッセージが
心にグサグサ刺さりまくる

現代の「労働者階級」が抱える深刻な闇を、よりピンポイントでリアルに、普遍的に描くある種の芸術作品

作中でも一瞬触れられて
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.1

昔観て良さが全く分からなかったリストからのフワッと再観賞。

何故この作品がアメリカンニューシネマの代表の1つと呼ばれているのか、少しわかった気がする

社会的背景を濃く投影しつつ、その核は誰しもが抱
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.1

クリストファー・ノーランの頭ががランし過ぎてる

インセプションの難易度を遥かに超えてきてますよー
これ1回で解らせる気絶対無いでしょ笑

最近「東京リベンジャーズ」って漫画にドハマリしまして、タイム
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.2

念願の再レザボア・ドッグス
今観てもサグ野郎達の旨味がギュっと詰まった濃厚な中毒系

冒頭の、マドンナ「ライク・ア・ヴァージン」のブラックジョークから始まるシーンにもう痺れてニヤケが止まらない

ハー
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ストレンジ・フィーリング アリスのエッチな青春白書(2019年製作の映画)

3.3

過度な期待をせず観たのもあり
軽快にサクッと観れた

敬虔なカトリック学校に通うサエない
女子高生の性への目覚めとあれこれを
コメディベースで描いた作品

案外胸に刺さるシーンもいくつかあり、
「この
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イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

3.9

ようやく観れた3、、、

只でさえ傑人である葉問が、
大切な家族の為に生きる事を再確認し
神へと神へと近づく章である

同流派との闘いは勿論だが、
マイク・タイソンとの異種格闘技の
3分は反則レベルの
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.0

観賞記録忘れ
公開当初確かに映画館で観たのに笑

エルトン・ジョンは尊敬していますが、
作品としてはうろ覚えだし、なんか
物足りなかった印象、、。

この映画よりも、この映画の後に行ったディナーの方が
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.3

恐らく10年振り位の再観賞
今観ても色褪せないブッとんだ映画の金字塔、トレスポ。

最近知りましたが
「トレインスポッティング」って
スコットランドの地方での
「薬物中毒者」ってスラングらしいす

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透明人間(2019年製作の映画)

4.0

素晴らしい 傑作です。

リー・ワネルの歩んできた作品、描きたいモノや系統はハリウッドでも独自の路線を敷き始め、今作もそれが犇々と伝わるモノでした。

結末を揺らつかせる「ひっくり返し系サスペンス」
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

2.7

ちょっとなぁ、、。
観る前から分かってたであろう事だけど
少なからず多分三國志ファンがこれ観たら
私と同じく多少の憤りを感じるのでは。笑

まぁ感情論を抜きにしても、多くのレビュアーの方と感想は一緒で
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追龍(2017年製作の映画)

3.8

アンディ・ラウとドニー・イェンが双璧を織り成す香港暗黒時代の実話

実在した汚職警察:ロックと成り上がりの香港マフィア:ホウの友情と激動の盛衰を描いているようで

展開はスピーディかつ分かりやすく、
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イップ・マン 葉問(2010年製作の映画)

3.9

いやイップマンすっかりハマっちまったよ

続けて2も拝借!
空手の次はボクシングと対峙。
完全にアチラのルールと都合でアウェーの中、推定へヴィー級越えのアメリカンマッスルと闘う小柄な武道家。
仁義と誇
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

4.0

普段からあまりアクションをみない
葉問童貞の私がついに手にとってみた

すっかりやられちまいました
終わった後も部屋で1人で両手シュシュシュしてました

小柄で華奢なお人好しってトコがまたスゴい。
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

4.3

素晴らしい映画です。

オーストラリア産の一見過激な作品
のようで実は中にタスマニアの悲惨な歴史的背景であったりその中での人種間差別、男尊女卑や階級社会の闇を極めて直接的に表現した社会的価値のある一本
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

3.6

記録忘れてたねこれ

ワイルスピードは結局面白いんだけど、
どんどん現実離れしていくのと、味方が死ぬ一方で敵がどんどんファミリーに入っていくなぁて印象

あまりストーリー覚えてないけど、
シャロンの美
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.8

後回しにしちゃってて気がつきようやく観れたシリーズ。

テーマも内容もまさに今の時代に相応しいもの
「解決」する為の「政治」が不安定になると「問題提起」する「芸術」の発信が盛るのは歴史が物語っている
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THE INFORMER/三秒間の死角(2019年製作の映画)

3.6

主人公の男が超絶イケメンでヤベェ

FBIとマフィアに追われつつNY警察も絡んでくる
スゴいベタだけど観てるとかなり緊迫感のある流石の設定

オチとシメに文句はない。
だけども個人的には拍手もなかった
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.8

これまで出逢ったアジア映画の中でNo.1
ダメだこれ反則だよ本当に

『僕を産んだ罪で両親を訴える』
こんなキャッチフレーズの予告が頭から離れなくてようやく見付ける。

こーゆーのって大抵想像を下回っ
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.4

やっぱり観てしまうよね
そしてストーリー全部分かってても号泣してしまうよね

大スクリーンと大音量とド派手なアクションでみせられる煉獄杏寿郎の生き様と炭治郎の憤慨とLiSA様の炎は一発KO

2コ隣の
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.2

ようやく、ようやくやっと。
自分で分かってた、もっと早く観るべきモノだったと。

一言で言うならスゴい作品だ
分かり易いマイノリティテーマ作品なんて枠には到底収まらないメッセージを内包している

シャ
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もしお許し願えれば女について話しましょう(1964年製作の映画)

3.7

1960年台イタリア産、今で言うところのラブコメ短編オムニバス的な作品

同じ俳優が9つの作品の主人公を演じ分け、毎度ボンドガールの様に様々な美女が登場。なかなか豊潤な作品だった

今の時代に生きてい
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エスケイプ・ゲーム(2019年製作の映画)

2.6

ソリッドシチュエーションスリラー
→シリアルキラーアクション
→サイコパスモノ
字でまとめると少し魅力的だが、うーん、、、、

全体の展開がテキパキし過ぎていて、こちらがついて行けない感
背景もボンヤ
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

4.2

シャロンはやっぱり世界一の美女です
短髪片耳掛けのシャロン、長髪のシャロン、ブラウスボタン2コ開けシャロン、ワインドレスシャロン、B-Girlシャロン
俺のこれまでのシャロン愛が一気にビッグバンした1
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にがい米(1948年製作の映画)

4.0

いつも思うがTSUTAYAの「発掘良品」は本当に「発掘良品」でたまらない。
こちらもその1つ。

かつて実際にあった、イタリア北部の生活風習をリアルに再現し背景に、そこで起こる人間ドラマを通して生きて
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マッド・ハウス(2019年製作の映画)

3.6

ムズ痒い一本である。

直近で話題を掻っ攫った「ミッド・サマー」の子分みたいな作品。
「コミュニティー:集団思想」がテーマにあり、シナノン教団の様な、いわゆるカルト宗教っぽさも表現している。

人間の
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マー ―サイコパスの狂気の地下室―(2019年製作の映画)

3.4

鬼滅無限列車観たいけど時間ねぇなーって何故かMAを観とこうとなった今日、、

うーん、たしかにサイコパスモノなんだけども、動機がそれの復讐で、彼女がクロだったのは、正直なんの捻りもなかったかといった印
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.7

完全にナメとった。ナメて省いてたよガガ。

話はシンプルながらよく感情移入してしまう様に綺麗に作られていた。

ブラットリー・クーパーがいい感じに中年の貫禄が出てて、ヴィーゴ・モーテンセンみたいで凄く
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隣の影(2017年製作の映画)

3.7

アイスランド産ミステリー。
比較的新しく、2019アイスランド内アカデミー賞で7部門受賞と中々話題になったそう

最初はお互い小さい不満だったのに
どんどん大事に発展していく。
人の猜疑心の醜さとか、
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.2

ようやく、ようやく観ることが出来ました。
言葉に出来ない感情でいっぱい

本当に実在された人物の話のようで、
人が人として扱われない事の惨さと、
本当の美しさとは内面の美しさ、
いつも誰かに感謝出来て
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

4.7

感無量です。ブッ飛んでますね本当に
これは確かにカルトムービーの代表と呼ばれる。

初見だけのただの考察ですが、
きっとヘンリーは若きリンチ自身な気が。ヘアや境遇が如何にも重なるので。
ヘンリー(He
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.5

ツイン・ピークスの超絶ファンでありながらまさかのリンチ映画DTの私。
重い腰を上げて、代表作を何本か拝借する事にした。

はっきり言って天才過ぎます。
とてもじゃないが他のアーティストとは違う次元でモ
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密会1723号室(2006年製作の映画)

2.8

スペインモノはあまり知らず、どんなものかと興味本位で。

イタリアン・コメディのようなテンポの良さと笑い、BGMの緩急が文化を感じさせた。

作品はというと、なんというか、、。
中途半端な出来のオムニ
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フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

3.8

どしても観たくなって再鑑賞。

この頃を皮切りにダコタ・ジョンソンは非常に好みです。
彼女が演じるアナというキャラクターは正直反則。誰が見ても虜。
男性が本気で欲してしまう魅力を全て完璧に持っていると
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ともしび(2017年製作の映画)

4.2

とてもとても息がつまった。

発狂のような演劇練習から始まるこの奇声は、終始ほぼ無口なアンナの深層心理のBGMになって離れない。

犯罪加害者側の家族が味わう事になる日常。その年配女性だけにひたすらフ
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サプライズ(2011年製作の映画)

3.3

なんかこれ結構前から見漏れてたくさいのでようやく。

なかなかスリリングな展開と演出でしたがオチとか真相がなんとも歯がゆい

胡散臭い要素を全て取り払っていくと、最後に残るは結局「最強美女」ってことだ
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真実(2019年製作の映画)

3.8

いいモノを観させて貰った。
かなり気になって作品だが、中々手が出ず。

是枝監督の模索し続ける「家族」というものへのアプローチが本当に素晴らしい、これに尽きる。

キャストや製作陣も豪華絢爛で、中でも
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