kyonkyonさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

4.0

ようやく見れたIT完結編
旧ITも大好きだった作品で、何だか感慨深いものがある。

1つだけ、定義的に述べるとすると、この作品はホラーであってホラーではない。ここが、ITの他と差別化出来る点。
この作
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アス(2019年製作の映画)

4.4

はっきり言ってこの映画は凄い。唯一無二だ。
ジョーダン・ピール、ゲット・アウトで非常に好きになりましたが、今作も負けず劣らず。
現代のアメリカや社会に対する強い警鐘。皮肉と風刺の天才。よく作り込まれて
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

4.0

こんなのってアリなのか。

これじゃぁ犯人以外の全キャストと全視聴者が報われない。
2週くらい回ってすごく斬新

日常に静かに忍び寄る異常な危険
その過去にとらわれ続けるパートナー
始まりから終わりま
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犬鳴村(2020年製作の映画)

4.1

久し振りに震え上がる。
映画館での観賞でしたが、清水崇だということを忘れていた。うかつだった、、

酷評ばかりが目立つ今作だが、私はトラウマ級の怖さを覚えた。
今の時代や世代に向け変わっていく「恐怖」
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ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

4.4

ド発掘良品発見

たまたま気になって手に取ったが、、
最近観たホラー系の中では1番かも。

ストーリー展開と仕掛けがとても秀逸ですね。ギミックは古典的でありながら斬新。
語ろうとするとネタバレになるの
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.7

面白い、面白すぎる
ポン・ジュノ×ソン・ガンホやってくれる

何不自由ない家族が段々と寄生されていく様とそこで露になる異常なファクトの数々

本当に彼等は、人間の憎悪とか嫉妬とか怠惰とか闇の部分の感情
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アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

4.0

なんでこのシリーズ回を増しても慣れないのだろうか、、、。
物凄く怖いです。

物語はというと「死霊館の人形」と「1」の間か。ちょこちょこ他作品との繋がりもいれつつ。解放された霊軍団は恐らく世界中からの
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.0

これ面白い。とてもよく考えられている。
なぜ1と2を同時にリリースしたのか?
すべて2で解決してくれます。
非常に斬新かつ爽快。

なんやそういえば、ってレベルの沢山の伏線が1にあり、それも2で回収。
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.8

殺されるまでを何度も繰り返すお話。
発想が斬新、恐らくバックリとしたジャンルはホラーでしょうが、なんや意外と終始健康的なほっこりと見れました。

オチも中々でしたが、1つだけ。
なぜ死んだら繰り返すか
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魔界探偵ゴーゴリIII 蘇りし者たちと最後の戦い(2018年製作の映画)

4.0

いやぁ面白かったぞ

ゴーゴリ三部作もようやっと完結。
すげぇな。1と2の寄道裏道伏線全てここで繋げてきちゃう。
その上3回くらい引っくり返された。

最後まで観て気が付いたが、
ファンタジーだけでな
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魔界探偵ゴーゴリII 魔女の呪いと妖怪ヴィーの召喚(2018年製作の映画)

3.7

ゴーゴリ2作目。

ダークネスファンタジー感は健在、ありそうでない世界観で面白いですが、逆にもう1と3を繋げるであろう為の1本。
中々これだけを観るのは色々難しいか。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.8

凄い作品です
実話ってところ含め「最強の2人」に良く似ているが。この手の作品に心持ってかれない人はいるのか。

それにしてもアメリカ。強烈な白人社会。差別は行為ではなく結果の現象で、それを生んだ歴史や
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魔界探偵ゴーゴリ 暗黒の騎士と生け贄の美女たち(2017年製作の映画)

3.8

不思議と惹かれて手に取った一本。
結論面白いです。ここで言う面白いは、マジョリティ的意味ではなく、サブカル色の強い、例えば漫画版ジ○ジ○の様な感じ。

打ち出している通り、終始ダークファンタジー感がバ
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

4.2

これは秀逸。とても面白い。
ホラーっぽいが、秀逸なサスペンス。
風にみせて隠し味にヒューマンドラマ。

主役の子、若いですが非常に演技が匠。
ヒロインの子も終始素敵な印象。
トータルカントリーな感じも
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ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

3.9

かなりサブカル色強いローカルテーマではあるものの、流石のジェームスワン様。そこら辺のホラーとは一味違う作品に仕上がっています。

ラヨローナがしつこい。とにかく何度も来る。シンプルですが斬新。
毎シー
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.8

久方振りに電流が走った一本です。
これを書いている今も、余韻が酷く身体から抜けない。
少し気だるい、でも満たされた様な感じ。

どんな映画かと言うと、本当の「愛」を教えてくれる一本。急にチープに聞こえ
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アイアンマン(2008年製作の映画)

4.2

しばらく映画を観れておらず、ふと久し振りにどうしても観たくなってアイアンマン初作をチョイス。

流石伝説の作品と言われるだけある。まさに現在のMARVELブーム、アメコミブームを発炎させた作品の1つ。
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BROTHER(2000年製作の映画)

4.2

忙しい合間にまた来ました、キタノ中毒の波。
無意識に、帰りにTSUTAYAに寄って迷うことなく借り、晩飯を食べながらの観賞。

やはりBROTHERは良い。非常に良い。
久石譲の曲とか、豪華なキャスト
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アリーキャット(2016年製作の映画)

3.6

実はずっと隠れ見たかった一本。
ただただ見たいのは、映像世界から離れていった窪塚洋介と、ロック界の重鎮中の重鎮降谷建志、この私の大ファン二人の共演でした。

予想は結構当たっていて、、。
ほぼ全員の演
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.9

非常に面白かったです。

これだけ人気なのもあって、リスベット・サランデルという人物が偶像化してきている。例えば「峰不二子」の様に。

巷では言われるでしょう。
"私は「~版リスベット」が一番好き。"
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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(2009年製作の映画)

3.7

物語は前回の続きから始まります。
3というより、2の後編。

3作通して、リスベットの葛藤や苦悩と、芋づる式に大物が絡む汚い世の中を、嫌というほど見てきました。

よく、「人は第一印象が8割」とか言い
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ミレニアム2 火と戯れる女(2009年製作の映画)

3.9

いやこのシリーズ面白い、、!
1でハードル上がってるのに越えてきましたねー。

今回も秀逸なサスペンスは健在。
興味深いことに、前回名コンビのミカエルとリスベットが、5~10分程しか一緒にいないんです
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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(2009年製作の映画)

4.0

ハリウッドリメイク版を先に観てしまって何だか気が引けて見てなかったシリーズ。

ズバリ、面白いです。
完全に順番間違えました。笑
元はスウェーデンの映画とあって、中々馴染みのない言葉とキャスト。

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ヒート(1995年製作の映画)

4.2

ゴッドファーザー2のあの2人が主役、、
凄い。もう凄い。感動。

どんな悪人や犯罪者にも守るものや大切な人がいる。正義の役人も、前科持ちの犯罪者も、それぞれ色んな人間の愛を描きつつ対峙させていく。こっ
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青い体験(1973年製作の映画)

3.8

隠れた名作です。

これ中学生で見なくて良かった、、
教育上は悪影響与えますね笑

とはいえ絶妙な官能描写、素晴らしい。
何だか観るだけで若くなれた気がします(^ー^)

ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

4.0

アンソニー・ホプキンスとコリン・ファレルの頭脳戦と謳っていたので我慢出来ず。

これ面白かった。
未来予知モノのありそうな展開かと思いきや、割とひねってあります。

アンソニー・ホプキンス、私の敬愛す
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ヴェノム(2018年製作の映画)

4.0

アメコミ系久々に見ましたが面白い!

ヒールでありながらヒーローとして描くのって意外と難しいですよね。
ヴェノムはその矛盾を越えてしまってます。
どこか可愛くもあるその言動にやられちゃいました。

M
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

漸く見れたシリーズ。

一世を風靡するだけあります。
まさに名作。

どの曲も名曲でしたが「This is me」が特に良かった。鳥肌モンでした。

ヒュー・ジャックマンは流石。というしかありませんが
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クワイエット・ボーイ(2015年製作の映画)

4.1

久し振りに発掘しました。。

勘違いしていました。
B級ホラーじゃないんです。
A級サスペンスなんです。
これは面白かった、、。

勿論好みがあると思います。
恐らく、ですが低予算で粛々と作ったものだ
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ザ・マミー(2017年製作の映画)

3.7

かなりの良作。これは面白い。
見る前からジャケットに、「スティーブン・キングが今年一番言った」だの「ギレルモ・デル・トロが近年で一番怖いホラー言った」だの、教科書の様にハードル上がってて、半分騙された
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

4.0

遅れ見た1からぶっ続けで観賞。

これ面白い。
ハリー・ポッターとも繋がって来ましたし、満足。
前作から引き続きのファンタジー要素と、クールな魔法戦争感がメリハリついていて上手く混在しているのがスゴい
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.8

2作目が公開されて慌てて見たシリーズ。

他から聞いてたイメージより、ずっと面白かった、というのが総評。
ハリー・ポッターの前日譚ということですが、「ロードオブザリング」と「ホビット」の様に、そこまで
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

3.8

男臭い一本でした。
デンゼル・ワシントンとイーサン・ホークの刑事コンビって、アクション好きなら皆唸るはず!

特にデンゼル・ワシントンって、何というか、悪役でもない、善人でもない、複雑な人間を表現する
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.2

皆様に遅れながら漸く見れたシリーズ。

いやぁ凄かったです。
確かに映画館で見たかったなって位の
クオリティでした。

フレディ・マーキュリーのルーツと、一曲一曲に込められたストーリー、葛藤。
沢山の
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.5

シンプルな構成でしたが、凄く好きな一本でした。

極限状況における人間の本性、自己防衛本能、正義、倫理。そういったものの表現を、最近また流行りの「原因分かんないんだけど何かに汚染されていく」的な要素を
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.7

後れ馳せながら漸く観賞。

偉作にして問題作。
「家族」という人間の絶対的な概念を考え直させられる時間でした。

キャストも異端で、各実力者をまるで床に敷き詰める様に大人使いし、当然だが一字一句が聞き
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