正直この2人がW主演というだけでかなりハードルは上がっていたのだが、それを上回る良さだった。激しい展開や物語の浮き沈みはそこまでないのだが、むしろそれが要らない、とまで思ってしまうほどの演技力だった。
北村匠海の演技が個人的にど真ん中に入ってしまった。感情の起伏がほとんど無い演技は凄く難しくて、微妙な気持ちの浮き沈みをあそこまで表現出来るのはなかなかいないと思う。
シャイニングが好きな人が観る作品、という感じ。正直続編という物は叩かれがちだという前提があると思うのだが、それにしても守りに入りすぎてるかな、という感じ。
観た理由は主演がトム・ハンクスというだけなのだが、物語構成として飛び抜けている、ということでも無かったのだが不思議と記憶に残る作品。
「メン・イン・ブラック」を彷彿とさせる黒人と白人のバディ物。個人的にバディ物が好きなのも評価に加えられているかもしれないが、それを差し引いてもこの映画はぜひオススメしたい。
正直アメリカでの評判の良さからハードルを上げすぎたというのが感想。
物語として凄く好きな方なのだが、展開が少なすぎて映画としては物足りなくも感じてしまう。小説で読みたいな、と思ってしまった。
小説を読んでから映画を観た。
振り返ってみて感じたのが、場面展開の少なさだった。これだけロケ地のバリエーションを少なく抑え、これだけの物語を描くのは恐ろしい。
小学生の時に初めて「ジキルとハイド」を読んだ時と同じドキドキを感じた。
内容的にも似てるんだろうな、と思っていたのだが、発展しすぎてもはや「ジキルとハイド」の実写版とも言えないぐらいの出来になっていた>>続きを読む
藤原竜也は性格に穴のある主人公を演じるのが上手だと感じた。昔観た「藁の楯」を思い出した。
知り合いが少し出演していたということもあって映画館に観にいった。
居てほしくないがリアルに存在しそうな家族のギリギリを攻めている感じが腹の底までズシッと来る内容だった。
物語性、構成は素晴らしいと思った。
セリフ回しは翻訳が少し疑問に残る部分もある影響か、詰まる箇所があった。
終盤まで「良い人」だったキャラは最後の最後に裏切る、というフラグを見事に打ち砕かれた感動のラ>>続きを読む