Kazumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

愛は静けさの中に(1986年製作の映画)

3.7

最も印象的だった点、1番に真っ先に出てくる感想は、やはり「コーダ あいのうた」のお母さん役が記憶に新しいマーリー・マトリンが美しい!あとスタイリングが可愛い。モッズコートと赤いマフラー、ピンクパープル>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.8

劇中歌が本当に優秀。よくぞこんなにレベル高いタイアップ曲ばかり集まるもんだなぁと感心。

はじめはマーゴット・ロビーは今作も完璧な美しさで最高、これこそバービー!と思っていたけど、だんだんとライアン・
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.5

最初なんなんだこのエロジジイは…と思っていたのに、最後クライマックスとなるスピーチのシーンでバチボコに泣いた。あの「ヘァッ!」という笑い方も最高。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

ここ近年、映画館で見た中では1番ワクワクしないストーリーだった。

黄泉の国のような異世界に入ってからが特にそうで、様々な作品に影響を受けて真似したくなっちゃったのか、ディズニー作品?スター・ウォーズ
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.9

A24の予告編で見た花畑と少年たちの映像が美しすぎて、かなり前から映画館で見ようと思っていたのだけど、良い意味で期待を裏切られた。

その“出来事”ではなく“感情”に魅せられて、たくさん泣いてしまった
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.2

BSで放送してたので10億年ぶりに鑑賞。あれ…誰が犯人なんだっけ?と覚えてないこと多すぎて、ほぼ初見のような新鮮な気持ちで見たけど、良い意味で複雑すぎるストーリーと相関図がすごかった。
こんなにガチな
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.0

みんな人生の中で成功したり、幸福になりたいだけなんだよな。酒のを飲みたいか、飲まないか、ではなく。

デンマーク大使館で行われたミッケラーのビールイベントもなかなかハードコア飲酒なことを思い出しました
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

ツッコミどころや設定がチープに感じる点はあったけど、ミコトちゃんの「ねぇ、未来は楽しい?」というメッセージがシンプルかつストレート過ぎて、不覚にも泣いてしまった。(予告編にも登場する台詞だけど、質問ら>>続きを読む

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

-

アラン・メンケンの新曲が聞けたことと、海底のカラフルな世界が映画館で堪能できたのは満足度高め。こちらも本気出してドルビーアトモスのスクリーン、正面位置の良席で鑑賞させてもらいました。

ストーリーやキ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.8

とんでもない作品であることはわかるのだけど、鑑賞者に高い偏差値を求められてるようで正直理解が難しい。
ターは堕ちていったのか、貶められたのか。それともその両方なのか。
サスペンス的な要素も回収がが乏し
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

今までの是枝作品とは違うのは、脚本がしっかり坂元裕二。大人たちの会話は完全にそれっぽいんだけど、子供たちの台詞はどこまで台本にあるんだろう?

固定概念に囚われた人たちに育てられ、社会に適合できず、偏
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

-

子供の頃に見た時に本当に無理だった映画。
隠し通路のシーンからが恐怖で、虫だらけの穴に手を突っ込んだり、謎の儀式では心臓とれちゃったりと、現実じゃありえんことだらけなのに当時はトラウマで、放送した奴の
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美女と野獣(2017年製作の映画)

4.2

より一層素晴らしい作品に昇華されてる実写版。更に、東京ディズニーランドのアトラクションでは再現性の高さに感動するリアル化大成功パターン。

この作品のエマ・ワトソン魅力的だよな〜って思ってて気がついた
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リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

4.8

小さい頃にたくさん見過ぎていたので、ひさしぶりに見ても細かい作画やアニメーションの動きもしっかり覚えてた。
逆に、ストーリーのテンポの早さにびっくり。さっきまでみんなキャッキャッしてたのに、数分後に海
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.9

映像も音も素晴らしいので、映画館で見て本当に良かった。

いろんな要素がソフィア・コッポラのSomewhereのようだったけど(父が片腕ギプスなところまで一緒)、派手に何かが起きる展開もなく、淡々と過
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

-

「ありのままで」系の名作。

ひさしぶりの新作いうことで随所のギャグに寸劇や茶番を感じることもあり、なんだかクドカン作品や男はつらいよの絶妙な会話劇をハリウッド版で見させられてる気持ちになった。

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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

最初から最後までずっと面白かった!
CEOをプレゼン開始7分後に入って来させる意味が後でわかって、その調整力に笑った。

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.3

友達ってやはり人生に必要な存在。
楽しい時間を共有したり、1人じゃできないことでも勇気を奮い立たせられたり。
そして縁側という場所の素晴らしさにほっこりしつつもホロリとできる作品に出会えて、日本に生ま
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

4.0

子供達との会話が成熟し過ぎていて良い意味で親子のように思えず、フランス人たちの愛がとても先進的なんじゃないかと衝撃を受けた。
80年代当時のパリの映像を織り交ぜながらの編集。深く語られないディテールで
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たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

3.9

噂はかねがねの名作を初めて見た。渋めな演出ながらも普遍的なテーマで、いつの時代もサラリーマンはつらいよ、と社会人経験がある程度ないと理解できなそうな内容のような気もするけど、出世よりも大事なものがある>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.6

期待していた通り、もしくはそれ以上だったかも。悲しみと清々しさが表裏一体な感動のラストでした。

途中いきなりキリストの話をしてくる登場人物や、暴食・色情など七つの大罪も想起させるような宗教的な要素が
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

4.4

映像の編集がとにかくすごい。コヤニスカッツィに通ずる哲学感がある。IMAXで見なかったことを後悔。
デヴィッド・ボウイのことを1から紹介してくれるタイプのドキュメンタリー作品ではないので、彼の曲や出演
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.7

ひさしぶりの鑑賞。最初はクリストファー・ロビンと同じように、会話は噛み合わず容量が悪いプーにイライラしてしまったけど、プーは何も悪くなくて、駄目なのは会社にいるアイツで、それに従って社畜になってる私な>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.4

相変わらず容赦ないマクドナー作品。
ピンと張り詰めた人間関係の空気感が、雄大な自然や愛嬌ある動物たちの映像とあわせてもだんだんと息苦しくなってくる。キャラ設定も会話劇もすごく巧みで、それ故にどうしよう
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

とにかく何でもアリな演出と、永久不変な愛のメッセージ。

マルチバースを理解できないと置いてきぼりになるだろうし、ついていくのが大変ではあったけど、でも絶対に誰も孤独にさせないぞ、という信念と粘り強さ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

この漫画に音楽が乗ったらどうなるんだろう?と思っていたけど、その時がついに。期待を余裕で越えていく大作でした。大きなスクリーンと最高の音響施設で鑑賞すると、実はこれ上原ひろみさんたちがいまライブしてる>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.9

私もちひろさんと知り合いになりたい。
のこのこ弁当、海辺の街の景色、火が沈む前の波きらめきの映像がとても素敵でした。(風が強くて撮影大変そうだとも思えた)
家族やクラスメイトに距離を感じたり、自分を理
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.6

アメリカの広大な土地を活かした壮大なロードムービーかつ、ラブストーリーになっているけど、スタッフ・キャストの秀逸な要素が1つでも欠けたらチープで中二病な映画になりそう。

日本語では「骨抜きにされる」
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.8

良い意味で胸糞悪系インパクト大でした。様々な、恋愛や結婚の形、もしくは独り身に対しての批判や問題定義は痛快。ただ皮肉が過ぎていて、見ていて吐きそうになった。

アムステルダム(2022年製作の映画)

3.5

史実ベース、と思いながら見ると楽しめた。気がする。

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.9

こうも経済が悪化してくると、合理的な社会のシステムが求められるけど、家族や死に対する倫理観が軽んじられないと良いな、という希望を感じられた。

チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.8

気分爽快!ベタな展開で最高!超王道なのが一周まわって一番最高タイプのラブコメ。島国に行きたくなる。ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツの台詞のいくつかは、ほとんどアドリブだったのかな?

ウエスト・エンド殺人事件(2022年製作の映画)

3.4

映像のカメラワーク、衣装・セットが洒落ていたり、キャストの顔ぶれなどから、ウェス・アンダーソンみを感じた。
笑いのツボは違えど、とてもわかりやすいコメディ要素で伝わりやすかったものの、実際はそこまでフ
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.4

スタッフ、キャスト、ストーリー、台詞、映像など映画として面白くなりそうなものしかないのに、要素が過多。
展開の速さと会話劇についていくのが大変。
伝えたいメッセージもなんとなくわかるんだけど、映画とい
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.8

声を出しあう会話だけが対話じゃない。リングに上がることだけが闘いじゃない。

三宅唱監督の作品に出てくる女性たちは、媚びがなく真っ直ぐで魅力的に感じられるキャラクターが多いと思う。
今回は主人公を通じ
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