sunaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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この世に私の居場所なんてない(2017年製作の映画)

2.4

こういうドライな暴力映画って笑っていいか真剣に取るか曖昧で苦手なんだよなぁ…ちょっとファーゴを思い出した。イライジャ・ウッドのキャラも変人さが中途半端で痒いところに手が届かず。ゲロ吐くシーンは笑けまし>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.5

IMAXで再見。クレジットで10年前の2010年作と出て驚いたけどやはり抜群に面白い!分かりやすい複雑さと言うか、エンタメ性と芸術性のバランスが見事。ジョセフ・ゴードン=レヴィットが超絶格好良い。ラス>>続きを読む

ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.0

なんとも重たい映画。ちょっと息子が良い子すぎ&不憫すぎて見ててつらい…普通あの環境にいたらグレると思う。結局両親どっちも息子のことを全く省みてないんだよな~。

マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

4.3

タイトルも普通で特に気になるキャストもいないながら、これは思わぬ掘り出し物!
テンポよくかつきちんとつながりを持たせる会話(同僚のダグラスとの会話、面白い!)のセンスがお見事。父親にセラピストに同僚に
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ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

3.9

これはすごい、全編テンションが突き抜けすぎて豪華絢爛な色彩と合わせてドラッグでもやってるみたい。喜怒哀楽の激しさに少々胸焼けするが、ミュージカルとしては選曲含めて最高に楽しめた。ユアン・マクレガーが美>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.6

なるほどストーリーを中心にラ・ラ・ランドがオマージュを捧げているのがよくわかった。
映画ではなく完全にミュージカルかオペラのようで、映画としては評価に困るところ。正直ジュヌヴィエーヴの行動が唐突すぎる
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.3

ラストの怒涛のどんでん返しラッシュはなかなかの爽快感。ひねりがあって好きです。
ただ展開がいくらなんでも雑なところが多かったり、9人いる翻訳家の掘り下げが浅かったりと途中のアラが残念。

ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

3.4

「完璧じゃないかもしれないが本物だ」
シリーズぶっ続けで見たので、これだけいきなり時間軸が飛んでて戸惑い気味…マリッジリングのように倦怠期の口論の気まずさが異様にリアル。映画としては現実へ舵マックスに
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.9

「一夜だけの恋のワルツを」
相変わらず2人の空気感がいいなぁ。前作からさらに描写が研ぎ澄まされて、ほぼ完全に会話だけ。個人的には前作の方が好みだが、抑え目でかつ嘘と真がより混ざる描写も時間の経過を考え
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レジェンド 狂気の美学(2015年製作の映画)

2.8

トム・ハーディの一人二役がよかった。バーでの殴り合いシーンとか殴打が重々しい感じで見応えあり。ただ映画としてはちょっと盛り上がりに欠ける感じで、そこまでではなかった。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.2

「この世に魔法があるなら、それは人が理解しあう力のこと」
良い映画!ほぼ会話だけなのに、ぐいぐいと引き込まれる。
翌朝までという設定と2人の立場が、宙ぶらりんでモラトリアムな感じを上手く描写していて好
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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

4.1

終始流れるジャズがぴったりの大人な探偵映画。魅力的なキャラクター(チック症を演じ切ったエドワード・ノートンが完璧!)、きちんとした伏線などミステリの基本を丁寧に踏襲した作りはお見事。強いて言うとちょい>>続きを読む

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

2.9

パニック映画というよりはワンシチュエーションのスリラー映画。個人的にはピラニア3Dみたいな豪快なエンタメ映画の方が好みなので、ちょっと合わなかった。カモメめっちゃかわいい。

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

2.4

主演3人は良かったけどストーリーがなぁ…とにかく設定を全然掘り下げきれないうちに、後出しの話が出てきての流れで個人的には非常に消化不良でした。

プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)

4.0

「3点の親友、オーウェンだ」
サム・ロックウェルが役どころも相まってとにかく格好良い!ラストシーンでオープニングと重なる所がすごく良かった。
中盤でちょっと話がダレる感じが気になるが、夏にぴったりの1
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エンジェル ウォーズ(2011年製作の映画)

3.9

終盤までは超た・の・し・い!アクションの数々は演出、カメラワークともにキレキレでカッコよすぎ。細かいことはいいんだよ!な作りもゲームのようで潔くて好き。

しかし終盤の展開が全っ然合わなかった…この展
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

4.8

「この夏こそ、最高傑作だ」
まずはエミリー・ブラウニングの魅力がすごい、あらゆる服装と着こなしがとにかくキュート。
そしてクオリティ激高の音楽も素晴らしい。正直、全編PVみたいな映画といえばそれまでか
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.5

主人公の陰キャ描写と演技がリアルすぎて胸が痛い。映画としてはいかにもA24な雰囲気映画で、核心に踏み込まない感じがして少々もどかしい。とはいえ10代で見たらグサグサ刺さっただろうなというストーリーで、>>続きを読む

おじいちゃん、死んじゃったって。(2017年製作の映画)

2.7

葬式で家族が集まるシーンの気まずさはリアルで良いけど、その他はちょいちょい突拍子のない話でちょっと方向性が分からなかった。岸井ゆきのは相変わらず素晴らしい存在感。

ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

4.6

「少しの勇気を持ち、心に従って」

ラブストーリーとしてほぼ完璧、実に良い映画!
自然な話の流れときちん伏線を張ってからの見せ場作り(クレアへの手紙!)が光る見事な脚本。特に後半の展開は個人的に大好き
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

2.6

うーん好きな役者だらけ(ジュード・ロウかっこよすぎ)だし、音楽や雰囲気も好き。
ただストーリーと演出が全然ハマらなかった。スローモーション多用は正直ちょっとうんざり…脚本も特にアニーとスー・リン絡みの
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.4

主演2人が素晴らしい、特にイーサン・ホークの無骨な夫役は新鮮。ガタカの印象強いけどこういう演技も出来るのか~すごい。
映画としてはものすごい地味で寡黙な映画ながら、後半になるにつれてエモーショナルなの
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わさび(2016年製作の映画)

2.8

芳根京子が素晴らしくて恐れ入った、作品を引っ張る印象的な存在感。
ただ映画としては父親の下りがイマイチ、うつ病で通すのにリアリティが希薄。全体に長めのCMのような感じでした。

月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.0

サム・ロックウェルのほぼ1人芝居ながら、ナイーブな面と粗野な面の使い分けがお見事。映画としては正直、キモとなる設定の1発勝負で終わってしまったのでちょっとイマイチ。もうひとひねり欲しかったのと、ラスト>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.9

超豪華キャストもさることながら、圧巻の美術含めた世界観のセンスが唯一無二!中盤のスキーのシーンとか安っぽさが斬新になるセンスの塊。

ただ物語が所々グロかったりブラックだったりするのがファンタジーな世
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エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

3.6

ド迫力の警察映画。主観カメラ中心の映像はリアリティ満点。
ジェイク・ギレンホールは相変わらずのキレキレで、グロ描写もしっかり。
強いて言うとドラマとしての深みがあるとなお良かったが、リアリティ特化と見
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ローラーガールズ・ダイアリー(2009年製作の映画)

1.9

エレン・ペイジがかわいいだけの映画。スポーツドラマなのに盛り上がりどころがなさすぎなのがちょっとなぁ。

なんだかおかしな物語/ボクの人生を変えた5日間(2010年製作の映画)

3.2

地味ながらなかなかの良作。
ラストが優しく爽やかで良い。前向きな気分になれます。

劇場(2020年製作の映画)

2.4

とにかく山崎賢人役に1mmも共感出来ない。テンプレな夢追いクズで、面白みも可愛げもなく見ていてつらい。
救いは松岡茉優で、作為的な面と自然な面の両方で凄い存在感。孤軍奮闘も素晴らしい。
面白かったのが
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.7

会話のやり取りが一々シャレてて、音楽のチョイス含めセンスがとても良い。題材としても、こういう不器用な主人公と大人びた友達との微妙な関係性はすごく好き。
ただ個人的にはドラマとしてもう少しメリハリがある
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リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

3.6

昔見たやつの再見。ウィノナ・ライダー全盛期のかわいさがやばいな~映画としては見返すとちょっと甘すぎというか、トレンディドラマみたいな話。良くも悪くもThe 90年代。音楽はサントラ買うくらい好き。リサ>>続きを読む

mellow(2020年製作の映画)

3.7

会話のセンスがとても素敵で、展開も不自然なことは起きないので見てて癒される映画。
ともさかりえ夫妻との言い争い(最高!)などちょいちょい笑えるところもあり。
ただ全体にキャラが善人すぎてファンタジーす
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.3

BLMが叫ばられるこのご時世にドンピシャな、非常に考えさせられる映画。
暴力に暴力では憎しみしか生まれないんだよな~結局挙げた手をどちらかが降ろさないといけないんだけど、それにはすごく勇気がいるわけで
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.4

ラピュタみたいな冒険活劇かと思って見たら、エヴァみたいな終末感漂いまくりのSFでした。
なるほど1988年(!)制作とはとても思えないハイセンスぶり。
時代を先取りした傑作なのは間違いないけど、ちょっ
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.9

ラスト含め意外と展開が骨太というかダークでなかなか面白かった。アクションも見ていて楽しい。よく見たらSAWの監督か~たまに妙にグロいシーンがあるのも納得。

コンスタンティン(2005年製作の映画)

4.0

キアヌがどのシーン切り取っても最大級に格好良いぞ!
徹頭徹尾、厨二心をくすぐる設定も最高。
十字架ガンとかのギミックを活かすアクションがもう少しあればなお良し。
ティルダ・スウィントンは相変わらず人外
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