lalalalabombaさんの映画レビュー・感想・評価

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GOEMON(2008年製作の映画)

3.7

ニューウェイブ時代劇とでも言うのだろうか。リアリティや時代考証は無視して同時のスタイルで描く。
「世界の終わるとき」があまりにおもしろかったので紀里谷作品をチェックしようとこの作品を選んだら。
色彩と
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正欲(2023年製作の映画)

1.1

登場人物のほとんどが病んでて細かいことを気にしてウジウジするタイプ。エネルギーの波動が低くてかかわりたくないタイプ.こうも同じようなタイプばかり出てくると監督がこう言う人間なのかなと思ってしまう。窓ガ>>続きを読む

世界の終わりから(2023年製作の映画)

4.5

唯一の家族を失って孤独になった女子高生が夢を見てこの世界を救うというストーリー。戦国時代の夢と2030年の現実の日本を行ったり来たり、戦国時代は彩度を落としたモノクロームのような色彩で黒澤映画をおもわ>>続きを読む

過激派オペラ(2016年製作の映画)

1.0

映画というものは監督が1人頑張っても出来ないしスタッフや役者たち編集や音声。照明カメラとそれぞれの力が統合されてこその作品となる。
なのでそのエネルギーが何乗にもなって観客にも素晴らしい体験となる。
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パラドクス(2014年製作の映画)

2.8

シューマンの交響曲が流れる中ひたすらエスカレーターが動く。
突然花嫁衣装の老婆がエスカレーターに横たわっている。意味不明な兄弟と自称刑事のエピソード。
無限ループする階段。彩度を落としたカラーとモノク
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アリスのレストラン(1969年製作の映画)

3.8

遠い昔に観た。
ポンコツのワーゲンバスでゴミを捨てに行くエピソード。

いろんなところに持っていくが結局ゴミはその場所を変えるだけと言う教訓。
原発もそうだが、ソーラーパネルもいずれゴミになる家も人も
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マーベラス(2021年製作の映画)

3.0

ドラマ「サバイバー」を観て恋をしてしまったマギーQ目当てに観た。
暗殺者として育てられたベトナムの女の子が師匠を殺された復讐に燃えるというよくあるストーリー。
SLジャクソンにフライングVを贈るシーん
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ほしのこえ(2002年製作の映画)

3.8

「君の名は」「天気の子」と天変地異を軸にストーリーが展開していったが、今まであの311はなんとなく象徴的に描かれていたが本作では、より直接的に3.11は描写された。
で、何が言いたかったのはよくわから
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ローレル・キャニオン 夢のウェストコースト・ロック(2020年製作の映画)

4.0

ベトナム、反戦、ヒッピーセックス、ドラッグ、そして音楽。
そんな時代LA郊外のローレルキャニオンに移り住んだミュージシャンたちのドキュメンタリー。CS&NからCS N&Yへナッシュとジョニの恋「青い目
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いぬのえいが(2004年製作の映画)

3.0

ファッキンJ-POPに乗って意味不明なアニメで始まったと思ったら、古臭い替え歌でのミュージカル風。
どうしたのコレ?ゲバゲバ?
見るのやめようかと思ったけど柴犬が出てきたので見続けてしまった。
川平ジ
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フレンチ・ラン(2015年製作の映画)

3.6

フランス製のアクションものかと思ったらバリバリアメリカンだった。
CIAがフランスにも支部があるとは!
冒頭モデルにヌードで街中を歩かせみんなが注目する中スリをしまくるシーンはヌードのモデルのインパク
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縁の下のイミグレ(2023年製作の映画)

3.5

その昔、フランシスコザビエルはキリスト教の布教の名目で日本にやってきた。
本当の目的は信者にしてその労働力をヨーロッパにも売るため。
ザビエルは貿易商でした。日本に欧州からの武器を売る。そして日本人を
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

-

最近の若い目の映画ユーチューバの中でベスト3に入るようないわゆる名策の部類。たしかに面白い映画だったがこの作品をベストに選ぶという感性は映画ファン遺伝子には流れているんだろう。
この映画は面白くないと
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

-

昔、同じタイトルの映画をテレビの洋画劇場で観た記憶があるが、検索しても出てこない。
もちろんサイモンとガーファンクルの曲を使っていた。
この映画を観るかどうかは未定。

コンペティション(1980年製作の映画)

4.5

ピアノにかけた青春映画。
とにかく役者の出来栄えが素晴らしい。
首から下は映さない演奏シーはよく見るがこれはちゃんと弾いてる。
リチャードドドレイファスこのあと音楽の先生役したけどこの映画のおかげだろ
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宇宙人ポール(2011年製作の映画)

3.9

これはおっさんたちのE Tだな。下ネタ満載だし,エリオットみたいに純粋でもないけど宇宙人に出会ったことで階段を一段上がる。
ところどころにE Tへのオマージュを見ることが出来た…カウボーイに変装させた
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.2

少年野球の試合のシーンで始まる映画は少し前に見た記憶がある。エドガーウインターの70年代の軽快なロックで始まる。青春というにはちょっと幼い思春期冒険ものみたいな滑り出しはなかなかいい。
少年の連続誘拐
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.6

これほどの音楽映画だとは想像もしなかった。

「セッション」の何倍も心動いたし音楽的な感動を味わえた。
仙台から出てきたサックス馬鹿がすごうでのぴあにすととしりあい、居候しているやはり同級生とバンドを
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スキャナー・ダークリー(2006年製作の映画)

3.7

アニメの様に画像を処理したその外観に目を奪われる。普通のアニメではなく微妙に変化する様子がそう思わせる。麻薬中毒患者にはこんなふうにみえているのか。
その加害権に目を奪われているとこの作品の本質を見失
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

4.1

もう50年前になる,アルパチーノがまだ青年だった頃のエルトンジョンではじまるアメリカンニューシネマタッチの銀行強盗もの。この手の映画のある種スタンダードを作ったと思ってる。
銀行強盗とそれに立ち向かう
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遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011年製作の映画)

3.9

あのジョンカーペンターの「遊星からの物体X」の前日譚。
ほぼほぼカーペンター版を踏襲したストーリー。
人間なのかそれとも人間に化けたエイリアンなのか…南極の基地という閉鎖空間での密室サスペンス。
いつ
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ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)

3.7

このボーンシリーズを初めて見た。
伏線にある国民監視システムがどんなものなのかをみてみたかった。
折しもTikTokを利用禁止にできる法案がアメリカで通り、翌日中国資本であるこの危ないシステムをアメリ
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丑三つの村(1983年製作の映画)

3.4

例の「八つ墓村」の元になった津山30人殺しのお話と聞いて,「市川崑版「八つ墓村」の後に見てみる。
日活ロマンポルノの田中登だけあって雰囲気は日活ロマンポルノ。池波志乃や五月みどりといういろっぺーおばさ
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八つ墓村(1996年製作の映画)

3.8

96年制作で昭和24年が舞台になっている。
浅野ゆう子のヘアスタイルがバブル期のトサカみたいで違和感があった。戦争直後の裕福な田舎という雰囲気ではない感じ。一方萬田久子はとても美しくて妖艶な匂いさえ漂
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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士[完全版](2009年製作の映画)

4.1

2に引き続き3も完全版を鑑賞。
合わせて9時間の長丁場はなかなか疲れたけど長いなと思うことはなかった。
2〜3は同じストーリーの継続なので6時間の上映時間となる。3はリスベットは病院に入院しているので
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ミレニアム2 火と戯れる女[完全版](2009年製作の映画)

3.7

ミレニアムシリーズは長い完全版というのが2にもある。

ミレニアムオリジナル完全版前後編3時間を鑑賞直後にこの続編を観る。どうやらこのシリーズにはすべて前後編3時間に及ぶ完全版とやらがあるらしい。
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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女[完全版](2009年製作の映画)

3.9

ミレニアムにも完全版が存在していたとは!
ダニエルクレイグ版は何度も観ているが,こちらのオリジナル版は一回か2回ぐらいしか観ていないので記憶が少ない。
主役は007ではなくしょぼくれたおじさんなので随
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.6

Netflixの紹介文を読んでアルゴアの「不都合な真実」みたいなウソで固めたあおり映画だろうと斜めから見た。
だいたい気象をコントロールするなんで核や細菌兵器以上にヤバいやつじゃないか。
そんなものを
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トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

3.9

人類が子供を産まなくなった近未来の話。
そこは伝染病やテロや反乱分子や特権階級やら有象無象の世界。
インフレやら物価高騰やら戦争だのなんのと言ってるコロナ禍以降の世の中そのもので,すごくリアリティがあ
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ワン・モア・ライフ!(2019年製作の映画)

3.3

天国の手違いで死ぬ時間を92分だけ延長された男の話。女を追いかけサッカーの試合に一喜一憂し浮気を繰り返す。
イタリアでは多分それが男として普通なんだろう。そんな普通の親父が残り902分の人生をどう過ご
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

4.0

進学出来ず彼女とも別れたチャランポラン(と言っても至って普通な)高校生がチラシの可愛い女の子に釣られて林業研修に行く。
ローカル線を乗り継ぎ三重の山奥へ、
研修が終わるとさらに山奥で林業を営む会社へ配
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.0

団地に引っ越してきた姉妹とそこに住むインド系の男の子とアフリカ系の女の子の夏休み中の出来事。
子供に取ったら夏休みは冒険に満ちたワクワクする時期だとおもうが、この映画は不穏で不吉で恐ろしい。
妙に誇張
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怪物(2023年製作の映画)

3.5

映画はどんなホラーでもグロでもスプラッターでも社会派でも行き着くところは娯楽である…だからこそそこに芸術や真実を見つけることができる。
そう思って毎日のように映画を観ているが、この映画を観始めてしばら
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パレード(2024年製作の映画)

3.3

この世に強い未練を残したまま死んだ人が一時的に集う場所がある。
そんな世界での出来事をファンタジックに描く。長澤まさみは息子を残したまま津波に飲まれて死んだシングルマザー。
仮の世界にいる人はこの世の
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

3.5

もう40年も前に一世を風靡した曲がありました。
アメリカを代表するシンガーが新旧集まってアフリカの飢餓を救おうとある曲を録音した。
それが「USA for AFRICA」この時代はミュージシャンによる
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スケアクロウ(1973年製作の映画)

4.6

半世紀以上前のアメリカンニューシネマ。ハックマンが40ちょいパチーノ30ちょいの脂が乗っていた頃の作品。
当時名画座で何度も観た記憶がある。演出は殆ど役者の自由という感じで,冒頭からアドリブでシーンを
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