lalalalabombaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ザ・インフェルノ(2017年製作の映画)

1.9

YouTubeで紹介があったので観てみた。
このユーチューバーはお勧めはしないと言っていたので逆にみてみたくなった。
別にみて損したとは思わないがみてよかったとも思わない。
チリで実際に起きた事件を元
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ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)

3.8

無気味で正体不明の「ヒッチャー」の85年版と07年版を連続で観た後にこの映画を選んだのは何かのサインのように感じる。
タイトルはオリオルパウロのめっちゃ面白い映画と同じだと言うのも選んだ理由の一つだが
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ヒッチャー(2007年製作の映画)

2.0

85年のオリジナルを観てから観てみた。
今回は彼女と2人で、ヒッチャーに出会う様子はオリジナルとまったく同じ。
本当に全く変わらない。
どこから変わっていくんだろうと観続ける。
結局何も変わらない。
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ヒッチャー ニューマスター版(1986年製作の映画)

3.8

Netflixでリメイク版を観ようとしてやっぱりこっちを見とかないととu-nextでオリジナル版を観た。
覚えているのはルトガーハウワーの不気味な笑いとフライドポテトの指くらいだった。ヒッチハイクした
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.8

Netflixとデヴィッドフィンチャーが組んだ映画。
凄腕と思われる殺し屋がミスをして家族に被害が及ぶ…。て、殺し屋はどうするかという。
独白で心象風景を描写し、その通りになってる感じはする。
男は本
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REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.0

スターウォーズの衣装を着た7人の侍。
擦られまくった黒澤明作品だが遠く足元に及ばない。
侍たちのキャラクター立っておらずドラマがない。
アクションも衣装も遠い星のそもそも人類ではない生物の物語なのに巻
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グレイス -消えゆく幸せ-(2020年製作の映画)

3.3

小さな弁護士事務所に勤める新米の弁護士ジャスミン、彼女は司法取引の書類を整えるのが仕事で法廷に立ったこともない。
その彼女が担当させられたのは話題の事件の容疑者グレイスウォーターズ。
当初は自白もして
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

優秀な肉体を保有する黒人。
黒い人種をアフリカンアメリカンなどと言い換えることで差別意識の免罪符としてきたホワイトアメリカン。
その考えは心は女性なる人に寄り添うとしてヘンテコな法律まで作らせるように
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.7

冒頭の出演者の紹介の仕方で群像劇が始まると勘違いした。もしかしてみーたんが優子ちゃん?と勘付いて、あらすじを読んだら全部書いてあるじゃん。
その辺のつながり方が解けていくのを見たかったんだけどな。
1
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グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.0

実際に起きた事件を元にしているらしいが、ドラマヴァージョンもあるしドキュメンタリーもあるのでさぞやセンセーショナルな事件かと思って見たらめっちゃ地味な作品だった。
ちゃんとした立派ななースであり、同僚
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

2.5

この手の設定の映画ってよくあるが、基本ウソで飯食ってる映画人たちの劣等感というか罪悪感で作るんではないだろうか。
全編流れている正義みたいな空気感がとても嫌だった。この雰囲気で150分も進めるのか?と
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望み(2020年製作の映画)

3.6

モデルハウスのような豪邸に住みおとうさが堤真一、お母さんが石田ゆり子というまさにモデルになるような家庭の中で高校生の息子が悪い仲間と付き合いだし帰らなくなる。
中学からの友達が死体で発見される。
当然
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レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

3.4

タイトルと主演で見たら普通の刑事物だった。

とにかくカメラがやたらスタイリッシュで画角やガラス越し、鏡、影を使って凝った画面になっている。
デルトロや仲間の警官たちは、クセのあるおじさんばかり。
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ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う ディレクターズカット版(2010年製作の映画)

3.7

いきなりエグっい殺人シーンで幕開けする。エンディングロールも縦書きのザ日本映画。保険金殺人で暮らす母親と2人の娘。
巻き込まれる代行屋。
いちいち芝居がかった台詞、象徴シーンも夢も極めて直接的で分かり
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ミッドナイト・スペシャル(2016年製作の映画)

3.3

誰でもが属するその世界がある。自分自身を歓迎してくれる世界を探して死ぬまで旅を続ける。
子供の頃の方がその世界を見つけやすいのかもしれない…その世界が見つかったら全力でその世界で暮らせるように応援する
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.3

暮も押し迫った師走29日、被親が危篤でうまく行ってない妻から矢の催促…急いで向かうくるまで人を跳ねて殺してしまう。彼は警察官のようだ、しかも組織ぐるみで何やら悪事を働いている悪徳警官らしい。
逃げる悪
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

3.4

ロードショーで観た以来かも久しぶりに観たが結構覚えているものだ。
映画館はもっと音がクリア位相が明確だった気がする。
ホームシアターの環境のせいか?
カレンアレンは古き良きハリウッドのお転婆美女を好演
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

4.0

リービングラスベガス」や「天使のくれた時間」など良作に出演していたニコケイだが最近はB級アクション娯楽作品に出まくっていてどうやら借金が原因のようだ。
オレゴンの山奥のポツンと一軒家で風呂もなくホーム
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

各国の映画賞を総なめして話題になった作品。
マクドーマンド以外は本当のノマドが演じたらしい。

前半は何かのグループセラピーみたいでなんて映画だと思ったがノマド生活をじっくり描くことで徐々に映画の中に
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(2001年製作の映画)

3.6

ゾーラバーチと共演してたのがスカヨハだとばかり思ってた…彼女は美人女優と言われ今や大女優と共演してる印象。「ゴーストワールド」も面白かったが、これも面白かった。

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.7

昭和から平成に変わる頃、世の中はバブル景気。そんな時代にミニシアターという客席数を抑えたマニアックな映画を上演する映画館が流行った時期があった。
何かの反動だとは思うが音楽と映像が主役で役者とかストー
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

1.0

世界的な資産家の莫大な資産を相続する謎の隠し子に化けて大金をせしめようとする詐欺師グループのお話、みたいだけど前作があるのかそしてそれを見ていないとそれぞれの関係性などはわからない。
コメディ仕立てに
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灼熱/灼熱の太陽(2015年製作の映画)

3.1

この手の大きな社会の流れによって人生を狂わされた人の映画はよくあるが、その描写の仕方によって感情再入できるかどうかが分かれると思う…誰でも大なり小なり市その時の社会の流れて人生は変化していく。
この映
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

お茶のお稽古に通う女性と茶道の先生のお話。

形から入っていく茶道に違和感を感じながらもその世界にはまっていく女性…キャピキャピの女子大生から三十過ぎるまでを演技する、黒木…そして樹木希林。
茶道はヨ
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.9

Netflixで数日かけてマインドハンターを見続けたからかすぐにお勧めにこの映画が上がってきたので鑑賞。

アメリカで1960年代に発生した連続殺人事件の犯人と関わり続けた警察官、新聞記者新聞社の風刺
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サムライ(1967年製作の映画)

4.0

中学生の時に洋画に目覚め休みの日にアランドロンやチャールズブランソンの映画を見に行ったりしてた。新宿の映画館が多かった。
その頃のことを少し思い出す。

中学生が見る映画ではないがカッコいいと思って背
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運命のボタン(2009年製作の映画)

4.0

ボタンを押したら誰か見知らぬ人が死ぬ、そして100万ドルが手に入る。
悩む夫婦。想像上の罪悪感を感じながらボタンを押さずにそのままにしてると翌日顔が半分ない男がまた来て100万ドルを置いていく。もうボ
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.8

何度も観たこの映画はどういうわけか映画館で観た記憶が欠落してる。
絶対に観たはずなのだがどんな映画館だったのか、ロードショーが名画座かも思い出せない。

DVDプレーヤーを買って初めて手に入れたDVD
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ヴァスト・オブ・ナイト(2019年製作の映画)

4.1

低予算のカルトムービーだとは思うがめちゃくちゃセンスを感じる。
まず設定が50年代、アメリカの片田舎、主演がラジオDJと電話交換手のバイトしてる女子高生というのがいけてる。
スマホの時代に電話交換手な
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ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

3.0

漂流した宇宙船に乗った人のお話。
みなさん哲学的とか絶望的とか言ってるけどそういう感じはしなかった。
そもそも火星に逃げ込もうという選択をした時点である意味人生の選択肢を狭めたわけだし。
未来が救いよ
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.8

2001年宇宙の旅をちゃっちくしたような骨組みの上に別なストーリーを組み立てた。
クローンはオリジナルとはどんな違いがあるのか、その記憶は本物なのかその感情は?
デヴィッドボウイの息子さんが監督をして
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COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)

3.7

コーエン兄弟が大御所の落語家としたらこの映画はその大御所にあやかろうとした二つ目落語家という感じ。
ずっとなにがおきているのかわからない。
多分保安官は何か悪いことやっててパトカーにその証拠と証人を乗
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次元大介(2023年製作の映画)

3.8

アニメ「ルパン三世」の主要キャラクターである次元大介を主役に見立てたスピンオフ実写版。
昭和の原作アニメの世界を彷彿とさせる世界観。
ボンネットバス、古いブルーバード(?)そしてオート三輪等懐かしい昭
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11'09''01/セプテンバー11(2002年製作の映画)

4.0

各国の映画人が911にちなんだショートムービーを撮りそれをオムニバス形式で繋ぐ作品。


各監督の洞察力の深さには恐れ入る。
中にはテロではなくアメリカのいつものやつと言う作品までありコレが事件の翌年
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ブレッド&ローズ(2000年製作の映画)

4.0

世界中で話題になっている移民問題を扱ったローチらしい作品。
これを観て一概に是非是非か否かを安直に言えるものではない。
世の中簡単に考え過ぎてる気がする。
川口市のクルド人たちとか…

とにかくこの
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1922(2017年製作の映画)

3.5

今から約100年前にアメリカの多分ネブラスカあたりの田舎の農場で起きた殺人のお話。

都会に憧れる妻、都会は地獄、都会人は地獄に落ちた罪人と信じる夫と息子。

何度も話合うが土地の相続者である妻は売る
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