本当にインフェルノな話だった。前2作と比べるとスケールはレベチな割に宗教や美術との関連が若干こじつけ臭く、正直ラングドン教授の出る幕なのかという疑問を払拭するのに時間がかかったが、大作映画としては相応>>続きを読む
アンジー監督×コーエン兄弟脚本という驚異的な布陣ながら、反日的と噂された内容のせいで全然話題にならなかった作品。
確かに日本側がよく描かれている点はほぼゼロに等しく、日本人としては複雑な感情を抱きな>>続きを読む
孤独を抱えるインフルエンサーが、旅行先である女性と出会った事でとんでもない事が起こるスリラーホラー。開始30分の衝撃、マジで何もネタバレ踏まずに観て欲しい……!
B級っぽい作品だが、タイトルから察>>続きを読む
母親を失い非行に走って暮らす少女の元に、顔も覚えていない父親が帰ってくる。まずハリス・ディキンソンがヤンパパ役なのに驚くんだけど笑、良い意味でストレートな父子の成長物語で良かった。
複雑なバックグラ>>続きを読む
ボンジョビ! こういうのでいいんだよ成分満載の王道クライムロマンス大作だが、起承転結もしっかりあって本当に丁度良い。とにかくヴェネチアに行きたくなる……! ベタニーおいたんが若くて美しい、、ベタニーの>>続きを読む
想像の何百倍もスケールがデカくてビビった。この内容で大々的に映画化できるアメリカ、攻め過ぎだ笑。日本の皇族が誘拐されるとかありえないもんな。トンデモ解釈のまま突っ走るトム・ハンクスに、ヴァチカン&ロー>>続きを読む
ONE N' ONLYというスタダ所属のアイドルが主役の青春ダンスバトル(?)映画。他にもBUDDiiSとその他EBiDANの面々が多数出演しているトンチキ色の強い極め付けのアイドルムービー。
正直>>続きを読む
Part1段階で散々な評価に遭っている中、Part2への期待を込めてPart1を楽しんでいたのだが、良くも悪くも全然期待を上回らなかったかな笑。
「七人の侍」をやろうとしてイマイチそれが出来てない(>>続きを読む
60年代らしい華やかなラブコメではあるが、現代的な視点で見ると、ホリーは男尊女卑の保守的な社会が生み出した不条理の被害者だよな…と切なくなってしまった。ポールの最後の決め手のセリフも「いやいや…笑」と>>続きを読む
凄いものを見た。これほど秀逸な前日譚ホラー、なかなか無いのでは。
オリジナルのリスペクトがとにかく凄い、1970年代当時の世相と狂信的な宗教の思想観を絡め、悪魔の子ダミアンの役割を明確化したストーリ>>続きを読む
クリストファー・ノーラン先生の長編処女作。ようやく長編作品をコンプリートできた。ほぼ自主映画なのに、初手からしっかりノーラン節で天晴れ、、なんだこの監督。
ただ時系列をかき乱すだけなら小手先過ぎてつ>>続きを読む
この鑑賞後感よ。「太陽がいっぱい」ほど癖がなく大衆色は強いが、ストーリーはしっかり骨太。承認欲求を軸にした合理性と感情の駆け引きは常にハラハラするし、リプリーが人間味あって若干抜けてる分否応にも同情し>>続きを読む
各々の感情と理性の駆け引き、ジワジワと真意に迫って行く過程が面白くはあるが、流石にオフビート過ぎて飽きる笑。ゴリゴリのアート映画な上、サッカーや闘牛に無関心なキャラクター描写かつ脅威の日本オタクっぷり>>続きを読む
TVシリーズを探偵の調査視点で追った別観点の総集編+αであまり観る必要がないかと思いきや、実写ドラマ放送中の「RoOT」の実質的な原作だった。
構成含めて傑作であるTVシリーズと同じ映像を再整理した>>続きを読む
明日からの劇場版に備えて予習。そんなに予習必要そうな感じはしなかったけど、新一/コナンとキッドの出会いのエピソードを観られてよかった。次郎吉おじちゃんアグレッシブすぎて笑った。それにしても、蘭も青子も>>続きを読む
主人公と彼自身の自覚的な"タブー"嗜好との葛藤が剥き出される衝撃作。挑戦的でセンシティブなテーマ性ながら、狂気性を押し出す派手な演出よりシンプルかつ静謐なシークエンスを多用する事で、人間の怪物的な精神>>続きを読む
愛娘を探す母親とその周囲に生まれる、激情の奔流と軋み。不条理な社会における人間の深淵を巧みに覗き捉え、燦燦たる不快感の連鎖の果てに、一抹の希望を残す。吉田恵輔監督の真骨頂とも言える力作。従来のイメージ>>続きを読む
人間の信頼と拗れを描くジャンル映画において吉田恵輔の右に出る者はいない。1時間半でここまでリアルで強烈な不快感を与えてくるの強すぎる。ムロツヨシは撃たれなかったらどうなってたんだろうか……。
スターウォーズで例えるならば、プリクエルをオリジナルの時期に作ったような…笑 テンポ感も絶妙に良く無いのだが、シーンによっては割と好きなところもあって(特に後半の特撮シーン)、破茶滅茶な画力が全体的に>>続きを読む
新作(前日譚)に備えて鑑賞。20年以上前の作品なので、美しいとか怖いとか以前に最早ギャグに近いVFXやセットには目を瞑るとして、野村萬斎VS真田広之の陰陽バトルは流石にカッコいい。
日本産のヘンテコ>>続きを読む
B・クローネンバーグの狂気、再び……。
前作では自己と完全な他者の意識の融合を描いていたが、今作では自己と模倣された自己の意識の共在…と、これまた大胆なアプローチ。そこから見栄やプライドに支配された>>続きを読む
所々間が悪いが、前作に引き続き丁寧な画作りには見入る。寄生獣の存在意義にも頷いた。新一、めっちゃやらかすやん笑。
伝説的プロレス一家の栄光と凋落。人気俳優の身体を張った役作りや格闘シーンに圧倒される一方、心身を摩耗していく兄弟の姿に心が痛む。"男性らしさ"を求める保守的な家族像の有害性を、実話を用いて抉り出す問題>>続きを読む
金塊強盗で収監中にレコーディングした曲が大ヒットした伝説のラッパーの伝記映画。嘘のような本当の話で唖然とした……。
主人公はイスラム革命に巻き込まれた難民一家の長男で、複雑なバックボーンを抱えながら>>続きを読む
これぐらい安心して楽しめる劇場向けのブロックバスター洋画、ここで最近本当に貴重だからほっこりした。フィービーのやらかしっぷりはとんでもなかったが笑、前作以上に「家族」や「友情」が押し出された王道映画に>>続きを読む
韓国実写版配信に向けて、山崎貴監督の日本版を。韓国映画バリの異形バイオレンスで大満足。白組VFXの緻密さよ。思ったより「東京喰種」でサノスだったけど前世紀の原作かつ2014年の映画なのか、時代先取って>>続きを読む
ゴリゴリに抉られた。ディストピア世界を舞台にした日常を描く事で、繊細で鋭利で醜悪な人間心理とその存在の不条理がより強調されるストーリーが、巧いに余りある。可愛らしい絵柄からは想像し得ないハードで居心地>>続きを読む
大スターとの出会いと結婚生活を赤裸々に描く伝記恋愛映画。エルヴィスが大佐から所有と搾取を受ける裏で、プリシラがエルヴィスから同様の扱いを受けていたという皮肉。実話に基づきながら、誰もが共感し得る女性の>>続きを読む
らしさって何?が詰まった作品。アメリカで疎外されるアジア系家族の少年が主人公というのもまたテーマ性を強め、多角化していて素晴らしい。彼らの未来が明るいといいな〜
多様性の国アメリカでこんな事が起こってるのか、、????? ここ最近、アメリカの2/3以上の州の学校の図書館から、不適切な表現を含む本が消えているという問題を扱った短編ドキュメンタリー。今年のオスカー>>続きを読む
今年のオスカー短編ドキュメンタリー映画賞ノミネート作品。台湾系アメリカ人監督の父方&母方のおばあちゃん二人が、アメリカで仲良く暮らす様子を切り取った映像。一見するとフィルムで撮ったお洒落なホームビデオ>>続きを読む
ジブチの広い景色をバックに、重低音の効いた劇伴と統一的な訓練のシーンが生み出すシュールなシークエンスの数々から、人間の深淵に眠る激しい情動がジュクジュクと滲み出ていく様が恐ろしく、身悶えするほど美しい>>続きを読む
人間の感情抑制が推進される近未来で、主人公が自身のDNAを"浄化"するために過去にダイブする…というSFサスペンス。「リベリオン」みたいな世界で「エクスマキナ」系のアートSFかな〜と思ってたら、想像の>>続きを読む
「鳥の渡り」を題材に、初の渡りに挑戦するカモたち家族に"新しい事に挑戦する"人間の姿を投影するという、イルミネーションとしては珍しく骨のあるストーリー、面白かった!
色々な鳥たちとの出会いと別れを繰>>続きを読む
「怪盗グルーの月泥棒」で月に取り残されたベクターが地球に戻ろうとしながらミニオンたちに邪魔されまくる短編。久しぶりにミニオンを観た気がする。
かわちくてダルくてかわちい🍌🍌🍌 宇宙規模の壮大な舞台に>>続きを読む
伝記映画でここまでアート性重視なのも中々の考えものだが、これほど役者も構図もセットも劇伴もイカしてると2時間半全然観れちゃうな。少なくとも映像面では、YSLが全面協力しているピエール・レネ版より良かっ>>続きを読む