れいゆさんの映画レビュー・感想・評価

れいゆ

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.9

浅野いにおはそんなに嫌いじゃないけど浅野いにお好きな人はなんか受け付けない、もちろん例外はいるんだろうけど

けど面白かったし続編も気になったよ!!!

駅馬車(1939年製作の映画)

3.7

全てがハリウッドって感じの映画。
様々な人が乗ってる駅馬車〜とか言ってるけど一つの人種の様々な職業の人が乗ってるだけで通底にある差別感情のようなものを余計引き出しただけのような気もする
ヘイズコード期
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サタンタンゴ(1994年製作の映画)

4.3

性悪説の提示、究極のリアリズム映画ともいえる
アンドレ・バザンのいう「現実への漸近線」に最も近いと言えるのではないだろうか、圧倒的長回しによって引き起こされる目眩のするような映画体験はむしろ現実よりも
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

確かに女性という存在は子供が一度生まれると「娘」と「母」という存在のキメラになるのかもしれない
性というタブーを出発点としているがプロットは案外わかりやすかった、しかしこれは女性の方が「わかる!」とい
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あこがれ(1958年製作の映画)

3.6

恋と性愛に目覚めた無垢なガキたちによる初期衝動
ベルナデットは綺麗だし惹かれるよね、彼らが自分たちがしてることが無益だということをなんとなく自覚してるところも可愛らしかった

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.2

少年時代を触られた、そうだよな、大人ってわかってくれないよな
両親に大いに責任はあるがアントワーヌ君の大きさはよく感じる、現実を映すヌーヴェルヴァーグの面白さに気づいた
特にこの映画はそれぞれ平等に持
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ターミネーター(1984年製作の映画)

3.6

展開はわかりやすい、第1話って感じ
最近漫画や映画などの視覚効果を用いるエンタメの最重要事項って「構図」だと思うようになってきたのだけれどこれはカッコよくていい感じ、2が最高らしいので期待

菊次郎の夏(1999年製作の映画)

4.3

言葉足らずで演技足らず、その上に満点の音楽、そんな余白を自らで埋め合わせることでノスタルジックな夏に到達する、素晴らしい映画
武映画は初めてだったがとても良かったし感動した、久石譲はずるいって
正男が
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

3.8

笑えるのがすごいけど同時に引くくらい風刺だ
資本主義で生きる人々に対する風刺が効いてるベルトコンベアのシーンや社会主義への憧憬ともとれるボロ屋での生活もいい

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.1

令和の時代に夜神月が見れるとは思わなかった。
前情報なしで見て欲しい、とてもいいクライムムービーだった。まんまアトラクションの映画。

天気の子(2019年製作の映画)

4.2

セカイ系ボーイミーツガールでコーティングしているがその実は日本の格差社会に対する強い訴え、いわゆる「トー横」が世間に浸透する前から歌舞伎町という街のスラム化を描いていて驚く
新海作品にしては表現が古典
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.1

災害は若者の通過儀礼を拒絶するものであり、未来を否定するものである。新海誠監督が後ろ戸として選んだものは「中学校の入り口」「観覧車の扉」であり、これらは成長過程でマイナスのイメージを漂わせながらも乗り>>続きを読む

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

3.5

わっかんねえ、この映画の4つの時間軸をしっかり分かって見れてる人ってどれだけいるんだろう
緻密すぎるが故に映画の商品としての価値は薄い、あまりに芸術に近い実験的映画、陰影で輝く美術が美しい
アランレネ
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E.T.(1982年製作の映画)

4.4

後半20分はイマジナリーロードムービー、新しいロードを作り出すのは型にハマってしまった大人ではなくいつだって夢見る少年なのだ!彼らの想像力が空に道を描き出す

2回にわたる空中飛行、BGMと相まってど
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.7

映画館での映画体験は周りの人に左右されすぎ、右斜後ろの人がずっと席の上に足を置いてきてぜんぜんケリーライカールトの世界に入り込めなかった

映画という枠を外れかけている映画という感想、眠かったしだいぶ
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生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

4.5

今まで映画で感動したことはあれどうるっと来たことすらなかった自分でも涙が出そうになった、小津安二郎すごい
お父さん役の方の演技が凄まじく、寝ている息子たちを見る目が優しすぎて感動する
父息子というもの
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.5

これこそオフビート感、この映画が1番好きって言いたいセンスよさそうに見える
主人公の声が高い、彼はまだ大人ではないが大人に憧れている、タバコを得意げに吸うシーンがまさしくその表象

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

印象的なカットが数多く用いられている印象
特にオッペンハイマーとテラーがお互い逆を向くシーン、あれはよかった
あとは実験終了後の集会でオッペンハイマーに近い人の顔にピントがあたっていないのが「心ここに
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.7

いい邦画、おもしろい
性にまつわる話は言及しづらいし、俺には2人が行為に及んだ理由の芯を理解することは出来ない
「あなたの傷にも気付かなくちゃいけない」という考え、とてもわかるが同時に怖い
彼女がそう
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キッドナップ・ブルース(1982年製作の映画)

4.0

心地いい日本式「都会のアリス」
心がしんどい時にながら見したい、タモリさんの演技はめっちゃ新鮮だった

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.9

めっちゃノワール感
レプリカントは人間なのか、強く人間として描かれている彼らに罰は与えられるべきなのか

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.3

ずっと面白い、音楽も最高
最後に3の内容出すのもずるいよ、続きがどうしても気になっちゃう
あとビフは不憫

セルピコ(1973年製作の映画)

3.6

アルパチーノの演技っていくらでも見れる、てかアルパチーノってなんかいつも彼女(か妻)に当たってるイメージあんねんけど
警察内部の腐敗、セルピコは実在の人物であるはずだからこの映画もリアルに近いのだろう
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.1

IMAXで鑑賞。人生初のIMAXとしてはなかなか良いチョイスだったのではなかろうか。
IMAXでなく家で観たらもっと評価が落ちそうな作品

全体を通して神話的ながらも強く感じる散りばめられたオマージュ
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.8

業界人がこんなに無知蒙昧ではないことを信じている
とにかく、東京の人と街はこの映画では区別されており、日本人から見ても外国の方から見ても東京の摩天楼は孤独だが美しい
言語が通じない(これはこれで問題だ
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

3.6

米澤穂信の「可燃物」の中の一編を思い出した、証拠の不確かさを推理していって11人の男を仲間にしていく過程がいい
背が低くて声が高いメガネのやつ、あいつを構成する全てが名バディすぎる
そして最後に名前を
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.7

専門用語が多すぎて面白いのかどうかすら自分で判断できない、サムライ8を読み始めた時の感覚
小説版を読んでることが前提なのかな?と思えるくらい、それに赤青のダメージ描写などよくわからん点も多い
けどまあ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.4

映画って商品なのかも、と強く思った、エンタメとして最高すぎる

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.9

左右対称な画面がとても心地いい、話自体も未来から語られてるという点で安心できながらもハラハラできるから心地いい
なんかずっと心地いい映画でした

テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

2.6

だいぶグロいスーパーはちゃめちゃエンタメ映画です!
1で死んだ兄弟の姓がヘイズなのはもしかして当てつけなのか?

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.3

他の一切の要素なんていらないのかも、最後のシーンは良かったなあ
アニメ映画って無限に世界を作れるのに音楽に乗せてクライマックスを持ってくる作品が多いの気になる
全体的にわかりやすくデザインされてた、街
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羅生門(1950年製作の映画)

3.9

一つの事実、一つの人物を多面的に見ることでそのものの実情を掴もうとする、それは当然この世界で生きる上で必要なことであるがこの映画では1時間半という時間的制約を設けることで絞られた多面性を呈することを可>>続きを読む

テリファー(2016年製作の映画)

2.5

集中してまで観ることもないな〜っていうスプラッタ映画
個人的にホラー映画が怖いと思ったことあんまりないんやけどなんでなんだろう、登場人物に感情移入出来ないから?
酒飲みながら友達と見たら楽しそう

市子(2023年製作の映画)

4.3

しっかり描きたいものがあって、その上中盤をサスペンス仕立てにすることでしっかり映画にのめり込める、監督本人も長谷川のロードムービーのような側面もあると仰っていてとても納得した。
市子という人間を理解し
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