ちゃんようさんの映画レビュー・感想・評価

ちゃんよう

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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

コメディ調なのかと思ったら思ったよりも考えさせられる話だったが、アルコールに関して良い面と悪い面両方を描いていて、メッセージ性を良い意味であまり感じず、気楽に見ることができた。

ラストのダンスシーン
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.9

親子の一夏の思い出を描きつつ、父と同じ年齢になった娘の現在の心情が断片的に映し出されている。

早く大人になりたいと思う娘と年齢を重ねていくことへの不安に苛まれる父親とのギャップが非常に印象的。
同じ
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オールド(2021年製作の映画)

2.8

今時逆に新鮮なオチ。
投げっぱなしの伏線はないが、非常に読みやすいし、意外性も少ない。

極限状態の中で人の変化や親子の絆の再生など色々なものが描かれているが、どれも中途半端な印象を受けた。

設定は
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.9

前作リスペクトを随所に散りばめ、なおかつ現代の技術を使って大迫力に仕立てた作品。
確かにこれならトムクルーズも続編として太鼓判を押すわという出来。

これ入れたら盛り上がるわという要素を詰め込んだ作品
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.7

叔父と子供が対話を通して絆を深めていく様子を淡々と描いた作品。

随所に入ってくる本の引用やモノクロの描写、そして子供たちのインタビューがリアルさを演出して、ドキュメンタリーを観ている気分になってくる
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.7

非常に素直なストーリーで、ヒューマンものとしては優等生と言える。

手話と歌によって聾者と聴者の隔たり、家族の絆や成長、恋といったエピソードが上手くまとまっていて、万人受けするような内容となっている。
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ビバリーヒルズ・コップ(1984年製作の映画)

3.6

型破りな刑事が上に逆らい、独自の捜査で事件を解決するという王道ストーリー。

非常に既視感はあるし、展開もベタで先は読めてしまうが、逆にいえばハズレがない話なので誰でも楽しめる。

エディマーフィー主
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

あらすじだけだとありきたりな感じだけど、それを感じさせない描写や役者の方々は見事。

父親、妻との過去を遡りつつ、現代へと繋がっていくストーリーが非常に自然で、主人公の心情が伝わりやすい。
最後の最後
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三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟(1947年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

信じ続けることの大切さがとても上手く描けていて、最近の世の中だからこそ観て欲しいなと思った作品。

サンタを扱った作品だが、ファンタジー要素は薄く、最後の裁判も結構論理的な方法で解決する点も良かった。
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ワンダー・ボーイズ(2000年製作の映画)

3.2

ちょっと設定がごちゃごちゃしてて、わかりにくかった。
話自体はそんなに複雑ではないが、人間関係とその説明が遠回しでわかりにくい。

意外とコメディ調で観やすかったが、共感できるキャラクターは少なかった
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デジャヴ(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

さらっと見れるsfアクション作品。

かなり唐突にsf要素が入ってくるため若干面食らうが、鑑賞後は割とスッキリする。

タイムスリップを扱った作品としても整合性があまり気にならないようになっている。無
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.7

アクションというにはかなり静かだが、不思議なことにどんどん引き込まれていく作品。ストーリーも単純なので難しく考えずに見れる。

ジェラルド・バトラー演じる艦長が攻撃をしないという姿勢が作品を通して一貫
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

個人的には1より良かった。
前回詰め込みすぎて一つ一つの薄さが気になったが、今回は綺麗にまとまったからなのかあまり気にならなかった。
ラストのビル・マーレイも安定の面白さ。

新キャラマディソンの絶妙
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.4

俳優陣がとても豪華なゾンビ映画。
コメディ、アクション、ラブストーリーと色んな要素が上手くまとまった作品。

ただ詰め込みすぎてそれぞれはかなり薄味になっていて、ちょっと退屈なところもあった。ただ謎の
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ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

3.6

とにかく最初から最後までB級ゾンビ映画という感じだが、その間の抜けた雰囲気が良いコメディ感を出している。とりあえずホラー要素はほとんどないし、グロもチープ感が凄いので気にならないと思う。下ネタは多いけ>>続きを読む

コンジアム(2018年製作の映画)

3.5

自分はあまり恐怖を感じなかったが、途中のあるシーンはビクッとなった。昔のブラクラを思い出すような精神的にくる感じ。

舞台がずっと廃墟となった精神病院なので、じめっとした日本的なホラーな感じがしてよか
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.6

序盤がよくわからない感じまま淡々と進むので少し退屈だが、終盤はちゃんとスリラーしていて結構面白かった。

何となく話は読めるので、衝撃の展開といったようなものは少ないが、全体を見てみると綺麗にまとまっ
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

3.8

埋もれていた天才が才能を認めてくれる人に出会い、お互いに成長していくというかなりありがちだが、同時に外れの少ない話。グッドウィルハンティングに比べて若者側がそんなに捻くれてないので、こっちの方がキャラ>>続きを読む

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.7

ニコラスケイジはB級の作品ばっかりに出てるイメージだったけど、こういう作品にも出てるんですね。

あの時こうしていればっていう後悔をテーマにしたファンタジー。
恐らくみんなが思ったことがあるテーマなの
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.7

2回以上観ること前提の映画だと思いました。それくらい難しい。
解説見てもまだわからない部分が出てくるので、それを解消するために何回も観たいなって思う作品。
1度目の視聴中は考えてると置いてきぼりにされ
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スリング・ブレイド(1996年製作の映画)

3.8

何よりビリーホープトンプソンの演技が素晴らしい。
作中に「話し方が好き」と言われるカールの喉を鳴らす独特な喋り方はずっとその喋り方であったかのように自然で、聞いているこちらも心地よくなってくる。
特典
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.7

最初の身の上話について終盤勢いよく答え合わせしていくのが非常に気持ちいい。

登場人物が発する言葉の中に伏線がうまく散りばめてあって、最後まで目の離せない展開となっている。
話も多少難しいところもある
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30年後の同窓会(2017年製作の映画)

3.5

確かに「ビフォアサンセット」や「6才の僕が大人になるまで」の監督らしい会話劇が主体のドラマ。

言い回しや描写などが面白く、終始暗くなり過ぎない感じでいいのだが、この作品のジャンルはコメディーではない
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.7

正直キツイ。

グロいホラーは苦手なんですが、むしろグロさはあまり気にならなかった。
映画全体の雰囲気が異様過ぎて、グロいのとか気にならなくなってくる。
日本のホラーみたいになんとなく不気味という感じ
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パターソン(2016年製作の映画)

3.7

本当にただ何も起きず、ただ淡々とパターソンで暮らすパターソンの生活を描いている作品。

話が進むにつれて進んでいく詩がとても良い。
詩なんて大抵何でもないようなことを描いてるかもしれないけど、逆に何で
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.7

大雑把にいうと事件→調査→解決という一連の流れに沿って進んでいく。かなり正統派なミステリー作品

最初にある程度事件の全貌は明らかになるので、推理で犯人を探していくという感じではない。ただ登場人物の印
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サイレントヒル(2006年製作の映画)

3.5

原作の雰囲気を損なわず、割とちゃんとホラーしていると思う。実写でのクリーチャーのデザインも中々良かった。

エンディングで2や3の曲が流れたり、三角頭やナースが出てきたりとゲームやった人はそれだけで面
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Dear フランキー(2004年製作の映画)

3.8

フランキーが本当に健気。もらった石を大切に持っておく所や家族で出かけることをお願いする所など本当に良い子だった。

ジェラルドバトラーの静かな演技もとても良かった。最初はビジネスで雇われたのに、フラン
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セルラー(2004年製作の映画)

3.6

話としては出来過ぎな部分もあるがちゃんとサスペンスしているし、突っ込み所がある展開もコミカルに描くことですんなり観ることができる。

かなり俳優陣も豪華で完全に悪役のジェイソン・ステイサムや頼りになる
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グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

3.8

台詞回しと独特の雰囲気が非常に魅力的な作品。

ジャックとエンゾのライバルであり友でもあるという関係性がとても良い。お互いに笑い、競い合う誰にも立ち入れない感じは見ていて憧れてしまう。

俳優陣の演技
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ペット・セメタリー(1989年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

この手のホラーに珍しく、割とどの登場人物にも共感できる。大切な人を失うことを乗り越えられるかどうかという王道ながら身近なテーマで物語に入り込むことができる。

ただラストの展開がこれいる?と思ってしま
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

3.7

老人が恩人に会うために故郷に戻ると言うと簡単だが、ホロコーストの悲惨さや助けてくれる人の暖かさなどを描くことで深い話となっている。

凄く盛り上がりがあるわけでもなく、正直中盤は雰囲気でごまかしてるの
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.4

面白かったけどシャイニングの続編っていうとジャンルがかなり違ってうーん、ってなる。ホテルが絡んでくるのも大分終盤だし、必要性も疑問符がつく。

ただ単体として観ようとするとよくわからない所が多々出てき
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es [エス](2001年製作の映画)

3.6

有名な実験を基にした話だが、異常な環境下でどんどんエスカレートしていく人間の怖さがよく描けていると思う。

実験自体が有名なので展開自体は読めるが結末がどうなるかは読めないのでしっかり楽しめる。看守側
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.0

始まりから終わるまで「死」に向けて文字通り駆け抜けていくバディロードムービー。

「天国で流行っている海の話に混ざるために海を見に行く」というカッコいい始まりからコミカルに最後の人生を謳歌していく2人
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特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

3.7

今までは犯人のサイコパス感が前面に押し出されていたが、今回は歴史上実際に考えられていた優生学をテーマに、人種差別や移民問題など実際の問題と絡めているのでかなりリアリティがあって良かった。

またシリー
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