lbtmplzさんの映画レビュー・感想・評価

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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.9

なんか構図が単純過ぎるところも露悪的なものを感じる。なんかうざ人間の博覧会みたいな感じの映画。人間の嫌なところとまで大げさでもない。随所に視聴者を途中まで乗せておいてジェンダーの問題も指摘しているよう>>続きを読む

トリとロキタ(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

かなり厳しい…リアルはこうなのか…これは移民の現実を訴える映画なんだろう。これ日本で言うタコ部屋だし。二人はどんどん破滅に向かっていく。その過程が観てて辛い。

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.1

アキ・カウリスマキとかナイト・オン・ザ・プラネットとかの放浪物の雰囲気で大変好き。寝台列車で同室の男は粗暴な男だったがなんだか憎めない奴。シベリア鉄道的な列車旅、荒涼とした海と二人、行き止まり感、これ>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.8

かなり辛い映画だが、古田新太と松坂桃李の演技が素晴らしい。リアルすぎて更に辛い映画。でも現実ってこんなだよと思わせる。

しゃぼん玉(2016年製作の映画)

3.8

おばあちゃんの威力がやばい映画。いつでも味方だったなあ、ある時期にいつでも味方がいてくれただけでまあ人生なんとかやれるよな。みたいなことを考えていたがしかし酔っ払っていたのである。そんなの一発アウトで>>続きを読む

プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ゴア表現かなり激しく往年のホラーへのアンチテーゼ、あ、やっぱ殺すんだみたいなやつ多し。火炙りとか串刺しとか撲殺とか?そういうところは見どころかなあ…まあそれらをメインにみる映画ですね…えっそこで終わり>>続きを読む

ラストスタンド(2013年製作の映画)

3.8

闖入者を一撃で葬り去るおばあちゃんとかトマー村へようこそとかあとは随所にターミネーターネタが仕込まれており最高。

理想郷(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

日本的だと思っていた田舎の嫌な感じは実はスペインでも同じ…。いやこれは世界中どこでも都会、田舎の格差と対立のよくある話なんだなと思った。陰湿な田舎の気風と言うがそれには理由があるし都会からのイメージの>>続きを読む

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

すれ違いで終わるところが本作の一番の魅力と思う。最後の曲も原田郁子なところがクラムボン世代にくるものがある。まあそのあと幾度も転居を重ねて歌舞伎町の女王として君臨してほしいですね..

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

4.8

銀河ヒッチハイク・ガイドが好きなひとなら最高ではないだろうか。理不尽なことが多く起こる。でもどこか「どうにかなるさ」の精神で乗り切る。「パニクるな」精神にもつながるだろう。最後もきれいな終わり方をする>>続きを読む

ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)(2022年製作の映画)

4.5

とにかくアンヌ=マリー・ミエヴィルとの時代のインタビューや映像は観どころです!ついに理想のコンビに至ったゴダールの充実ぶり!彼女のゴダールと対等にもしくはそれ以上に議論を闘わせる姿は圧巻だし、以降の創>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.0

演劇のような設定とメタ的な演出を加えて更にカオティックな映画になっていると思う。グランド・ブダペスト・ホテルは好きだったし何よりロイ・アンダーソンの映画が大好きなのだが..出来事も荒唐無稽なのだが、背>>続きを読む

ほつれる(2023年製作の映画)

4.1

主演の門脇麦の主張はそんなに無いが徐々に最悪になっていく様が良かった。絶妙な間と嫌な感じを演出する演劇仕込の加藤拓也の脚本の素晴らしさ。同著書の『ドードーは落下する』の解説によるとこれらは細部まで計算>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

3.8

やや演出過剰に感じた。資料が少ないから仕方がない。当時の人々の生活の描写が2/3を占める。この手法はとても良かった。この事件は現代の差別意識へも繋がっているし決して古い出来事ではないのだと知った。演技>>続きを読む

アリスのままで(2014年製作の映画)

3.9

ジュリアン・ムーアが急に老けたり若返ったりするのが印象的だった。突然戻ってきたり、どっかにいってしまったりというのは、わたしの周りにはそういう症状の家族などはいないのだが、リアルだなと感じてしまう。強>>続きを読む

テリファー(2016年製作の映画)

3.0

スラッシャー映画。痛さがあまり重視されていなくさらっとした仕上がり。馬鹿っぽいキャラが死ぬのはまあ面白いとは思う。一番の見どころな股ギコギコはまあもう少し表情なんかが写ってほしかったかな。こういう映画>>続きを読む

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.1

途中に彼の理解者が一人でもいれば...。出口がない悪夢のような映画。細かい表情の演技が光る。なかなか観るのが辛い映画だと思う。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

割とストレートな内容でバンドやってた事がある人なら確実にグッと来ると思う。CM等で見ていたよりも音楽がモダンジャズでフュージョン気味にならずにスタンダードなところが良い。バンドあるあるがかなり詰め込ま>>続きを読む

ファウスト(1994年製作の映画)

4.5

人形劇と主人公の主観が入り乱れる。途中連続で悪魔を召喚したり追い払ったりするシーンは何故だが得体の知れない恐怖を感じる。子供の自分に観れば間違いなくトラウマ映画だろう。

トルソ(2009年製作の映画)

3.2

リアルな30代中盤の姉妹の葛藤的な感じ。トルソへの倒錯的なものがもっとあるかとおもったらまあアッサリした感じ。特に大ごとが起きるわけではなくこれまたアッサリ終わる映画。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.0

後半完全に自分の経験と重なってしまいキツ過ぎて観れなかった…自分の場合キツいが良い映画だと思う。宮沢りえの演技が凄まじすぎる…

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.8

結構昔に観てはいたのだけどWowowの見逃しリストにあったので。割といい年食っても、この映画から受けるメッセージは「人生、楽しんだ方が良い。ただし気を付けながらな」っていう感じかな。最悪劇場系映画。

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