Leafさんの映画レビュー・感想・評価

Leaf

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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

なんかよくわかんないけど、初めて観る開幕カットから良すぎて涙出るやつでした。
全体的に個人的なこの辺にカメラ置いて欲しいな〜ポイントも押さえてくれていて、とにかく画が良い。
監督、元々ドキュメンタリー
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

アリ・アスター新作。彼の短編は大体好きで、ヘレディタリーは怖くて半分くらい目瞑ってた気がするのでノーカン。ミッドサマーはテーマ的にどうしても好きになれないといった中での鑑賞。

確か元々は10分しない
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リトル・エッラ(2022年製作の映画)

4.1

ロスバンドのクリスティアン・ロー監督新作。
もちろんロスバンドはめちゃくちゃ好きなんだけど、今作も良かった。優しい世界。

人と仲良くするのが苦手な子の唯一の親友、そこに恋人がやってくる。仲間はずれに
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

3.8

リドリー・スコット作品初じゃないか?と思ってたけど、今ちゃんと確認したらオデッセイは観てました。勘違い。

女友達2人で週末バカンス、のはずが...

ずっとシスターフッド映画の金字塔的なイメージで、
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.2

こちらも始めて観てからだいぶ経ってる。
梅雨の時期にふらっと観ようかな〜と思って結局観ずじまいのやつ。好きなんですけどね。
新海作品の中ではトップレベルで。

全く強制力のない暗黙の了解の心地よさ。
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.1

初めて観てからだいぶ経ってる。映画館では初めて。

桜前線上映、桜を前面に出しときながら観賞後の爽やかさがほぼ無い。貴樹く〜ん😂
やっぱり個人的にはこのウジウジしちゃう感じが新海誠の作家性を一番感じる
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La sonate à Kreutzer(原題)(1956年製作の映画)

3.3

四季の物語Blu-ray特典映像
エリック・ロメール監督の初期短編。
白黒のナレーションのみ。

恋愛のための恋愛
結婚のための結婚
圧倒的に男側だけの心情を全部説明してくれるけど、これは女性視点があ
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春のソナタ(1989年製作の映画)

4.0

エリック・ロメール監督、四季の物語
今年一年かけて観ていこうと企画中。
本日は立春なので"春"

パーティーでたまたま出会った二人の女性の交流から始まる女3人、男1人の会話劇。

相変わらずただ会話し
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.1

圧倒的。

終始説明に徹した印象だったPart1からの展開。世界観、キャスト、アクション, 政治, VFX, 音響全部がこれぞ超大作という感じ。
話どうこう置いても、純粋に映像にワクワク出来たのが大き
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.0

ケリー・ライカート監督作品。
牛乳泥棒2人がドーナツ作って一攫千金しようとする友情ムービー。

他にも色々お金稼げそうなものがある中、わざわざ題材にドーナツを選ぶ目の付け所が流石、開拓時代、アメリカに
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

2023年パルムドール受賞作品、アカデミー賞各所にもノミネート。毎年勝手に受賞作予想してるので発表前に鑑賞。

とはいえ、そもそもそこまで興味は無かったのだけど、周りの本能的に内容が純粋なサスペンス、
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

ヴィム・ヴェンダース監督が撮る邦画。
東京画を入れると2本目なんだろうか。
監督自身、小津安二郎好きなのがすぐにわかるのが嬉しい。撮り方わかってる〜(偉そう)と感じられるカットの多さ、やっぱりこういう
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.2

映画館で観たかった〜
取り敢えず観れるようになったから楽しみにして家で観たけど、やっぱり映画館で観れば良かった〜〜
続編ありきなのにこの面白さ、すごい。

前作登場キャラクターとの再会はわかってるけど
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

4.0

トラン・アン・ユン、多分2つ目のフランス映画。当初の自分の勝手な想定より数倍良くて、とにかく色々洗練されてた。

19世紀末のフランスの美食家と料理人、正直料理作ってるシーンと食べてるシーンが長いけど
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.8

騙し騙し観てこなかったシリーズ。
ここ最近のFilmarksの企画のおかげであんまり観てない90年代の名作と言われる諸々を映画館で初鑑賞出来ることに感謝しかない。

電車でたまたまあった男女の一晩。
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理想郷(2022年製作の映画)

3.9

スペインの閉鎖的な村への移住者と元から住んでいた人たちとのイザコザ。
外から来た人たちの理想と、ずっと住んでいたからわかる現実。

とにかく、エグいくらい体力削られる映画だった。ただ、この疲れは間違い
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.6

ヨルゴス・ランティモス監督最新作。
やっと観れた。そもそも自分の中の期待値が高すぎて、不安な部分も正直あったけど、そんなものはどこ吹く風。いや〜、最高だった。

体は大人、頭脳は幼児(物理)の女性主演
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.9

小さい時はとにかく怖いものが苦手だったのであまり見たことがなかった鬼太郎。今作もスルーのつもりだったけど、周りで話題になっていたので観た。

鬼太郎の誕生にまつわるお父さんの話がメイン。
あまりに事前
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バービー(2023年製作の映画)

3.8

去年の見逃し案件。
アカデミー賞発表前は他作品でも忙しくなる気がするので望み薄の劇場鑑賞は諦め。ただ、これは完全に過去の自分の采配ミス。

みんなの憧れ、毎日ハッピーなバービーランド、1人のバービーの
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正欲(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

原作未読。

どうせ理解されないと感じさせてしまう世の中で秘密を抱え続けて息苦しく生活する人。普通を振りかざす人。
もっと一つのグループにスポットが当たるのかと思っていたら、想像以上に群像劇的だった。
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

午前中に毒気の強い映画(saltburn)を見終わったのち、結局ホッコリ系の映画を観る、連休の終わり。

偏屈じいさんと近所に越してきた夫婦と子供、家族の交流...

兎にも角にも、普通に良い話だった
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

エメラルド・フェネル監督の長編2作目。
prime独占配信で、劇場公開してくれる気配もなさそうなので自宅鑑賞。

名門大学に入学、学生という立場は同じはずなのに結局イケてる人たちとイケてない人たちが出
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ストールンプリンセス キーウの王女とルスラン(2018年製作の映画)

3.7

2024年初サンサン劇場で、人生初ウクライナ3Dアニメーション。

悪い魔法使いに攫われたお姫様を売れない役者が助けに行くという、ネブられ続けたファンタジー設定をドがつく直球で表現した作品。

ほんと
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駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

4.0

P.A Worksのお仕事シリーズ、オリジナル長編作品。とはいえ、PAは好きでもこのシリーズは花咲くいろはしか見てないんですけどね。

1日1日が勝負。地震、先代の死など経営も楽じゃ無い蒸留所の新社長
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北極百貨店のコンシェルジュさん(2023年製作の映画)

3.9

公開当初から実は結構楽しみにしていた作品。
暖かい気持ちで新年を迎えられそうで、観てよかったです。時間も短めなのがちょうどいい。

様々な動物のお客さまが訪れる北極百貨店で働く新人コンシェルジュの奮闘
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.0

あまりによくわかってない状態で鑑賞決めたものだから、ちょっと進んだ段階で"ヤバい、ユーフォニアム全く見てないけど!?"となったけど杞憂も杞憂だった。
とにかく丁寧も丁寧で、扱っているテーマに寄り添う優
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ディズニー100周年記念作品。
願い(個人的には夢も含む)をめぐる物語。

多分まだまだ気づいていない部分はあるけど、これまでの作品のオマージュはたくさんあって楽しい。

キャラクターはこれも歴史を感
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

4.2

ただみんなで写真を撮るだけの9分間で余裕で泣いた。
これが100年の圧!!

見てない作品も有るけれど、やっぱり知っているものの方が多いし、特に吹き替えだったのがもうなんか色々響いた。
子供時代に見て
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親指トムの奇妙な冒険(1993年製作の映画)

4.1

ウォレスとグルミットを制作していたアードマンスタジオではカメラマンとして働いていた監督の唯一の長編作品。
せこせこと貯めた楽天ポイントを使用してようやく購入。
やっぱりストップモーションは良いですね。
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

名作カーシュミレーションゲーム、グランツーリスモの猛者たちが実際のレースに挑戦する実話に基づいた作品。

いや〜、よく出来てる!面白い!!
純粋に楽しむ上ではほぼ完璧な気がする。
大体2時間くらいの暗
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マンディブル 2人の男と巨大なハエ(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

カンタン・デュピュー監督作、流石の世界観。
開幕のなんだこのカメラ位置?って感覚から始まり、ずっと変。
地下室のヘンな穴でも思ったけど、マジでどういう感覚しているのか、不思議だ...

運び屋の仕事を
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下妻物語(2004年製作の映画)

4.0

ジャージ王国のジャージ感薄い側で観た。
茨城舞台だと思っていたし、事実そうなんだけど、実は乙な立地で観れたことに感謝。

田舎でロココな見た目と精神を愛する1人と、ヤンキー1人の友情物語...

荒々
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.8

当初、なんか時間あるし観てみるか、ぐらいの気持ちだったんだけど、思ったより良かった。
というか、日本版のCMから受ける印象と実際の印象がだいぶ違った。なんだ、この意味のないミスリード。もっと周りがヤバ
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ひなぎく(1966年製作の映画)

4.5

60年代のチェコヌーヴェルヴァーグ作品。
これも買ってからだいぶ寝かせてたけど、想像以上にイカつくて、最高だった。

男にご飯を奢らせ、やりたい放題に生きる女の子2人の生活の切り貼り的作品。

白黒と
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