huaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ある男(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

人生に行き詰まり限界を感じたとき、自分を知る人のいないどこか遠くへ逃げる選択肢はあると思っているが、自分の名前や戸籍を捨て別人になりすまして生きていくということがあるのか。

つまり、自分であってはい
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

4.0

面白かった!

あのバラバラなヒーロー達が一同に会すとは、元々各々の作品はこのアベンジャーズを意識して製作されているものと、独立した一つのヒーローものとして作っているのもあるのか?
いや、それともアベ
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キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.9

今月からMARVEL作品を公開順に観始めたが、時系列順だと第二次世界大戦中の本作が一番最初になる。

つまり、今まで観た4作品よりさらに沢山の伏線やら布石が散りばめられているはず…そして、『キャプテン
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.9

とても平和な映画。
あのさかなクンをのんさんが??と違和感しかなかったが、なるほど、全く以てハマり役。
のんさんのフワフワとした不思議な雰囲気がピッタリだった。

学校で浮いていようが、ヤンキーにから
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.8

MCUやっと4作品目。
世界観はわりと好き。CGを駆使した本作。エンドロールが息を飲むほど美しかった。

続編があること前提での作品。序章という感じ。
前半は未熟で放漫なキャラが鼻に付いたが、人間との
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

航空パニック映画は沢山あるが、
本作は操縦不能なだけでなくバイオテロによる恐怖に貶められていく。

臨場感いっぱいのカーチェイスシーン、機体を360℃回転させるセットを使ったという墜落する機内の撮り方
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はちどり(2018年製作の映画)

3.5

1994年の韓国を舞台にした、社会の息苦しさに揺れながらも成長していく14歳の少女の物語。

14歳の世界は家庭と学校が中心と思われるが、父も母も兄も姉も友達も後輩もボーイフレンドも誰も心の拠り所には
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EMMA エマ(2020年製作の映画)

3.9

ずっとClip!したままになっていてNetflixの配信が今日までということで鑑賞。
観てよかった!!
衣装もお屋敷の内装も庭の緑もお店も!まるで砂糖菓子のような作品だった。
イギリスの風景がとにかく
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アルピニスト(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

呆然とした。
ロープを着けずに断崖絶壁を登るなんて、たった一度の失敗は死と直結している。
岩も氷もいつ崩れるか分からないのに。
観ている方もゾワッと足が竦みそうになる場面が何度もあった。
撮ってるカメ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

色んな意味で面白く、興味深い映画。
伊坂幸太郎さんの原作未読。

日本の新幹線の車内が舞台という設定だが、だいぶ違う。
日本高速電鉄(NIPPON SPEEDLINE)
はエコノミーからファーストクラ
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

初デンマーク映画。

ほろ酔い手前くらいって、確かに普段より少し前向きになれるかもしれない。
しかし何事もやり過ぎはダメ、という映画。

実験自体は面白い。
しかしその実験をするのが、学校の教師という
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アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

MARVEL3作品目としては、なかなか乗っかりきれずにいる。

なんとなく適役があっさり負けちゃった気がするが、これから始まるアベンジャーズとやらに繋がるための作品と考えればいいのだろうか??

モナ
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インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.5

自分でも制御できず、なりたくてなったわけじゃないハルクの苦悩が切なくて、なんだか可愛く見えてしまった。
その点ブロンスキーがウザい。
Mr.ブルーのその後が気になる。

全体的にはCGを多用してるから
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.7

全く知らない水墨画の世界。そういう知らない場所へ連れて行ってくれる映画はやっぱり面白い。
白と黒の世界なのに、描かれた画にまるで色が浮かび上がるようだった。
その躍動感がまたスゴい。

タイトルの出し
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アイアンマン(2008年製作の映画)

4.0

スパイダーマンを全部観ようと思ったら、まずはここからとFILMARKSさんのFILMAGAに書いてあった。
なんで?スパイダーマンを観たいのになんでアイアンマン??
MARVELって何?アベンジャーズ
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THE RESCUE 奇跡を起こした者たち/ザ・レスキュー タイ洞窟救出の奇跡(2021年製作の映画)

4.5

『13人の命』があまりにも良かったので、鑑賞。
こちらはドキュメンタリー。

洞窟を潜ることを趣味としてやってきた、英国の中年男性2人を中心に
ボランティアで集められた洞窟ダイバー達に焦点を当てている
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幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

事実に基づく、日本ではまずあり得ない、動物園と家族の心温まる再生物語。

相変わらず邦題はピンとこないが、
原題『We Bought a Zoo』
『我らは動物園を買ったのだ!!』
ではあんまり観に行
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ライ・レーン(2023年製作の映画)

3.8

ファッションも街もカラフルで、小気味良く流れる会話や音楽もお洒落だった。

『ビフォア・サンライズ』のパリの街並みは最高に美しいが、サウスロンドンもなかなかクール!!

出会いがトイレって…
あの歯と
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

4.0

とても心に刺さる映画だった。

ジーンは人の気持ちが考えられない、自分勝手で自分本意な人間だったのだが、断捨離を通じて再会する人々との触れ合いによって、反省したり自責の念に気付いていく。

友人ピンク
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桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)

3.5

風に舞い落ちる桜と、桜色が印象的な映画だった。この季節にピッタリなのではとストーリーを知らずに軽い気持ちで観始めたが…
残酷で切な過ぎて辛かった。

病気になる人はなぜ愛する人を避けるのか。正直に話し
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ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

4.1

黒人差別は現在もなお続く根深い社会問題であり、扱った映画も沢山あるが、今作はそれだけではなく、異人種間の交流や、白人同志の中での問題、またユーモアのあるエピソードなども交え、なんだかとても温かい気持ち>>続きを読む

ピリオド -羽ばたく女性たち-(2018年製作の映画)

3.9

『パッドマン』は昨年観賞。
本作はその『パッドマン』でモデルとなった低価格の生理用ナプキンを開発したアルナーチャラム・ムルガナンダム氏が、ナプキン製造機械の使い方を女性に教えて雇用を生み出し、ナプキン
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遺体 明日への十日間(2012年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

12年前の東日本大震災直後の遺体安置所を描いた作品。
終始涙が止まらなかった。
日本に起きた未曾有の災害を忘れてはいけないと思った。

誰しもが呆然とし、何をしたらいいのか分からず戸惑う中、少しずつ目
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.5

塚地さんと加賀さんがとても良かった。
世の中には色んな人がいて、色んな家庭があって、みんな一生懸命生きている。
そこにお互い様と言って、広い心で許し支え合えたなら、ハッピーエンドという話ではあった。
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

家族がみんな変わり者でバラバラで、1300キロの旅はドタバタ過ぎるくらい喧しい。

それでもやっぱり家族は根底で繋がっていて、お互いを思い遣り、味方になってくれる。
時折下品なおじいちゃんや、ゲイの叔
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ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ルビー・スパークスは一体何者なのか。どこからやってきたのだろう。結局そこは分からずじまい。

天才と謳われた、若干冴えない小説家カルヴィンの夢に出てきた理想の女の子を小説に書き始めたら、目の前にその女
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.9

ポスターにもなっている、水中のシーンのなんと美しいことか。
モノクロ版のポスターも素晴らしい。

オープニングとエンディングの水中のシーンが本当に素敵だったが、監督のインタビューで水を一滴も使わず、「
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セレステ∞ジェシー(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

世の中、こんなに気が合って愛し合える相手に巡り会えることって、難しいと思うのに、なぜ別れなくてはならないんだろうとずっと思って観ていた。

お互いにとって100%完璧な夫婦なんていない。元は他人なのだ
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イン・ハー・シューズ(2005年製作の映画)

3.7

大昔、TSUTAYAでレンタルしようと思ったら全て貸出中で見逃したやつ。ようやく鑑賞。

妹のマギーが奔放過ぎて、私の人生から消えてという姉ローズの言葉に同調できるほどイライラした。
でも、お祖母ちゃ
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

1.0

『胸糞悪い』という言葉はこういう時に使う言葉だと知った。
誰一人としてまともな人が出てこない。全員イカれてるし、全員感じが悪くて全員無理。
全員良い役者さんなのに、本当に嫌いになりそう。

人の悪口を
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.8

原作未読なので、映画の雰囲気やキャストのイメージなどは違うのかもしれないが、有村架純さんがとてもよかった。

周りのどんな人をも受け入れ、自然体で接し、根掘り葉掘り聞かずに程よい距離感を保ってくれる。
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画が描きたかったこととは、何だったのだろう。
物語自体はフィクションだから、貧困や差別、立場を乗り越えて、未来に一筋の希望の光を見出す演出は、観ている方も温かくなった。
原題『SIR』よりも珍し
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.9

評価が高くワクワクできそうだと、ずっとクリップしていた作品。
ようやく観賞。

発想が面白いと感心したのだが、私には圧倒的にゲームの知識が足りなかった。ゲームに詳しい人なら何十倍も楽しめただろう。
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最愛の子(2014年製作の映画)

4.1

多発する誘拐、詐欺、人身売買、一人っ子政策、格差社会、中国の様々な社会問題の闇を描いた作品。
しかし、演技の上手さとストーリーの構成が素晴らしくぐいぐいと引き込まれた。

忽然と消えた息子を必死に探す
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.0

1987年、韓国における軍事政権と民主化を求める国民の対立を中心とした、史実を基に描かれた社会派ドラマ。

今からたった36年前の話。
1987年といえば、日本はバブルの始まりに沸き立っていた頃。
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.9

ギフテッドとは
「先天的に顕著に高度な知的能力を有する人」
生まれつきの特性であり、いわゆる優秀な子どもとは違うらしい。

高い能力を持っていると気付いたら、やっぱり1+1からの授業は辛過ぎるから、そ
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