iさんの映画レビュー・感想・評価

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二十歳の恋(1962年製作の映画)

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「アントワーヌとコレット」
これが20歳だよね、そうだよー。
きもいなあ無理!って思っても、これなんだよなあ。
コレットだって若い。向こうみずで挑発的な視線がばちばちしてて、アントワーヌはそれに引っか
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ジヌよさらば かむろば村へ(2015年製作の映画)

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原作が素晴らしかったので観たら私の思っていた原作の良さは感じられなかった。

主人公のどうしようもないバカさ、そんな人にも限りなく優しい村長のぐっとくる人情や、亜紀子のヤクザをも参らせてしまうキモの座
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さすらい(1975年製作の映画)

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さすらう孤独と楽しさ。
これでヴィムヴェンダースのロードムービー三部作すべてみたけど、ロードムービーって外的な旅の映画だと思ってたのが、逡巡して精神が彷徨う様なんだなって思った。良いんだなー。

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

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ベルトルッチの言葉にできないエロティックな、しっとりとした映像の美しさが好きだけど、ラストエンペラーは内容が重厚なのでずっと観るタイミングを選んでいてやっと観た。

歴史の悲惨さを伝える、というより耽
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ぼのぼの(1993年製作の映画)

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1995年のアニメ版とは、声優やぼのぼのおなじみの汗の音など少し違う。
みんなのお父さんとスナドリネコらの大人たちサイドの話が映画の筋になっていて裏主人公はヒグマの大将かな。

漫画やアニメでは描かれ
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i ai(2022年製作の映画)

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映画として良い作品だったか?賛否あると思うが失ってしまった気分でいる夢や理想が映画から吹く風に乗ってこちら側まで流れてきそうな感じがして映画館で見てよかったなと思った。
それは置いといて全編通して思わ
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

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アイデンティティと記憶とあるが、「私は私である」という自己性の回復の物語とも取れるような。そういう映画の力。

音楽の無意思的記憶。BGMは使われない。その分、スワンの恋でスワンが聴いたメロディの鮮や
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ミニマルな禅の世界。ダスキン的な。

いくらトイレ掃除をしても只者でない感じの出る役所広司。そしてやはり只者ではなかった。自ら清掃員であることを選んでいる模様。自ら選んだその生活の中で、それでも結構気
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アラビアのロレンス(1962年製作の映画)

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砂漠の曲線の美しさ。すべての色の鮮明さ。その映像に音楽が表情を与え、映画的表現の豊かさが素晴らしく実現している幸福感のある映画。駱駝に乗ってみたくなる。

でも内容は暗い。戦争によって狂わされる若者。
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

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近代から現代にかけての人間の歴史的な歩みの一側面を丁寧に繊細に照らし出して浮き彫りにしたような映画だった。

とんでもない暴力は、とんでもない狂気から生まれるのでは決してないということ。
静かにゆっく
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