現代社会でどうしようもなくわたしたちについて回る空白を現出させ、そして最後には、実はそれは単なる空白なのではなく、空白に飲まれていたそこにあるものがあって、それに気づけば、それを見ようとすれば、見るこ>>続きを読む
アメリカ的色彩、消費主義的デザインに溢れかえった東京の街
その中にふと、透明なありのままの世界を見出すことは難しくなってしまったけれど、それを見出そうとカメラを回す
小津映画で徹底した純度をもって取>>続きを読む
「意味のわからん言葉で意思の疎通を図りたい
犬猫畜生と分かち合いたいのだ」
なシーンが最高
不条理を超えて愛を手に入れることの感動
バタイユ的なもの/ラブミーテンダーの相剋?
吹き出すポイントも多いけど、だからこそ?、このラストがなぜかストンと心に落ちる
ねじまき鳥クロニクルを思い出したり>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
狂気性愛依存も勿論だけれど、この映画の主な要素として全編に渡り美しいピアノの旋律が鳴り響いていること
エリカは習慣的なAV鑑賞とクラシック音楽によって編まれた自分の妄想世界にうっとりと浸っていたけれ>>続きを読む
個人的には、エロティックな興奮、暴力の興奮、笑いの三要素がちょうど同じ塩梅で襲ってきて今までなったことのない感情を味わった思い出深い作品