lilyさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

街のあかり(2006年製作の映画)

3.5

暗い映画、なのに希望があるから軽くて心が穏やかになる映画
素晴らしいラストシーンだと思った

カラーパープル(2023年製作の映画)

3.9

試写会で拝見しました。
まず曲が良いし全員歌がお上手で楽しい。全曲明るくてテンションが上がった。最高ミュージカルです。
笑えるし泣けるし、映画的で前向きになれる、心温まる作品。
ソフィアやシャグに触れ
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カラーパープル(1985年製作の映画)

4.5

ずっと苦しくてきつい映画だったけど、しっかり全員のストーリーを回収してハッピーエンドを迎えて映画らしくて好き。
ソフィアのストーリーが辛くて刺さった

レオノールの脳内ヒプナゴジア(半覚醒)(2022年製作の映画)

3.5

ど直球のメタ表現とコミカルさと明るさ、優しさが素敵な作品でした。
「愛」とか「映画の力」とか「家族の絆」とか、逆張ってしまう私が嫌いそうな要素をいとも簡単に愛おしく感じさせる、素晴らしい作品
フィリピ
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華氏911(2004年製作の映画)

3.4

ブッシュ政権とイラク戦争批判映画。
その頃のことについては無知なのでどちらがいい悪いというつもりはなく、この映画で学べるのは、富裕層/支配者ではない私たちにできることは、知識をつけることと選挙に行くこ
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カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

4.5

どこを切り取ってもコミカルかつ粋な雰囲気でカウリスマキ作品では1番好き。
終始ローテンションなのにずっと笑えて静かに人が死んでいくセンスとか、下手したらやりすぎるのに鼻につかないバランスとか。
お気に
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トータル・バラライカ・ショー(1994年製作の映画)

3.6

とてつもなくハッピーなライブ映画だった。
ボブディランのカバーとかもあった

管楽器隊が仲良いのと、賑やかすレニングラードカウボーイズのみなさん微笑ましかったし、それを観ようとするコーラスの皆さんも笑
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

PTSD的な描写もあり、しっかり戦争映画。
ゴジラの登場シーンがすんごく怖くて技術の進歩を感じたし、人間ではとても太刀打ちできないという絶望感がよかったです。
黒い雨が降ってる中で叫ぶ神木隆之介のシー
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.9

ゴジラはハリウッド版のみ鑑賞済…

私が生まれた国は捨てたもんじゃないなと思った。
ゴジラが生まれた理由とかはさらっとで、恐竜映画というよりはどちらかといえば緊急事態時に頑張る大人の話。
有名すぎるテ
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田舎司祭の日記(1950年製作の映画)

3.3

音楽とか台詞とかに無駄がないのは好みだったし、あそこまで静かなのに飽きないのはすごいと思った。
けど、ある司祭が悩んでることがそれ以上でも以下でもなく、個人的にはあまり刺さらなかったという感じ。

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白い花びら(1998年製作の映画)

4.0

モノクロサイレントといいつつ生活音(?)は鳴る現代的サイレント映画。
後付け音楽と映画に合わせてつけた音楽だとこんなに印象が違うんだなと思った。

救われない終わり方だけど、終盤でもコミカルな描写があ
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.9

暗い気持ちになっちゃってたのでこちら。
最終局面みたいなところでポップな曲がかかる映画はハラハラしなくて済むので、ハッピーな映画観たい時にはもってこいです

わたしはスペングラーが好きだったのでなんか
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

3.9

前半戦は大袈裟な演技と下品に感じるコメディ要素で入り込めなかったけど、さすがのストーリーの重さと音楽の良さに後半戦は集中してみれた。ラストシーンには苦しくなりました。
高校の世界史での知識しかないので
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.6

2024.3.15@映画館
速攻で2回目。
より映像の隅々まで見れたし、心落ち着いて観れてさらに心打たれた。たびたび微笑む平山さんに救われる映画。まだ人生で何回も観る

2024.1.2 @映画館
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プラン9・フロム・アウター・スペース(1959年製作の映画)

2.1

私が思いつくツッコミどころは皆さんが突っ込んでると思うので割愛。評判通り!という感想。

最初の奥さん霊のヴィジュアルと、宇宙人の女性の方の最後の迫真の演技は好きだった。
ナレーション方式なのがつまん
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吸血鬼(1932年製作の映画)

3.2

2024年1本目!おめでとうございます

トーキー作品だけど状況説明は文字出てるしセリフもとても少なくて、ほぼサイレントに音楽を載せた映画を観ている気分。
女性陣の表情の演技がすごく怖かった。耽美な幻
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.6

他の映画ならイロナみたいな女性って好きになれなくてイライラしちゃいそうなのに、なんか愛嬌を感じるのはカウリスマキマジックな気がする。
ニカンデルのちょっとズレてるところもだし、笑いどころも多いけど、労
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

復帰作として完璧な期待を裏切らないカウリスマキの映画だった。終わり方綺麗だし。
クスッとさも物悲しさもリアル。あとカウリスマキ全部通しでかもしれないけど、BGMの出処がわかるのとてもリアルというか、フ
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

4.8

めちゃくちゃ怖かった。ストーリーがしっかりしていて、セットや演出のセンスもすごく高くて、オチまで完璧。
何度も怖いと思うシーンがあったしストーリーでも感じて本当に脱帽…
話し手がカメラを向いて話す感じ
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レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

3.4

最初これは一作目のがいいのでは…?とおもったけど、人が増えてからはだいぶ面白く観れた。

ギニワッチって曲とその後のハドソン川で〜みたいな曲がカッコ良すぎました

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.7

ドタバタコメディと感動とほっこりのバランスとタイミングが完璧だと思った。そりゃ名作って言われるよなぁ

A KITE~INTERNATIONALバージョン~(2000年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

インターナショナル用のカットもほとんど気にならず楽しめた

ラストは最初おぶりは殺されて、そのあとさわのとこにも女の子きて殺されて、女の子は第二のさわとして生きると思ったんだけど、
赤井なき今、女の子
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スモーク(1995年製作の映画)

4.2

とても素敵な映画を観た。たくさんクリスマス映画観てきたけどずば抜けて良かったです。
素朴でリアリティがあるけどとてつもなく「映画体験」で。
心が暖かくなるけど押し付けがましくなくて、大事な一本になりま
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クリスマス・ ウォーズ(2020年製作の映画)

3.2

終始ドンパチ映画かと思ったら派手な戦闘は少なめな映画だった。
「いい子にしてたらサンタが来る」よりも「悪いことするとサンタさん来ないよ!!」に意味があるのかもしれない

クソガキがあまりにもクソガキで
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クリスマス・キャロル(1938年製作の映画)

3.9

サクッとしたスピード感でしっかり内容は網羅していて観やすい。

スクルージと2番目の精霊が完璧な実写化というか、ディケンズの小説からそのまま出てきたみたいだった。

おじさんしか出てこない作品のイメー
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クリスマス・ツリー(1968年製作の映画)

3.8

ジョーイとかイタリア映画のラストクリスマスとか系だと思ったらちょっとテイスト違った。大人が頑張る映画でした。

あまりにもサラッと終わってなんか押し付けがましくなくていいなという気持ちと驚きが同時にき
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クリスマス・カンパニー(2017年製作の映画)

3.5

サンタ信じてるスタンスをとってるので「大人向けの真実の物語」的なキャッチコピーに震えてたけど、サンタはいました。
ジェイがいいキャラで良かった。あとエンドロールも良かった

だいぶドタバタコメディだけ
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

3.2

乱文すぎる感想

体が追いつかなくなるとか私が漠然と感じている生きていくことへの不安を語る映画だった。その観点だとあんまりまとめ方が納得いかなかった…結局綺麗事というか、あれを見たら「若いうちに頑張ろ
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

4.7

ずっとしんどい映画だった。bad boyが発するのは誰の言葉なのかみたいな?
あと親切な人々とか優しい世界みたいなレビュー、予告を見たけど個人的には誰も助けてくれないじゃんという印象。
エンジェルの「
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.5

最初「これワンシチュエーション物なの?おもしろくなるの?」と思ったけど気づいたらめちゃくちゃ惹きつけられたしめちゃくちゃ面白かった。
最初に戻る手法と無駄に長いの、タランティーノ節すぎました