たこさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

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やりとりが面白くてロマンティック。
現実でこんなやりとりを期待されたら上手くやれる自信はないけど。

クライマックスがあまりによくて、2回見てしまった。ラストの公園のシーンもよくて、記憶に焼き付いてい
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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動いてて感動。
リョータのこと知れて嬉しい。

原作読まないでも楽しめるらしいけど原作読んだ方が絶対楽しめる。
原作好きでもアニメ版は観ないことが多いけど、これは本当に観てよかったな。

アメリ(2001年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

最高。
ニノの俳優さん、すごくいい。

「人生に失敗する権利がある」本当にそう。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

初めて上映された時にビラをもらって来て、それが美しくて惚れ惚れしていたのだけど、どういうわけだったか上映期間中に観に行けなかった。再上映されて嬉しい。

とにかく映像がいい、自然に囲まれた夏休み。素敵
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エゴイスト(2023年製作の映画)

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再上映している『君の名前で僕を呼んで』が観たくて、ついでというか、評判になっていて少し気になっていたので、同性愛二本立てということで観てみた。

日本映画でBLというよりちゃんとゲイを描いた作品はまだ
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

社会問題という抽象的な視点からみるとザックのような人は悪だ。でも、個人にクローズアップすると、悪という一言では説明しきれない。ニナに嘘ばかりつくと言われていたけれど、たぶんザックにとってはそれぞれが本>>続きを読む

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

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シェイクスピア『マクベス』をベースにしている。悲劇だけれども、怪しい昔話のような印象もある。比較のためにマクベスも読んでおきたい。

静寂のシーンが多く、印象的。

天国と地獄(1963年製作の映画)

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よかった。
死刑を目前にした人間というモチーフが好きなのかもしれない。

竹内が取り乱したのは、自分が不幸にしたと思った権藤が、なおも自分の人生を逞しく生きているのに対し、自分は犯行のために一層不幸に
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犬王(2021年製作の映画)

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作画と、ミュージカル調であるということ、演者、そして野木亜紀子さん脚本ということに惹かれて観てみた。

特に音楽が、あんまり、思っていたのと違うな…という印象。挿入歌の大部分が現代テイストのバリバリの
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椿三十郎(1962年製作の映画)

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喜劇の考察の授業で鑑賞。とはいえコミカルなばかりでもなく。

最後の最後に、三十郎の超越的な強さを見せつけられる若藩士達と私。シーンのシリアスさに対して馬鹿げた血飛沫の量で、一層悲痛な感じがする。
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

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あまり洋楽に詳しくないけれど、とってもかっこいい。50年経ってもちっとも色褪せていない。

時代背景のドキュメンタリーとライブ音声のマッチングが絶妙で、当時のエネルギーの渦に引き込まれるようだった。
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カモン カモン(2021年製作の映画)

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半分ドキュメンタリーみたいな作品。

ジョーカーってこんな顔だったっけ??
ずいぶん印象が変わる。

ビジュアルはモノクロで。
集音器に集まる音の鮮やかさに、ジェシーと一緒に、キラキラした気持ちににな
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野良犬(1949年製作の映画)

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授業で。

童謡とリンクするように虫(蝶?)と花が映り、遊佐が号泣するシーンが気に入った。子どもの姿や、ささやかな自然に、子どもの頃の情景を思い出して、「どうしてこんなふうになってしまったんだろう」と
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

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油でぬとぬとになった車の内臓を舐める映像から始まり、壮大で不気味な感覚。小さい頃に見たセンターオブジアースを思い出した。

序盤はその不気味な演出と、結構なグロテスクさが辛く、観なきゃ良かったかな…と
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

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冒頭の不思議なカットたち。

仲が良すぎるのよ、と出ていった彫り師の気持ち、私はけっこうわかる。ただの大団円じゃないのが評価が高い理由なのかも。

ラストのプロポーズの解釈が難しい。

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

やっと全部観た。

味わい深いな。
相手が障害を持っている人だから怯むだの、えらいだの、どうのっていうのは、なんなんだろう。障害を持っている人は、「障害を持っている人と付き合えるような"えらい"人」じ
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

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私にはあんまり響かなかった。葉の言動パターンに共感できないからだと思う。自分が受けとりたいばっかりで、相手を愛する気持ちがあるのか疑わしい。バーのマスターの考える愛も、私の考えとは違うなあと思った。>>続きを読む

名付けようのない踊り(2022年製作の映画)

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私は踊り出したいんだと思った。
身体の内側に木の根を巡らせる感覚。
シンクロしてトランス。




パンフレットを中古でやっと買えた。映画と同様に最高。私の目指すべき最終形態なのかもしれないと思う。
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ゆれる(2006年製作の映画)

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狂う香川照之、ニヒルな香川照之、すばらしい。

印象的な構図が多い。
事件のあった日の食卓の構図が好き。

すぐ盆をひっくり返す父、ちえこを突き飛ばしてしまった稔。血を感じる。

兄弟に対する感情は、
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偶然と想像(2021年製作の映画)

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目の前にあった偶然も、それに対して反応しなければ通り過ぎてしまう。選択的偶然という考え方は素敵だと思う。

棒読みの、妙に堅い言い回しで、真面目に心情を打ち明け合うシーンが、各話とも出てくる。棒読みな
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ひろしま 石内都・遺されたものたち(2013年製作の映画)

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石内都は女性写真家の先駆である。横須賀で育った自身の記憶を徹底的に、自らえぐるように見つめる、アレ・ブレ・ボケの表現を武器にデビュー。女性初の木村伊兵衛賞(日本の写真界で特に名高い賞)を受賞。

写真
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

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実家に久しぶりに帰ると、見たくない嫌なところ、不調和に感じるところがくっきりと目に入ってしまう。呆然とする感じがリアルだった。

プリズン・サークル(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

私は、人間には生まれながらに善とか、生まれながらに悪というのはなくて、生まれたままではお馬鹿であるのみという、性お馬鹿説を唱えている。生まれながらお馬鹿である人間は、しかしながら、様々な経験を積むこ>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

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すごく汚い。鮮烈に汚い。

でもこういうのが観たい気分の時って、ある。
汚いのは別としてね。

又吉直樹さんが、『トレインスポッティング』と『時計じかけのオレンジ』のポスターを部屋に貼っていいのは20
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

北海道の村で泣きながら語る西島さん、村上春樹だなって思った。どういうところにそう思ったのかわからないけど。

主人公の住む特徴的な階段のある部屋は、他の作品でも用いられていて3回目の遭遇だったので、極
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意志の勝利(1935年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こんなにも多くの民衆がヒトラーを愛していたのかと驚き、ナチ党だけの責任にして良いものなんだろうか?と考えさせられる。まだまだ知らないことが多いな。

リズミカルなカットと誇張した煽りで見るヒトラーの力
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映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ゆらめきのMVが流れた瞬間、なんだか霊的なものに飲み込まれるようなグロテスクな感じがした。もう少し長く流されていたら外に逃げ出していたかもしれない。

みんなが佐藤さんに向かって心身を傾ける生活をして
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ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版(1989年製作の映画)

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意外と長いんだなと思ったら、ディレクターズカット版だった、知らなかった。でも、カットするシーンなんかあるの?というくらい充実していた。

映画が好きになる映画。
私自身は1人で暗い部屋に閉じこもって観
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

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結ばれてたのは意外だった。この展開を予期して二作目のエンディングを考えてたとしたらすごいな。

2人の機知に富んだ会話を見ていたい。
続編あるかも?という記事を読んだので、楽しみ。

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

シリーズ三作で好みが分かれるというコメントを見たので、前作が素晴らしく感じた私にとって今作はあまり好みではないのかなと思い、緊張して観ていました。

前半はセリーヌが環境問題の話ばかりしていて、地に足
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

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恋の始まりのクラクラする時間をギュッと凝縮した甘美な一日。

レコードショップの試聴室でのシーンは何気ないけど好きだな。

恋の始まりの会話は何よりも重要で、一つ一つが甘くて鋭くて、胸の深くまで突き刺
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

神様の作った映画みたいだと思った。
そう思う作品が名作って呼ばれるんだ。

クリスがとてもかっこいい。
言葉や振る舞いのひとつひとつに知性を感じる。
2人で進学について話すシーンは特に痺れた。
前を行
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くれなずめ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

冒頭の吉尾、自分は死んでいると言いかけるシーン。ここでもうバラしちゃうのかと衝撃。でも後の展開を考えると、ここで言いかけるのを仲間が止める感じがよかった。

冒頭から下ネタなどの笑えるシーンがこま
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