アイビーアイさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

アイビーアイ

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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.9

キモかわいい映画でした。敵ミュータント達のデザインがどれもひと癖あるけど可愛くて、観ていてずっと楽しかったです。ミュータント小ガメが可愛すぎて小ガメ時代の15分アニメシリーズとか作って欲しいですね。>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.7

ちょうどいい分量の全部載せ映画でした。大衆映画たるべく全体的に個性が漂白されている印象を受けますが、レースとドラマの両方でアツくなれる良い映画でした。

ゲームプレイヤーが実際のレーサーになるというキ
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

5.0

素晴らしい完成度の映画でした。渾身の1作でしたね。

昼ドラと揶揄されがちな生々しさは今作では特に健在で、人によっては強い拒否感を覚えると思います。なぜこんなにも粘着質に描くのかが今作でなんとなく理解
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.7

美しくてオシャレで平坦な映画でした。1回目は昼時に満腹状態で行って7割寝てしまったので2回目に万全の睡眠と空腹を駆使して且つ内容が平坦だと知ったうえで鑑賞したらなかなか楽しめました。

物語全体を貫く
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.6

丁寧に作られた悪夢でした。壁に描かれた平面の絵と立体の造形物が巧みに組み合わさったストップモーションはそれだけで目新しく楽しめました。

予告で受けた印象だとずっと脈絡無く悪夢的な映像が続くのかなと思
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バービー(2023年製作の映画)

3.7

人間讃歌映画でした。メタ盛りまくった安易なウーマンエンパワーメントに留まらず、ケンってよく考えたら不憫だよね視点を経て、最後は男女の括りよりもうちょっと広げた話で着地するバランスが良かったです。

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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.5

希釈して無さ過ぎ映画でした。それ以上やると不快感が勝つっていうラインを踏み越えられてしまうので見ていてキツかったです。

不穏な雰囲気や舞台装置の描写は絶品で、この監督がホラー映画とか撮ったらそれはそ
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.3

素晴らしい映画でした。カールじいさんの短編で情緒をおかしくされてから本編が始まるので冒頭からもう泣いてます。

火と水にひたすら向き合ったであろう描写の数々は文句のつけどころが無く、特に、美しくて楽し
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.7

シリーズにやっと新しい相棒ロボが登場した映画でした。バンブルビー擦り過ぎてもう味しないよと思ってたところで出てきたミラージュが造形、キャラともに素晴らしかったです。造形で言えばホイルジャックも本当に急>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

絵本みたいな世界観の映画でした。不可思議に不可思議を重ね掛けしてズンズン進んでく感じが絵本っぽいです。ここはこういうルールだから!気にしないで受け入れて!って感じが絵本です。

序盤は小学校の道徳の時
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.4

すごく面白い高校演劇の劇場版みたいな映画でした。登場人物全員ノリがいい感じとかタネがバカバカしい感じとか、高校演劇っぽさが心地よかったです。

ループが2分であっという間にテンポ良く展開していくので、
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Pearl パール(2022年製作の映画)

5.0

おっとそろそろ帰らなきゃ…な映画でした。これ以上パールのマジキ◯スマイル見せるのはやめてください目が逸らせないです夢に出てきたらぶん殴るぞタイウェスト。

序盤こそ古めフィルム映画リスペクトな風味です
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.6

アンチャーテッドっぽい映画でした。ハリソンフォードがアンチャ3のCMに出てて話題になったのを思い出します。そもそもアンチャがインディジョーンズっぽいゲームだったのが、新作が出るまでにアンチャ側が完結す>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

to be continuedですが終わり方は最高にクールな映画でした。

前作で驚異的な作画を見せつけたその後の今作ですから期待値はそりゃ高いわけですが、そこで初っ端グウェンのユニバースをお出しして
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.2

作り手のセンスを信頼できる映画でした。自然と笑える品の良いギャグに、各ヒーローのデザイン、特にカーラは赤と青の配色だけでこんなにもカッコよくセクシーに魅せられるかと感服します。始まってすぐに、もうこれ>>続きを読む

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.3

アバターって凄かったんだなってなる映画です。海の中のシーンが全体的になんとも作り物感が強くて観ていてずっと違和感がありました。CGなのに違和感無さすぎて途中から慣れてくるアバター超凄いです。

作り物
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

そもそものお話が実は映画向きじゃ無いのでは?っていう映画でした。

ドラマ含めて良くも悪くも高橋一生演じる露伴を味わうシリーズなところがあって、だから他の人間が若露伴を演じてる過去話の退屈さが尋常じゃ
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怪物(2023年製作の映画)

3.9

美しい映画でした。安藤サクラがインタビューで主演2人と再会しただけで泣いてましたが、レンズ越しでもこれなのに撮影を共にしていたらそりゃヤバいだろうなと思います。

自分が小学生だった頃の、いろんなこと
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.7

前作にも増して不敵な笑み選手権してる映画でした。負け確の2歩先くらいまでは不敵に笑ってるのが好きです。韓国俳優は不敵な笑みがとても良く似合っていて、目つき悪い美女がヘキな自分に刺さります。

ハッタリ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.5

ケイトブランシェットのジャケット姿がカッコいい映画でした。この映画の評価軸自体がそこに引っ張られている気もします。

お話自体は意外と単純だと思いまして、要は「自分が1番だからって調子乗ってた」ってコ
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劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

3.4

なんだかディベート大会みたくなってる映画でした。

劇場版1作目まで総監督として参加していた本広克行氏がパンフレットで、劇場版として制作するからにはテレビシリーズや実写では難しかったスペクタクルを観客
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

楽しいですがそれ以上でもない映画でした。話はハッキリと退屈ではあると思います。この映画自体の問題というかイルミネーションの抱える問題な気もします。子供向けなら話が薄くても良いってことは無いと思うんです>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

笑って泣けて纏りのある映画でした。特にギャグはやはりMCUの中で頭ひとつ抜けていて、そのキャラクターが当然するであろう言動が笑いに繋がるのがとても巧みだと感じます。

思えば1作目の時点でヨンドゥの頭
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.7

主人公が名探偵に片足突っ込んでる映画でした。勘が良すぎる気もしますがそれでも新しいキーワードが解に繋がる感じが小気味良かったです。

中盤ぐらいで男女の出会いをマッチングアプリのチャット欄を通して追体
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.6

すごい面白いわけではないけど真っ当に面白い映画でした。序盤から積み上げてきたギミックを使い切る感じが丁寧に作られてるなと感じさせます。

遊戯王のアニオリでカードゲームのフレーバーテキストモチーフのバ
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.8

ヒーロー映画として見逃せない作品でした。敵キャラが設定の規模だけ大きくて飲み込み難かったりアクションに目新しさがゼロだったりはしますが、描くべきことをしっかり描いた映画でした。

ヒーロー映画は、どの
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.0

スペシャルウルトラマックスデラックスパフェって感じの映画でした。シリーズを追いかけてきたご褒美が、食べ切ったと思ったら目の前で増殖して器から溢れ出すみたいな、そんなヤバめな体験でした。

グリッドマン
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

幼少の頃の、ビデオテープが擦り切れるまで見た原初の記憶が刺激される映画でした。「シン」シリーズは「マジでこれをやるのか」な演出が多くて痺れますね。初代仮面ライダー見たことなくても、これCMで見たことあ>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.7

「逆転」のトライアングルでは無く「悲しみ」のトライアングルでした。邦題も予告も権力構造の逆転に誘導しすぎかなと。

第3幕の島での逆転サバイバルがキャッチーなのもわかるのですが、やはり3幕構成のうちの
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.6

さまざまな人生の分岐と自分の選択、その先の結果と向き合うこと。マルチバースという大仕掛けが前面に出ていて、しかもそのマルチバースまわりの設定とかラスボスの目的とかがフワッとして食い難いのですが、基本的>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.4

映画の話じゃなくて俺の家の話でした。スピルバーグの撮る映画は面白いけど彼のエピソード0は別に面白くはないみたいなそんな映画でした。

半自伝って言ってるんで劇中起きることはほぼほぼ同じようことが実際に
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.6

映写技師ノーマンが味わい深い映画でした。エンパイアオブライトの「ライト」部分はだいたいノーマンの担当です。映写室まわりの描写に愛が溢れ過ぎて存在感として若干浮いてますが、良きものではありました。

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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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不完全な映画でした。ダイジェストながらもまとまった筋立て、劇場で聴くべき演奏、タレント声優ながら破格に違和感の無いキャスト。ひとつひとつの要素は間違いなく「青い」中で、その中で唯一CGだけが稚拙でした>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

3.7

思ってたよりラブロマンスでした。サスペンス7キケンな恋3ぐらいの比率かと思ったら逆でした。

映画全体が大きく分けて前半と後半に分かれると思うのですが、前半は倒錯的な演出が多いと言うか、実際にその場に
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.7

お父さんが頑張る映画でした。キャシーのヒロイン力が高すぎてホープの影が薄くなって、あまりのヒロイン力に最後バランス調整が入ります。

フェーズ5の幕開けを任されたことで前作と比べて急激に話の規模が広が
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バビロン(2021年製作の映画)

3.5

酒!ドラッグ!裸!ときどき汚物!で照れ隠ししながら真面目なこと言ってる映画でした。酒とドラッグの次がセックスじゃなくて裸止まりなのがなんとも優等生ですね。背景ではたくさんセックスしてますが。

最序盤
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