六さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

六

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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.9

そうタイムマシーンという夢の乗り物が出てきます
最近は洋画でもこのジャンルはハズレ作品の嵐のなか、予算も少なくしかも邦画。普通ならコケる
しかーし、タイムマシンを手に入れた面々が向かうのはクーラーのリ
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海を飛ぶ夢(2004年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

「なぜいつも笑顔なの?」と聞かれ
「他人の助けに頼るしか生きる方法がないと、自然に覚えるんだ。涙を隠す方法を」
この答えにはまいった。
一見明るく笑いなんかも飛ばす主人公だけに、このセリフの持つ意味は
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嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

4.1

これシリアスに描いたら暗ーいDVだらけのどうしようもない女の一生なのに
そこにミュージカル、笑い、そしてあの独特な映像を加えると・・・
あら不思議!どうしようもない松子がものすごく真っ直ぐで愛おしく映
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.2

成り上がるためには喧嘩、強盗、麻薬、そして人殺しも簡単にやる少年達
その描写が恐ろしいほど生々しい・・・だけどなぜかカッコイイのである。

成り上がって行く過程には暴力だけではなく
恋や笑い、出会いと
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秘密と嘘(1996年製作の映画)

3.9

この娘すごいしっかり者!
そしてこの母ちゃんはエキセントリック!!

マイク・リー監督が撮る家族の姿は切ないんだけど
人間味溢れていて、心のどこかが妙にくすぐられる作品が多い。
みんなそれぞれ秘密があ
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愛が微笑む時(1993年製作の映画)

4.7

誰が観ても笑えて楽しく
泣けてほっこりする
何度も見返す作品のひとつ。

ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)

4.0

何度観てもバスのシーンがたまらない、避難する外国人とルワンダの人との間には
見えないけど間違いなく線があった
人間が勝手に引いたしょうもない線が

題材は暗く重い、でもこれが現実、おなじ人間がこれから
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.3

「映画史上,、最も切ないハッピーエンド」がコピーのこの映画。
このコピーだけで「どんなラストやろ?」と観たくなるはずです
観て損はしない作品でしょうコレは。

主人公は愛する人を救うため何度も過去に戻
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.8

面白かったー!
別に大きな出来事があるわけでもなく、ゆっくりと時間が経ってゆく
俺はねーこういう映画大好きです!
「かもめ食堂」邦画でありながら邦画じゃない
全編海外ロケと言っても邦画の匂いってどうし
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ブルー・イン・ザ・フェイス(1995年製作の映画)

4.1

ブルックリンとそこに住む人々のプロモーションビデオのような作りといったところか
この街に住む人達はみんないい意味でも悪い意味でも自分らしさ「色」を持っている
みんな自分の色に自信もってて、おもいっきり
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スモーク(1995年製作の映画)

4.4

毎朝オーギーは店の前で同じ時間にシャッターを切る
そうやって切り取られた日常には、街の人々の人生の一瞬が写っている
平凡な日常を写した1枚。ときには悲しみが、ときには喜びが写っていてそこに1枚も同じも
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ダーウィンの悪夢(2004年製作の映画)

3.5

このドキュメンタリー普通じゃなかったな・・・
痛々しいほどの貧富の差と恐ろしき負の連鎖を
静かに、けれどまざまざと見せつけられる。

ちょっと気分悪くなるかもしれん
それくらい強烈な悪夢です。
それで
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キッチン・ストーリー(2003年製作の映画)

3.8

登場人物がおっさんばっかってのが面白い
『独身男性の台所行動パターン調査』ってなんやんねん?
なぜに独身男性?
しかも一切会話したらダメって・・・
たとえおっさん2人でも同じ空間に人間が2人居てずっと
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サイドウェイ(2004年製作の映画)

3.9

ネガティブ思考おっさんと絶倫ポジティブおっさんの2人旅
もともと「旅してる感」が感じられるロードムービーは好きなのだが・・・
いや~これも予想以上に良かった。

もちろんワタクシはネガティブおっさん目
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.1

カッコよすぎるって!言うことなし、観ればわかる
ロードームービーの最高傑作じゃないの?これ
最高にゴキゲンな2人の末期患者。

ほとんどの人が自分にはこの先まだまだ膨大な時間があると思って生きてるわけ
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河童のクゥと夏休み(2007年製作の映画)

3.9

キュンキュンやわこれ。
孤独なときって、ちょっとしたやさしさに触れるとあふれ出るんだよね熱い涙
ああいう涙流したことある奴、流させた奴が好きです。
上原家とクゥのメインストーリーも素晴らしいがそれ以外
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ターンレフト ターンライト(2002年製作の映画)

4.2

ありえないレベルですれ違う2人に
「ありえへん」「もうええやろ~」とつっこみつつ
ラストは「コントか!!」ってくらい強引だったが、好き系な映画でした。

原作となった絵本まで買ってしまった
奇跡、運命
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.8

・・・堕ちた、心が。
これ観たら堕ちるのはわかっているのに、観てしまう。
ラストシーン、デレクの思いは…続きがあるなら見たいような見たくないような。

憎しみというものはどこかで断ち切らなければ、双方
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.8

ストーリー自体は、はっきり言ってベタな部類だと思う
先が読めるっちゃー読めるのだ(正に王道)

しかし、これはお笑いでもそうだが普通の人がやると「ベタ」なことが
ある種のオーラをまとった人がやると「こ
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ディア・ドクター(2009年製作の映画)

3.8

偽善も善。

めちゃ良かった、八千草さん
手を振る姿が萌えであった。

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.3

いや~面白かった。
大・満・足!!

ばあちゃん。
ひとりで見たら・・・
ばあちゃんには泣かされるでこりゃ~
これぞ大和撫子「人を見抜く目」ありすぎ。
声をやった富司純子さん、声優初めてとは思えん・・
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ラスト・オブ・モヒカン(1992年製作の映画)

4.1

これ観るの何年ぶりやろ
ヘタすると10年ぶりぐらいかも…
好きな映画でも手元にないと疎遠になる
まるで遠距離恋愛のようだ(したことないけど…)


しかし懐かしい、
あの頃はDVDなんてもんはなくて
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エンディングノート(2011年製作の映画)

3.9

映画館では泣いたことはないし
声を出して笑ったこともない
周りの人の目が気になるってのもあるけど
周りの人が泣き出すのが早くて「あ、もう泣いてはる」と思ってしまうから。

今回も泣くことはなかった
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クロサワ映画(2010年製作の映画)

3.8

これが予想外によかった。

「おいおい」って展開もすごいが
めっちゃ笑えて(寒いのもあり)
めっちゃ泣きそうにもなる…(これはガチで)
そのへんの恋愛もん映画よりよほどいいんちゃうかな。
俺はこの映画
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.9

一応自分もジブリっ子、一通りジブリ作品は観てきた。
ただ、ここ最近の作品には正直「う~ん・・」な感想。

さて今回の『風立ちぬ』
少ないながらも情報が徐々に公開されていき
「おっ良さげな感じではないか
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ももへの手紙(2012年製作の映画)

4.2

これ公開当時、予告や番宣での第一印象は
「なんとなく絵がとっつきにくいな」
「声優に優香か・・・ないわぁ~」でした

実際に「ももへの手紙」を見て、良かったと言ってた人に対して
見てもないのに「優香
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ぼくたちの家族(2013年製作の映画)

3.6

家族が一人でも病気に、考えるだけでも気が重くなります
様々な手続き、入院中の世話、
退院出来たとしても場合によっては日常生活の世話
通院の送り迎え、そしてお金
あ~やだやだ。

しかし誰でも近い将来、
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かぞくのくに(2012年製作の映画)

3.8

学が無いんで難しいことはよくわからんが
国が違えばこうも人生翻弄されるのか。

安藤サクラ、ええ役者やね
雑踏の中スーツケース引いて歩くラストに
何故か鳥肌立った。

「息もできない」でチンピラ役やっ
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恋人たち(2015年製作の映画)

3.7

日々が本当にしんどい人でも
「誰か」がいると、なんとかなる、
この世との一線を越えてしまうのは「誰も」いない本当の意味で孤独な人で
誰かに吐けりゃ、たとえ何も解決しなくても
騙し騙し生きていけるんかな
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永い言い訳(2016年製作の映画)

3.5

小説を先に読んでいたので映画化にはつきものの
設定が変わってたり、削られてたりがどうしても気になった
多分いろいろと制約があるからしょうがないのだが、

小説だと文字を追いながら登場人物の印象的なセリ
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海炭市叙景(2010年製作の映画)

3.9

最初から最後まで映像も音楽もストーリーも全部暗い
登場人物全員が鬱屈した日常を送っていて
それを順繰りに見せられる、そのどれもが実にリアルで
皆どこかに希望はないのか、何とかしようともがく
見てるこっ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

この映画は過激な描写は少ない、
俺らの時代のアニメ戦争映画と言えば「はだしのゲン」で
こちらは直接的な描写も多く大人になった今も強く印象に残っている
対してこの映画は戦時中の日常が中心
すずさんのおっ
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