六さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

六

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象は静かに座っている(2018年製作の映画)

3.7

登場人物がみな鬱屈していて映像も終始どんより、、

「生きる苦しみは、どこへ行こうと変わらない」
言われてみると、うなずける部分もある
どこに行こうと同じ空の下で根本的には変わらないのかもしれない
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

初見では「このシーンどうやって撮った?」と驚き
関心のストーリーはボンヤリとしか見えてこず
二度目で「ほぇ〜なるほど」
解説や考察を読み三度目、四度目、、、
初見でも普通に面白い映画だが、ハマったらヤ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

この日を迎えるにあたって旧劇、新劇と観なおし
いくつかの考察動画を見てから劇場へ向かった

もともとかなり難解な作品であり
特にQは何が何やらで終始『???』となった自分だが
完結となる今作、張られた
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14歳の栞(2021年製作の映画)

3.3

14歳
誰しもが大人になる過程で通って来た時期
あの頃の情景を思い起こす人も多いだろう

いけてるグループ、いけてないグループ
どこにも属さないちょっと冷めたやつ
空気なやつ、来ないやつ
その中には確
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.6

そして久しぶりにガイリッチー作品を劇場で観た
正直ロックストック〜ほどの全ての伏線が見事に繋がっていく収束感はなかった、、、

そこらの作品と比べても疾走感があるストーリー
シャレやブラックジョークも
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.2

予告編を観た限りでは『これは万人受けしないやろな〜』と、
しかし独特なキャラと超絶な撮影技術を駆使し見せつけられる世界観たるや
スクリーンぐいぐいと引き込まれていく感覚を覚えた。

人形に魂が宿ったよ
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.8

今作は逆襲のシャアから12年後の話し
なので最低でも逆襲のシャア、出来ればファースト劇場版3作を見てないと物語の概要は掴めないだろう
まあエヴァと同じくある程度のファンしか手を出さない作品ではあるが
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.8

自分でも撮ってみたい、脚本を書いてみたい、演じてみたい
映画好きな人間なら一度はそんなことを思うであろう
この作品まさにその夢が詰まったストーリー


自分の創り出したもので誰かを感動させることが出来
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.3

ストーリー、映像、音楽どれを取っても今でも新しい
これが30年以上も前の作品とは、、驚愕やね
今同じレベルで作れって言われても出来ないクオリティだし
何より世界観やセリフがほんといつ観てもクール!!
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かば(2021年製作の映画)

3.8

無茶苦茶な時代だったかもしれないが
先生と生徒に熱い交流があった時代

思春期の子供達の人間形成に熱い思いは必要不可欠だと思うのだが
今の時代、先生は生徒に対し事なかれ主義の冷めた付き合いになってきて
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おとなの事情(2016年製作の映画)

4.3

今の時代ほぼ全員が持ってる秘密の箱
みんなで見せ合いっこしようじゃないか、、、
このゲーム、
参加しないとやましいことがあるのを認めしまうことにもなるし
かと言って参加すると事実ならまだしも
誤解であ
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

3.7

『権力』という言葉を調べるとこう出てくる

自分の意思を、相手にとって望まない(不利益な)行動を強制させることができる能力

人間が権力を手にしたとき
悪の部分が増大する人が多いのはなぜか
基本的に人
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ザ・プレイス 運命の交差点(2017年製作の映画)

3.8

物語の舞台となるカフェ ザ・プレイス
いつも同じ席に座っている謎の男に
なにやら悩みを抱えた人たちが次々と相談に来る

終始カフェでのトークシーンという思い切った構成で
見てるこちらは他の場所で起こっ
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彼女は夢で踊る(2019年製作の映画)

4.0

閉館が迫るストリップ劇場が舞台
自分はこういった歓楽街には縁のない人生だが
社会勉強のためにも一度くらい行っとくべきなのかも
興味だけは人一倍あるしな〜

ストーリーはもっとドロドロなのかと思いきや
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はちどり(2018年製作の映画)

3.7

静かな、とても静かな映画
こういう作品って正直小難しくて見てるのがだるくなるのだが
国は違えど誰もが経験したであろう
思春期特有のあるあるには共感させられたし
最後には少し心が軽くなった

家族をやた
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幼い依頼人(2019年製作の映画)

3.8

こういった作品や事件を見聞きするたびに
なんで、と心を揺さぶられはするが
実際何か行動することも、積極的に知ろうとすることもしないし
受けた衝動も見終わった数時間後には薄れていく

日常で明らかな理不
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街の上で(2019年製作の映画)

3.5

下北沢が舞台、ちょうどこの間レンタサイクルでぐるぐるしたとこなので
余計リアルに感じた(珉亭も出てきた)

主人公の青はとても人の良さそうな青年
人間的にも大人しいタイプで対人関係も得意な感じには見え
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さがす(2022年製作の映画)

3.8

前作の『岬の兄妹』も最初から最後まで釘付けだったが
今回もグイグイとスクリーンに引き込まれた
かなり期待値上げて挑んだのだが、それを余裕で超えてきよった
予告編からは想像もつかない展開
今回はコメディ
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アザー・ミュージック(2019年製作の映画)

3.8

京都みなみ会館の最後を見届けに、シアター3にて鑑賞
去年のテアトル梅田に続き、京都みなみ会館まで、、
奇しくも同じ9月30日に幕引きになるとは、、
上映後も劇場前には閉館を惜しむ人らがずっと佇んでいた
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

覚悟はしてたがしんどいシーンのある映画やった、、

疑心暗鬼に囚われた村人
ギリギリで踏み止まってはいたが
一発号砲が鳴ったらもう止まらない
錯乱状態に落ち真っ当な人間でさえ鬼となる。

この事件、鬼
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.9

この世界は
生きづらく、
あたたかい。

観たあと、このキャッチコピーに深く頷いた

確かに今はただでさえ生きづらい時代
ましてや道を逸れてしまった者に対して向けられる目は冷たく
そういう人間を今の社
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