lamiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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地下幻燈劇画 少女椿(1992年製作の映画)

3.5

このジャケットや漫画の表紙のぎゅっと凝縮された昭和レトロな世界観が大好き♡昔ジャケ買いしたのを覚えています。

ただ蓋を開けてみると、想像以上のグロの嵐で不快感に襲われる。笑

気持ち悪くて不潔で本当
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セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)

4.0

以前ポスターを見かけてずっと観たかった作品!夕日が落ちる直前のような空気感。高めの位置に窓があり、狭くて白い部屋の密閉感がなんだか怖い。

ダークな赤が印象的*赤まみれの作品は芸術的だけど気持ち悪くな
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白い肌の異常な夜(1971年製作の映画)

3.6

ビガイルド(2017)があまりに美しかったから期待してオリジナル版もやっと鑑賞*あの美しさはやっぱりソフィア・コッポラによる作品だったからなんだなと思った。

こっちは野性的!ストーリーはドロドロで単
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ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

4.2

ロイ・アンダーソンのこの淡々とした感じ、大好きです。虚無的で人形のようにも見える人々。

何気ない日常的な風景なのに、素晴らしい構図によってどれも絵画のように見える*くすみがかった色彩もたまらなく好み
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フォービドゥン 禁断の少女(2013年製作の映画)

3.0

終始漂うB級感。ダークファンタジーかな?前半回想シーン多め。テカテカした映像。

主人公や"禁断の少女"とされている女性がもっと美しければ(好みの問題だけど笑)また違って見えたかも。黒っぽいメイクと白
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スティル・ナハト4 お前がいなければ間違えようがない(1993年製作の映画)

4.0

『スティル・ハナト』2のまともそうなウサギと妙な動きをする機械的な人形が登場。2の世界が狂ってしまったみたい。

今作では人形の脚に血が流れていて、般若のような恐ろしい顔(をしているように見えた)が各
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スティル・ナハト2 私たちはまだ結婚しているのか?(1992年製作の映画)

5.0

ハートのボードに描かれた瞳。
どこか魔術的で、ウィジャボードを思い出す。(ホラーの見過ぎ笑)

メルヘンチックなメロディ。

唯一まともそうなウサギのパペット。

空気が入って抜けてを繰り返す風船のよ
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(1990年製作の映画)

4.0

櫛「眠りの博物館から」

褐色と緑色。コントラストが効いた版画のような独特な色彩世界。
はしご、無垢な瞳。
奇妙なお伽話を覗き込んでいるよう。

引き映される外の景色がよかった*

スティル・ナハト 寸劇(1988年製作の映画)

3.6

ピエロみたいな目が大きい人形
覗き穴
磁気に吸い寄せられる砂
壁から大量のスプーン

クエイ兄弟が操る物たちは
全て本当に命が宿ったかのように動く…

失われた解剖模型のリハーサル(1987年製作の映画)

4.3

白い世界と黒い世界とのコントラスト。
指揮する者は癖強め。

あらゆる線が振動する。バーコードの線が動くことで楽器の弦のよう。ぐちゃぐちゃの線が真っ直ぐな線となり、その1本1本が音楽を奏でているような
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レジェンド/光と闇の伝説(1985年製作の映画)

3.3

自由でおてんばな王女役のミア・サラがかわいい♡妖精ガンプ役の男の子も*

ユニコーンへの憧れってそんなになかったけど、冒頭のユニコーンのシーンが美しくて好きでした。

ボスがけっこう本格的に気持ち悪い
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新デモンズ(1990年製作の映画)

4.2

明け方4時半頃のような、冷たそうで暗い、ブルーがかった景色のシーンがよかった*
シチリア島の歴史を感じる街並みがすごく美しい。閉鎖的で不穏な空気感。
このシスターよりも素敵な絵がいっぱいあったのになと
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墓地裏の家 4K レストア版(1981年製作の映画)

3.3

車を操って遊ぶ男の子の姿が、シャイニングの三輪車ボーイと重なる。笑
何が恐怖の対象なのか分からないままふわふわと進む・・・

一瞬映る少女の部屋が可愛い*ぽけーっとした男の子の唇が濃いめのピンク。コウ
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血ぬられた墓標(1960年製作の映画)

4.5

パンチの効いたOP。良い予感しかしない!観てびっくり。こんなに素敵な作品だとは…(バーバラ・スティール見たさに鑑賞)

ゴシック調な古城に退廃的な雰囲気で、王道のオカルトホラーという感じ。私はやっぱり
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カルメンという名の女(1983年製作の映画)

4.5

『ゴダールのマリア』のかわいい女優さんがでていて嬉しい!バイオリン弾く姿が絵になる*車の上から、一輪の薔薇越しに彼女が映るシーンがよかった。

カルメン役の方も美しくて、ふわっと丸みのある曲線のシルエ
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キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

3.7

瑞々しくて少しビターな青春物語。
青年たちの友情、そして自然の美しさ。
自分たちの足で行ける距離に、あんな雄大な自然があったら絶対楽しいだろうな*家出するのも頷ける。

異質なビアジオの存在感が良い味
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去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

5.0

OPから完璧・・・華やかなゴシック調の装飾が施されたホテルが淡々と映し出される。
繰り返されるミステリアスで低い声のナレーション(これがまた詩的で不気味)、何となく冷ややかな人々。空気も冷たい感じ。
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美しき暗闇の中で(2017年製作の映画)

4.0

モノクロならではの光と影のコントラストで、とにかく映像が美しい*多く映される列車内の座席のバラの模様、窓の白い明かりを含むギャザーが寄ったカーテン、男が持っていた硬そうな苺のメモ帳が印象的。

アリー
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非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎(2004年製作の映画)

5.0

ヘンリー・ダーガーの壮大な絵が動く*色使いや線、世界観も全て本当に好き。時々画集を見返してはこの映像を思い出す。

例え孤独で偏屈な老人だと周囲に思われていても、精神が豊かでこんなにも素敵な作品を創り
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ヘザース ベロニカの熱い日(1989年製作の映画)

4.0

"ヘザー"3人それぞれ異なるカラーのファッションに身を包み、花壇の花を平気で踏む。
非道徳的でちょっとぶっ飛んだ青春映画。

全体的に色彩が鮮やかで可愛い*教室や教会、背景もカラフルで90年代らしい映
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

3.4

アビー目当てで鑑賞*
軽い気持ちでギャスパー・ノエ作品に手を出してしまいました。

煮えたぎる人工炎の中。不安や苛々が爆発するかのように原色ライトが点滅し始める。これ劇場で観たら目がやられそう。

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.3

こんなイカれた映像で、驚くほど長回し。ソフィア・ブテラが美しい。
そして彼女以外は俳優ではなくダンサー。
根性とプロ意識をこれでもかというくらい見せつけられました。

ラストふわっとパステルになるとこ
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ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~(2016年製作の映画)

3.2

ウィジャボードを置いたテーブル。
椅子に座る少女。
正面からのアングルが良い眺め*

硝子を覗き込む時、何かが視える前が一番ドキドキする。

前作はオリヴィア・クックが可愛いということしか覚えていなか
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.7

キューブリックの遺作。内容知らずに鑑賞した色々衝撃だった。
ちょっと卑猥さを感じる男女の駆け引きが多いな〜と観ていたら…仮面パーティーで面食らいます。笑

映像全体的に暖色系で温かみがあり、クリスマス
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ポゼッション・エクスペリメント(2016年製作の映画)

2.9

屋敷の入口付近の雰囲気が好き。
長い間閉ざされていた扉が開き、光が射しふわっと微細な埃が舞う。

この悪魔は激しくて生身の人間よりもだいぶ強かった。

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

3.9

以前ジャケットに一目惚れして少し観たものの冒頭から入り込めず断念…数年経って再チャレンジ。昭和レトロでポップでグロテスクでどこかエロティック!

コラージュ映像のような恐怖シーン。金魚鉢(+金魚)×ピ
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パディントン 2(2017年製作の映画)

4.0

パディントン詳しく知りませんでしたが、2が可愛いと聞いて*

OPのテンポの良さはウェス・アンダーソンやジャン=ピエール・ジュネの作品を思い出す*冒頭からワクワク、そしてどの場面もキュート♡

細部ま
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ペーパー・タウン(2015年製作の映画)

3.8

カーラがかっこいい♡そしてハマり役。
基本的にはリアルな物語で、品の良い話ではないけど、主人公視点の"信じられない!夢みたい!"みたいな感情が乗り移ってきて私も所々夢みたいだなと思いながらどこかふわっ
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素直な悪女(1956年製作の映画)

3.5

BBファンのための作品*
個人的にはBBあまり好みではないんですが、この時代は可愛いなぁと思います。
男が次々に魅了されるのは分かる。笑
後半はやり過ぎでちょっと呆れる展開。

インテリアとか全体的に
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ブラック・サバス/恐怖!三つの顔(1963年製作の映画)

3.8

古典的なオカルトホラーやサスペンスの3話オムニバス。1話目はクラシカルなインテリア、ガーリーなヴィンテージのナイトガウンやネグリジェに惚れ惚れ♡
3作目は怪しげな照明とか雰囲気がサスペリア(1977)
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.6

緊迫したような表情を浮かべる主人公や不安定なカメラワーク。タイトルの通り観ているこっちまで不安になるような作品でした。絶対気のせいだと思うけど、主人公なんかふにゃふにゃして見えた・・・
実話ベースとの
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.0

踊ることによって本当の自分を見つけていく11歳ビリーの物語* 家庭環境が複雑で可哀想…後半は図らずも良い意味で涙が( ; ; )

茶×赤×青、黄緑×青とか、場面によって色遣いが違っていてこだわりを
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ハイルシュテッテン ~呪われた廃病院~(2018年製作の映画)

3.2

もう終わりかな?と思ったら、あとまだ17分間も。何だ何だと観ていていたら急展開!笑

本当に実在するナチス時代の廃墟で興味深い舞台でしたが、ほとんどが夜で暗くあまり見えず。( ; ; )登場人物も好
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

3.0

作業中にストーリー分かりやすそうな作品ないかな〜と思いチョイス。そういえばチャッキーって観たことない。後で現代版だということに気付きました。

口悪くてただただ暴力ばかりの人形かなと思っていたら・・・
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自由の幻想(1974年製作の映画)

4.0

世の中のありとあらゆる常識が覆った自由な作品。ブニュエルらしい不条理でシニカル、ナチュラルに狂気的な世界。ここまで根元から自由に創造できるってすごい。笑 その発想の自由さが素直に羨ましいと思いました。

ライトハウス(2019年製作の映画)

3.9

大きく鳴り響くサイレンの音が印象的。
OPの孤島の外観が映ったあたりが一番好きでした*陰影のコントラストが見事でモノクロならではの美しさがあります。かなり男臭い作品でもありました。

不衛生な描写も多
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