lamiさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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(1963年製作の映画)

-

記録漏れ。
数年前に観たけど、鳥の脅威に驚かされた。ヒッチコック作品だから、巧妙な仕掛けが色々あったのかもしれないけど思い出せない・・・

小学生の時、「人を襲うカラスがいるから気を付けて」と言われて
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.6

張り詰めた空気。ほぼ密室の会話劇。
疑心暗鬼な人間は恐ろしい。

この監督の『クリシャ』がちょっと変わった作品だったので気になり鑑賞。

あの狭い世界の中で父親があんな風だったらおかしくもなる。赤いド
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スティーブの朝(2015年製作の映画)

3.5

こういう楽チンな朝を今日も夢見ているのかな。

ストップモーションは可愛らしくて好き*
オープニングの鳥と水色の家からテンション上がりました。

でも、スティーヴさんの体が色々気になってしまいます・・
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二つの窓(2016年製作の映画)

3.9

ワンカットで映される2つの窓。
隣人同士の2人のおじさん。

テレビのアンテナを直そうと4階の窓から身を乗り出す姿を目撃した隣のおじさんは、自殺だと勘違いし一緒に飛び降りようとする。

少し距離のある
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ママは何でも知っている(2016年製作の映画)

3.4

「母さんは可哀想な人だ」
その一言に尽きる。

LGBTの息子×"ああ言えばこう言う"母。
息子以上に母親が不器用すぎる。
ドランの映画を思い出す。
『マイマザー』でも車内での口論あったな・・・

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パンダ・インフルエンザ(2014年製作の映画)

3.4

クスッと笑えるやつ。
都合よく私もパンダ・インフルエンザにかかりたい。けど周りに本気で引っかかってくれる人が思い当たらない。笑

「バカ」と言われていたけど、うーん・・・「バカ」なのか・・・笑
元カノ
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一杯のお茶(2014年製作の映画)

3.6

治安の悪さ、威圧感、最初から緊迫感が漂う。きっとそんな渦中にいたら人の優しさに触れる機会も少なくて、いつの間にか忘れてしまうんだろうな。

対立している中、歩み寄ることの大切さ。「食」(この作品ではミ
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ダンスホール(2014年製作の映画)

2.5

この解放感、すっごくよく分かるな〜って観てたら、
ん?あれ、なんだこの展開・・・
段々とついていけなくなりました。笑
何というか斬新。

Melanie Martinez: K-12(2019年製作の映画)

3.9

ティーン時代に出会いたかった作品。
(この頃ならハマってたこと間違いなし)

Cry Babyの息が詰まる学校生活。
"lier" "die" "more" "fuck" "detention"♪
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不思議な雑貨屋さん(2014年製作の映画)

3.6

とても不思議な雑貨屋さんのお話。

主人公の男性はまず、何を探しにきたのかすら分からなくなっている。
店主は「貴方の探し物を一緒に探します」と、色々な香りや音楽を楽しませ、その中からピンとくるものを探
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パン屋強盗(2014年製作の映画)

3.7

え、これ実話なの?笑
一体何を血迷ったのか・・・

しょうもないおじさんがパン屋強盗に走る。シュールでコミカル、ほんのり温かい。けどやっぱりしょうもない。笑

こういった事件って実際何件もありそう。通
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サンドウィッチ島の秘密(2009年製作の映画)

4.2

可愛らしいポップな色使いが印象的。特にイエローが効果的に使われていた気がする。

自分のルーツを辿るため、ひとり冒険へ繰り出す少年リオ。転校生の女の子からキスのお見送りなんて・・・(*´ `*)

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若き人妻の秘密(2011年製作の映画)

4.8

レア・セドゥの美しさを堪能する時間。淡々と映し出されるレア・セドゥの表情や動きに終始見惚れてました。
サスペンス要素があるものの、過激な表現はなく静かでしっとりした映像。

フランス映画の、家から出た
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.4

点数つけるの難しい。イザベル・ユペールの怪演が笑っちゃうほど素晴らしく恐ろしい。

ただでさえ狂気が露わになっているのに、この後一体どうなっていくんだろう?と先に不安がありながらも好奇心が。笑

ラス
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ウォーリー(2008年製作の映画)

4.4

ウォーリーの、真っ直ぐで無垢な愛に心撃ち抜かれました。美しくて微笑ましいラブストーリーだった。

未来の地球に残ったのは、ロボのウォーリーと、ゴキブリのハルと、大量のゴミだけ。そこに降り立った1体の高
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ズートピア(2016年製作の映画)

3.6

素直で正義感が強いうさぎと、言葉巧みな詐欺師のキツネ。ジュディとニックのコンビがお似合いすぎる!

現代社会においての人間がそのまま動物になったようなお話。
都会への憧れ、マスコミの激しい詰め寄り、大
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暗く不気味に静かな日(2014年製作の映画)

4.2

神話の創世記にありそうなストーリーも、影絵のようなアニメーションも好み。
群れの愚かさ、人間のイヤな部分が目立つ一方で、孤立した謎の男には神秘性すら感じる。

暗くどんよりとした景色と陰気な人々の雰囲
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アグネス(2014年製作の映画)

3.6

歳が離れたお兄ちゃんのことが大好きな、6才の女の子アグネスのお話。

お兄ちゃんは彼女とばかり遊んでいて構ってもらえない。その寂しい気持ちがすっごく伝わってきて、もうちょっと構ってあげてーって気持ちで
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サイコ(1960年製作の映画)

3.8

全てのサイコ・サスペンスのルーツとして名高い、ヒッチコックの『サイコ』。今更ながら初鑑賞。

不気味なメタファーや、まるで悪魔の住処のような離れの家。鳥の剥製に囲まれ、鳥の剥製が好きだと語られ、「逃げ
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不思議の国 -スボティカ(2015年製作の映画)

4.2

風刺の効いた、シュールな世界観。
どうやらナレーターによると、地球で見てパリの真反対にあるらしい不思議の国『スボティカ』。

延々と続く荒涼地帯。頼りない骨組みの建造物が建っていたり、お世辞にも豪華と
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ゴーストのおいしいレシピ(2009年製作の映画)

3.6

街で人気なコーラ・リーのケーキ屋さん。人々はショーケースに並ぶ色々なケーキを前にしウキウキした様子*
一方でコーラ・リーは仏頂面でお客に接しケーキを渡していく。このおばあさんが中々に頑固!
そんなコー
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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.5

初トイ・ストーリー。3。
ヴィンテージトイやぬいぐるみ好きにはたまらない作品だった。こんな泣ける話だとは知らなかった( ; ; )ラストは涙、涙でした。

「リトル・グリーメンたちってこんなに可愛い
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

-

タイトルの2つの世界とは?
予想外の結果だった。
特殊メイクの技術や演技力の高さに圧倒させられる。

今作は少しぶっ飛んでいたけど、血縁とか民族の違いとか現実に置き換えて色々考えさせられる。
コンプレ
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ALOYS/アロイス(2016年製作の映画)

4.0

"テレフォンウォーキング"と題した電話の音を聞き想像し、感じる。その感覚全てが現実と混同し区別がつかなくなっていく。

始め、正体が見えない謎の女との電話のやり取りは『パーソナル・ショッパー』を、その
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エミリー・ローズ(2005年製作の映画)

4.3

実話を基にしたというだけあり、悪魔払い事件後の裁判が舞台となっており、徐々に明らかになっていく構成。普通のよくあるホラー映画とは少し違うから新鮮だったし、映画としても楽しめました*

裁判官の下した判
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エゴン・シーレ 死と乙女(2016年製作の映画)

3.8

エゴン・シーレの代表作『死と乙女』が素敵でいいなぁと思っていたけど、他の作品やエゴン・シーレの事はほとんど知識ないまま鑑賞。

女好きの変態だと聞いてたからどんなものかと思っていたけど(笑)そこまで不
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ナンシー(2018年製作の映画)

3.7

虚言癖で、他人の心を読むのが苦手。孤独なナンシーは、ある日TVで行方不明になった娘を探す夫婦の存在を知る。そしてその娘の30年後の似顔絵はナンシーにそっくりだった。

ナンシーは騙すつもりはなく、罪悪
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グッバイ、ケイティ(2016年製作の映画)

3.6

舞台は田舎の荒涼地帯にある町。
オリヴィア・クック演じるケイティは、サンフランシスコへ行くことを夢見る17歳の少女。
いわゆる毒親との母子家庭で、ダイナーで働きながら売春をしお金を貯める日々。

ピン
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.7

"不器用で大雑把だけどチャーミング"
あらすじにあるままのフランシス。

だいぶ前に少し見て、主人公ガサツであんまり惹かれないなぁと思って途中で観るのやめてしまった作品。
けど最近最後まで観たら、人間
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ブリムストーン(2016年製作の映画)

-

壮絶な物語だった。
牧師という肩書きを持つ変態悪魔に追われる、1人の女性の物語。
あまりにも不運な人生で、逃げても逃げても平和は長く続かず、これでもかというくらい全てを奪われ消耗していく。

女性軽視
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

4.5

気怠さMAXで退廃した生活を送るヴァンパイアたち。
音楽もなんだか怠そうな雰囲気で印象的。

ヴァンパイアというだけあって、冷たく暗い世界観。
だけどグロとか一切なくて、むしろ不思議と心地良ささえ感じ
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ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.5

インテリアや自然が美しくて・・・とかはなく、映像に魅力は感じられなかった。
電気を消して暗くなった瞬間に訪れる恐怖。日常に潜んでいる感じは好き。

コスモス(2015年製作の映画)

4.2

オープニングの音楽が巡礼ドライブシーンで流れると、なんだかこの世の終わりのような、変な感覚に苛まれた。

「どうした!?この人」って思うシーンがありすぎて脈絡が掴めず、何度か往復。こんなにも引き込まれ
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スウィート ヒアアフター(1997年製作の映画)

3.6

サントラが好き。それと、サラ・ポーリーが驚きの可愛さを放っていました。

"ハーメルンの笛吹"の物語と交差させているんだけど、そもそも"ハーメルンの笛吹"ってディズニーのシリーシンフォニー でしか観た
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心と体と(2017年製作の映画)

4.0

恋は人を変える。
まさに、そんな作品だった。
アーリアの不器用ながら人一倍真面目で素直なところが可愛らしく思えてくる。
人と人との距離感が終始繊細に描かれていた。

無口な鹿の夢は、神聖さに溢れていて
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π(1997年製作の映画)

3.5

ダーレン・アロノフスキーの初期作品。
目まぐるしく回る数字、脅迫的に訴えかけてくる人々、コントラストの強い映像。白の眩しさにもクラクラしてくる。

数字はありとあらゆる場所に溢れているもの。数字に囚わ
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