lomeさんの映画レビュー・感想・評価

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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

映像の格好良さが圧巻。ラストシーンで外の世界に踏み出すエヴァの姿は白黒の部屋のメアリーと重なる。

獣は月夜に夢を見る(2014年製作の映画)

4.0

ただただ美しい映画。ジャンルとしてはホラーサスペンス寄りでありながら観客を不意打ちで驚かせないようにとても注意が払われているのが伝わってきて、雰囲気だけで勝負するといういい意味でのこだわりを感じた。北>>続きを読む

ブリングリング(2013年製作の映画)

3.6

『ヴァージン・スーサイズ』が好きなので監督つながりで。清々しいほど後先考えてなくて無目的で刹那的で自己完結的で破滅志向でなぜか惹きつけられるこの感じ。

ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

4.0

至ってシンプルな内容の戦争映画。タイトルの時点で結末もおおよそ想像がつくのだが戦闘シーンの臨場感と絶望感は一見の価値あり。

ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

4.1

白血病の少女のために映画を作る少年の話。といっても温かみのある映像と音楽のおかげもあり決して重苦しい作品ではなかった。会話のやりとりが軽妙で映画っぽくて良かったし少々落ち着きのないカメラワークも雰囲気>>続きを読む

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.8

全編どこを切り取っても圧倒的シーンの暴力って感じだった。筋とか日本人差別とかどうでもよくなってくるくらい。ムーン・リバーは名曲。

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

2.9

20年後こうなっていたくないな…って感じの主人公像。Siri相手にガチ痴話喧嘩はさすがに苦笑いするしかない。映画自体の感想としては映像は綺麗だったと思う。途中から吹替に切り替えてみたら結構印象が変わっ>>続きを読む

マギー(2015年製作の映画)

3.4

謎の疫病の蔓延する世界で感染したゾンビに噛まれてしまった娘と、その父親との親子愛や苦悩を描いた映画。僕個人的にはあまり響かなかったのだが、これはおそらく父親がシュワちゃんなせいもあってつい父親の目線で>>続きを読む

ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

4.0

前から気になっていた作品。銃をガンガンぶっ放す老人たちがクッソ格好いい良作B級映画であった。歩行器とゾンビの追いかけっこのシーンだけでも是非観るべき。

planetarian 星の人(2016年製作の映画)

4.1

軽い気持ちで観に行ったのだがまさかここまでの感動作に出会うとは思っていなかった。劇中で印象的な使われ方をしているピアノBGMは賛美歌「いつくしみ深き」としては聞き覚えがあったのだが、調べてみるとこの曲>>続きを読む

眼下の敵(1957年製作の映画)

3.3

潜水艦映画の古典といえる作品のひとつ。なのだが厭戦的でアナクロ気味で英語話者のドイツ潜水艦とマッチョで勇壮なアメリカ駆逐艦という対照的な構図は興ざめだしBGMはクドイし潜水艦映画においてキモというべき>>続きを読む

テッド(2012年製作の映画)

3.5

期待していたほどのクソ映画(褒め言葉)ではなかった。むしろちょっといい話。懐かしい時事ネタ多めなのは好みが分かれそう。

レオン 完全版(1994年製作の映画)

3.7

わりと好きなタイプの映画だし面白かったけどヒロインがほんとうに余計なことしかしていなくて一挙手一投足にイラついていた。あとあんなにアクションシーンに力入れる必要はなかった気がする。台詞聞き取りやすかっ>>続きを読む

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.2

凄惨なまでの戦闘シーン、1人を救うために8人が命をかけることの是非という正解のないテーマ、戦場という非日常の中の日常、そして廃墟と化した町並みの美しさ。文句なしの名作。

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

奇人の天才数学者が国家的陰謀に巻き込まれていくとかどんだけテンプレ設定だよと思っていたらまさかの展開。説明不足の暗号解読シーンもBGMの曲調が変わらない銃撃戦シーンもすべては伏線だったのかと後になって>>続きを読む

ハンバーガー・ヒル(1987年製作の映画)

3.6

泥沼みたいな戦争を描いた泥沼みたいな映画。最初に新兵が死んだあとのシーンが印象に残った。「ハンバーガー・ヒル」というタイトルは映画のモデルとなったベトナムの937高地に米兵がつけた綽名なのだがこういう>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

4.1

オードリー・ヘップバーンが可憐すぎて生きるのがつらい

イヴの時間 劇場版(2009年製作の映画)

3.3

目のつけどころは面白かった。普通の人間とアンドロイドの関係性についてもう少し描写があった方が「イブの時間」という空間の特殊性がより伝わってくる気がする。

フォーン・ブース(2002年製作の映画)

3.2

場面の変化がほとんどないのに見ていて集中力が途切れない展開で良かった。電話相手がワイプで入る演出は好みが分かれそうだが個人的には安っぽくなってしまって微妙だと思う。オチが弱かったので何かもう一山くらい>>続きを読む

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.3

タイトルから筋立てから音楽からただただ最高だったし、ラストシーンや序盤のテキーラのシーンをはじめ、全編を通して印象に残る場面も多かった。人生に行き詰まった時にきっとまた観たくなるであろう一本。