トシさんの映画レビュー・感想・評価

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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ良かった。ずっと良かったんだけど、やっぱりバーでの切り返しのショット、ラストの長回し、からの… まあ、泣くよね

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

ティラー・シェリダンって非常にコーマック・マッカーシーの感覚と近さを感じるんだよね。まあ、普通の脚本で考えたら必要ない最後の20分、でもこれが一番描きたい作家なんだよな、と。

映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

3.5

フィッシュマンズに若干遅れた世代としては、彼らが動いている映像をたくさん見られて良かった。ただ、仕方がないことなんだけど、サトちゃんの思い出、という映画になってて、それから欣ちゃんがフィッシュマンズを>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.5

いや、面白かった。タイムリープもの、マルチバースものの答え出ちゃったな、みたいな。時には諦めることが答えだ。

フェアウェル(2019年製作の映画)

4.0

勝手な思い込みなんだけど、もっとコメディタッチかと思いきや、結構直球センチメンタルなところがあって若干… ただ、オークワフィナ素晴らしいね。
あと、大叔母さんは監督のホントの大叔母さんって、めちゃくち
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

ザ・ノーラン的な編集のテンポと場面に関係ないBGMが流れる中、情報を詰め込んでいく前半(むしろ終盤?)までは、大丈夫かコレ。予告編?すわ、プロジェクトX?と思ったけど、結果的には奥歯を噛み締めながら、>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

ラスト、この終わり方は映画としてどうなんだろなー、と思いつつ、笑えたし、家族の物語をいい撮影で見せてくれたところで満足

エル・スール(1982年製作の映画)

-

これ、今見るとまさに「瞳を閉じて」で南へ向かうまでの話と思ってしまうな。比較的、動きで見せるシーンが少ないのが物足りなさも感じてしまう(それでもバイク、自転車のシーンは当然素晴らしい)けど、濃密な会話>>続きを読む

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.5

主演2人の老けメイクすごい。演出的にもクラシックな趣きがあるし、役者の演技を見せる時は引きでカット割らずに長回しするのは役者の監督だなぁ。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

良かった。これでもかと歩く、そして自転車に乗るシーンを映しまくる。そして、どれもが素晴らしくて、その運動を見るたびにスーッと気持ちが晴れていく。また、主演2人の魅力的なことに驚いた。

あと、見慣れた
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

-

ちょっと自己言及的過ぎるかなとも思ったけど、瞳を閉じると自分を見返してくる眼差し。撃ち抜かれた。
恐ろしいことに、これもまた「君たちはどう生きるか」なんだよなー

フローラとマックス(2023年製作の映画)

3.5

いつも通り、いや、いつにも増してジョン・カーニー節 笑
ジョセフ・ゴードン・レヴィットの無駄使いだろと思わなくもないけど、ラスト1曲に全力尽くしてて(というか他の曲が冴えない)、後はブリッジだけだって
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.0

これはウェス・アンダーソン屈指の泣けるやつ。アクションの面白さはそれほどだけど、サムがとにかく魅力的。

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

5.0

これまで見たアニメーションの中でも、5本の指に入る作品。とにかくキャラクターの動きが最高!!

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

4.5

個人的にはウェス・アンダーソンで一番好きかも。1人残らず全員どうしようももない人間なのに、慈愛の眼差しがある。ちらっとセンチメンタルに過ぎるかなとも思うけど、こういうのが好きなんだなー。

ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.0

今や、オリエンタリズム、と言って捨て置かれそうではあるけれども、列車とそれを追いかける運動を捉えるシーンはやっぱりいいよね!

フリーソロ(2018年製作の映画)

4.0

見てるだけで足が震える… この瞬間を素晴らしい映像として残してくれたクルーに感謝

ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

4.0

めっちゃ良かった〜。最近寓話的な映画を連続して見てたから、胸がすく思い。シンプルな画、セリフ、ストーリー、良い俳優。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

非常に構築的な映画で、こういうものがありがたがられた時代もあったよね、と思うけど、シンプルに胸糞悪かった。

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鑑賞から1週間経って、ちょっと落ち着いて来たので追記。この映画はもの凄く歪なもの
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.5

ギレルモ・デル・トロは初めてだったんだけど、こういう監督なのね、と。個人的な好みではないけど、構築的な映画世界は素晴らしいと思う。

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

炎の表現がとんでもなくすごい。ストーリーはごくごくシンプルで地味っちゃ地味な映画なんだけど、ディテールの演出が良くて、ピクサーの新たな代表作と言っていいと思う。と言ってもなんだかんだ数年に一回は代表作>>続きを読む

シアター・キャンプ(2023年製作の映画)

4.0

最高に馬鹿馬鹿しい最高の映画!演出されたわざとらしさがすごく演劇的だし、フィナーレのガチでやったらこんなに凄いんだぜ、がホントにすごくてホロっと…

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.5

うーん、、、評判がいいので期待してたけど、ちょっと自分のモードとは違った。

終わらない週末(2023年製作の映画)

4.5

噂に違わぬやべぇブツだった。でも、アメリカ人にとって世界ってホントにアメリカのことなんだなって。

バービー(2023年製作の映画)

4.0

前情報色々入れ過ぎたからか、新鮮な気持ちで見られなかったので、あまりノレず。でも、最初グレタ・ガーウィグがバービーを映画化というニュースを聞いた時の心配を完全にぶっ飛ばす素晴らしい映画だった。1人残ら>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.5

先週はスコセッシ、今週はフィンチャー、劇場で彼らの映画が見られるのが楽し過ぎてヤバい。
とんでもないドジっ子アサシンかと思ったら、失敗を反省して、自分を励ましながら淡々とお仕事をこなしていくファスベン
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ビッグ・アメリカン(1976年製作の映画)

3.5

まさにアルトマンという一本。徹底的にダメダメなキャラクターなのにそこはかとない哀愁が漂ってくる。虚飾の上に成り立ったバッファロー・ビルに比べ、シッティング・ブルのなんと神々しいことよ。

余談だけど、
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.5

スコセッシの映画、というだけで5点付けちゃうので4.5にしておいたけど、やっぱり撮影も音楽もスコセッシ印、そして脚本がいい最高の映画だった。(スコセッシ映画の出来は脚本にかなり依存するから…)
最後の
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