みらんさんの映画レビュー・感想・評価

みらん

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レインメーカー(1997年製作の映画)

2.0

●不正だらけの歪んだ正義感●

厳しい社会を生き抜くためには、
競争に勝たなければならない。

そして、競争に勝つためには、時として
不正を働かなければならない場合もある。

ところで、
相手が不正を
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

2.0

●欧米精神が際立った恋愛映画●

欧米、とりわけ
アメリカ産の映画を視聴していると、
日本人と外国人の考え方や感情表現の
相違に気づかされることが、よくある。

もちろん、
国際化が進んだ現代にあって
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抱きたいカンケイ(2011年製作の映画)

3.0

●非現実的な作品に描かれた厳しい現実●

本作は、視聴者の性別に関係なく、
多くの人が楽しめる作品となっている。

その理由はシンプルで、
男性目線から見て都合の良い女性と
女性目線から見て都合の良
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

2.0

●悪役が善人に思える登場人物設定●

本作は、アメリカ人と日本人のそれぞれの
警察官が協力して、日本人ヤクザの親玉を
逮捕するという作品である。

本作は、今から約30年前に製作された。

当時と比較
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ギャング・オブ・ニューヨーク(2001年製作の映画)

3.0

●重厚なヒューマンドラマ●

本作は、1861年のニューヨーク市の
アイルランド系移民が多く住む街を舞台に、
ギャング組織の頭領に対する主人公の復讐劇を
描いた作品である。

冒頭、組織間の激しい抗争
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マップ・トゥ・ザ・スターズ(2014年製作の映画)

1.0

●製作者の傲慢さが滲み出た作品●

本作は、ハリウッドで映画産業に携わる
業界人の人間模様を描いた作品である。

ハリウッド映画の、
とりわけ成功が期待される作品で
主役の座を勝ち取ることは、
本人に
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ミート・ザ・ペアレンツ(2000年製作の映画)

1.0

●「笑われる」ことはコメディか?●

本作の笑いは、そのほとんどが
主人公に非が無く、あるいは、
主人公の悪意なしに
発生したハプニングを対象としている。
特筆すべきは、主人公以外の登場人物が、
ハプ
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

2.0

●パンクよりも大事な精神●

インターネット辞書で「パンク」とは、
「伝統を無視し、奇妙な服装や行動で体制に反抗する若者」とある。

本作はパンクに憧れる人間の主人公と、宇宙人で自身の種族のルールに反
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マーダー・オブ・キャット(2014年製作の映画)

1.0

●キャラクターの設定について●

濃いキャラクターの主人公が活躍する作品だけに視聴後は色々と考えさせられた。

果たして、マザコン、ニートで思い込みが激しく行動力も人一倍ある人物を、主人公に置く必要が
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

2.0

● 本当に自殺を理由に地獄に落ちたのか?●

序盤、レイチェル・ワイズ演じる、
双子の妹が自殺する。
キリスト教では、自殺者は死後、
地獄に落ちるとあり、彼女もその例外ではなかった。
ところが、物語が
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エリア51(2015年製作の映画)

2.0

●人類と宇宙人の力関係について●

作中、明確な描写がなかったが、
人類と宇宙人、どちらが強者の設定だったのか。

①宇宙人が強者の場合
この場合、アメリカ政府がエリア51という特定の場所に、宇宙人と
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.0

●優れた演出●

①音楽の使い方について
劇中、流れている音楽が一貫して、
明るく、爽やかで、落ち着いていた。
この手法は徹底していて、
最もシリアスなシーンと思われる、
アン・ハサウェイの旦那役の浮
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ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

2.0

●いくつかの疑問点●

①「秘密」の島の存在を主人公に教えた男の動機は何だったのか。

②なぜ、教えた相手が主人公だったのか。
(二人の短い会話内容からはその因果関係が明瞭でない)

③男はその後、「
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