みきわめとおるさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

みきわめとおる

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X エックス(2022年製作の映画)

3.9

ズバリ、我が映画仲間のS子さまのレビューを観て、基本唯一の映画NGジャンルのホラーを恐る恐る観たわ、た、し。

いや、オモロー!

ミア・ゴスがよき!
シャイアラブーフの嫁かいな!(お別れになっており
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最後まで行く(2014年製作の映画)

4.0

リメイク日本製『最後まで行く』を観る前に
モトネタ韓国製『最後まで行く』を観た。

日曜日の晩は、WOWWOWの『W座からの招待状』を録画して月曜の仕事に向けて穏やかに早寝するのがルーティーンなのに、
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.0

もうこのポスターのビジュアルで胸💓ドキュン、セリーヌシアマ監督に参りました。

映画って、ストレートにわかってスッキリ感動するのと、
???と思いながらも不思議な余韻に浸って酒場で1人チビチビ飲むのと
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.2

泣いた。

北朝鮮と韓国のソマリア大使館員とその家族が突然の内戦の中、最初は打算や諦めを内包しつつも協力し合って生き抜く14日間の人間ドラマ。

そもそも北朝鮮と韓国は一つの国だったのに、東西冷戦の代
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.2

吉岡里帆という女優ありけり。

京都で生まれ育ち、ご両親の影響で映画や芝居にどっぷりハマり、私はこの世界で生きていく!と決意するけど、朝ドラオーディションは落ちまくり、事務所の方針でグラビアアイドルで
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.2

え、尾崎世界観さんてこんな音楽奏でる人やったんや...。
わたしら大阪民の歌姫、あいみょんのハートを鷲掴みにしたのはそういうことやったんや…。

ちょっと初めて知っただけ。

え、池松壮亮と河合優実こ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

忘れもしない、2016年。
フリースクールでとっていた新聞に「ララランド」の試写会の応募があり、気合い込めたら見事に当たり、ミュージカルなんか観たことないですわ、!という男子大学生のT君を誘って梅田に
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郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942年製作の映画)

4.0

我が映画鑑賞の父、淀川長治さんが愛してやまなかったルキノヴィスコンティ。
両者に共通していたのは、「ゴッホより〜
普通に〜ラッセンが好き〜」
いや、もとい、「女性より〜普通に〜男性が好き〜」だったこと
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地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

3.6

ルイマルはチャップリンが映画の神様。

それは、彼の名作「さよなら子供たち」の中で、子供たちが「チャップリンの移民」を観て笑い転げるシーンで明々白々。
あの中で笑い転げていたのはルイマル自身の少年時代
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.2

ジーン。
キュンキュン。
役者がみんないい。

主役(ハダシ)の伊藤万理華さん、全く知らんかったけどすごくよかった。
彼女の表紙とグラビア掲載の週刊プレイボーイはメルカリで売らず永久保存や。

凛太郎
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.3

還暦(齢60)のバケモノアクター

トップガンマーヴェリックのトムクルーズ
に続いて、本作のミシェルヨー。
1980年代半ばの香港アクション映画でキャリアをスタートさせ、ジャッキーチェンの相手役も何度
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

神父様
「心ゆくまで懺悔をなさい。」

私「私、みきわめとおるは、トップガン(1986)の際には封切りの東京映画館でオールナイトで観劇し、感激のあまりケニーロギンスの「DANGER ZONE」をシング
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エルビス オン ステージ(1970年製作の映画)

4.0

若いみんなに知って欲しい。
エルビスプレスリーは、日本でもホンマにスーパースターでした。
1970年、日本における外国映画興業収入TOP1は、ある愛の詩。「愛とは決して後悔しないこと」でお馴染みの原題
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.3

ジョンレノンが1975〜1980にかけて、ハウスハズバンドに徹していたある日、ビューティフルボーイ、ショーンがテレビで「yellow submarine」を観てパパに言った。

「ダディはビートルズだ
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

4.0

内田けんじ、という才能。
この、「運命じゃない人」の脚本と監督でオヨヨ。凄い異能が現れたと日本映画界を驚かした。
この映画で主演女優だった霧島れいかさんは濱口竜介監督の「ドライブマイカー」でとてつもな
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

5.0

1984年7月7日、大学4回生の私は、
喜劇研究会の後輩3人を誘って、今は亡き京都東宝公楽の「インディジョーンズ魔宮の伝説」公開初日オールナイト上映に駆けつけた。

大学に入った1981年の冬休みに観
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アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

4.1

ほらね、アレサフランクリンのこのドキュメンタリーの方が、スコア4.0で上なんすよ。

アレサフランクリンはすごすぎ。

この映画と、リスペクトをセットで
観ることは至福。

リスペクト(2021年製作の映画)

4.1

映画はスターで観るもの。
そして映画はスター女優で観るもの。
だとすれば、であるもんや!として50年以上映画に魅了されてきました。

ドリームガールズで、スーパースタービヨンセの向かって右側で圧倒的存
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SUPER 8/スーパーエイト(2011年製作の映画)

4.0

1966年生まれのJ・J・エイブラムスは、1975年のスピルバーグ『ジョーズ』で度肝を抜かれ、1977年『未知との遭遇』や『ET』で胸キューンして育ったよね。
そして、ビートルズの再来と言われて、1曲
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ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行(2021年製作の映画)

4.2

アメリカ、フランス、イギリス、イタリア、インド、中国、香港、台湾、タイ、日本、韓国、スペイン、スウェーデン、ドイツ、イラン、etc...

映画は世界で作られている。
映画はアメリカ映画だけじゃない。
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

4.0

「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」で彗星の如くデビューした、チュティモン・ジョンジャルーンスックジン(名前長!)のこれまた魅力炸裂の断捨離青春映画なり。

モデルさんだから、ファッションショーでは
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選ばなかったみち(2020年製作の映画)

3.9

エルファニングが好き。
映画を観る時の本能的な理由。

エルファニングの映画で最も好きなのは、
実はマレフィセントだったりする訳で。
アンジェリーナジョリーもとことん素敵だった訳で。

ハビエルバルデ
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0

歌手が女優になり、圧倒的存在感を見せつける。
1970年代ならバーバラストライザンド。
歌手からの、女優(ファニーガールでアカデミー最優秀主演女優賞)からの映画監督というスーパーウーマンがいる。

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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.7

東京行きの車中で「ケイコ目を澄ませて」の
キネマ旬報ベストテン1位(&岸井ゆきの主演女優賞&三浦友和助演男優賞)を知った。

仕事終わりの翌日、今日ちょうどテアトル新宿で上映中としり、駆け込んだ。
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南極料理人(2009年製作の映画)

4.2

食べること。働くこと。愛すること。

南極料理人でユーモアたっぷりに描かれているこれらのこと。

あれ?どこかでたくさんたくさん観てきた。

チャップリンや。

南極料理人は沖田修一監督の「チャップリ
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夜の女たち(1948年製作の映画)

4.1

売春で摘発され、婦人刑務所に収容されていた田中絹代が、一瞬のスキに獄の塀を乗り越えて脱走する。

溝口健二監督はその一部始終をノーカットで映し出す。紛れもなく絹代本人が相当にハードなアクションを演じ切
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

4.0

主人公のマーガレットクアリーの美しい顔を見ていたら、この目この口元この輪郭。誰かに似てると思ったら、なんとお母さんは「グリーンカード」や「恋はデジャブ」、「フォーウエディング」で知られるアンディ・マク>>続きを読む

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

4.0

私は、どんでん返し映画でどんでん返しを
当てたことがない。

「ユージュアルサスペクツ」で、ケヴィンスペイシーが○○った瞬間、映画館の暗闇でこしが抜けそうだった。

「シックスセンス」で、ブルースウィ
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世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

3.8

世界で一番美しい少年=ビョルンアンドレセン。
は、同時に世界で一番日本で愛された少年であった。

日本の少女たちは、アランドロンも大好き。
クイーンの存在を最も早く認めたのも日本の少女たちだった。
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.5

2023年あけましておめでとうございます!

今年も素敵な映画とたくさんたくさん出会えますように。

2023年1本目は、胸熱。感涙。それらがあらかじめ予約されたようで、敬遠してたけど、よし!とその気
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

ホアキンフェニックスはこの「カモン カモン」の前に「ジョーカー」を演じていた。

「カモン カモン」ケと、
「ジョーカー」  ハレ  のようなもの。

マイクミルズ監督は、
「人生はビギナーズ」で自分
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

5.0

12月、年の暮れ。
仕事に、日々の生活に追い立てられ、心の余裕がなくなりがちだった私の心の中に、
「チョコレートドーナツ」は大きな大きな感動と小さな勇気を与えてくれた。

主人公の大人。二人とも大きな
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

監督の阪元裕吾さんに"アツパレ"をあげます。

まだ26歳とな。アクションの面白さに目覚めたのが、小4の時に観た『ダイハード』とな。
私も当時『ダイハード』を26歳の時、新宿のプラザ劇場で観て、ぶった
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

4.3

我が神、チャールズチャップリン最後の映画は1967年「伯爵夫人」で78歳の映画。自ら主演ではなく、船酔いしたボーイ役の1シーン出演。
アルフレッドヒッチコック最後の映画は、1976年の「ファミリープロ
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そこにいた男(2020年製作の映画)

3.9

「岬の兄妹」「さがす」の片山慎三監督は、
山下敦弘監督の「マイバックページ」の助監督や、ポンジュノ監督の「パラサイト」の助監督で映画作りを学んだ。

「あの子は貴族」の岨手由貴子監督が、片山慎三監督の
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ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー(2015年製作の映画)

4.3

絵コンテを自ら描く映画監督で有名なのは、日本だと黒澤明。
影武者や乱、どですかでんのカラーで描かれた絵コンテはそれ自体が作品の域に達している。
イラストレーターで監督もした和田誠も、
驚くほど緻密な絵
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