青息吐息さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

青息吐息

青息吐息

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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

4.0

記憶を失う奇病が流行る世界で主人公も例外ではなかった……?。仮装パーティーのある映画に外れなし。人間が可愛らしい。街路樹のオレンジや街並み、内装が素敵。初めての映画館、初めてのダンス、初めての出会い…>>続きを読む

余命10年(2022年製作の映画)

3.0

恋愛は一般化出来ない(しなくていい)それぞれが心のままであればいいと思っているけれど、絶えず世間や目に飛び込んでくる情報が揺さぶりかける中で心のままとは何なのだろう……。
原作も知らずパーっと泣くつも
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.2

綺麗事では成し得ないこと沢山。でも皆真っ黒に手を汚してしまったら、どこかで終わりにしたいね。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.0

辿る道が違うだけで最後は皆同じ。自分の道を進んで。と肯定してくれる。周囲と比べて人生を気にしなくていい、何も恥じなくていいと。二人暮らしを始めるシーンが好き。ただ実人生には映画には映らない沢山の時間が>>続きを読む

愛なのに(2021年製作の映画)

4.0

城定秀夫監督/今泉力哉脚本によるR15+の(あまり語られてこなかった?)ラブストーリー。人は個人的な欲望を持ちながら社会的な生き物でもあり…好きとは?パートナーって契約?何でも話し合える関係とは体のい>>続きを読む

悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズ(2022年製作の映画)

3.0

枯れたひまわり畑から漂う死の臭いは抜群に恐怖を煽ったが、所詮は過去の遺産を食い潰しているようだった。初めて悪魔のいけにえを見た体験はとても大切なものです。今作品はかなり見易いのでオリジナルと比べてどう>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.3

大衆は愚かである、という認識が主要人物達の中で一致しているが、取り分けエイミーは結婚とは支配すること、夫婦とは演じること、そして社会に擬態することを求める。西川美和さんの作品「永い言い訳」では人生は他>>続きを読む

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.0

「なあ、火ぃ貸して 」
地毛が伸びた金髪とヤニで黄色くなった歯でにやつく拓児、喪失の達夫、暗闇に佇む千夏。誰もが嫌悪感を持つだろうけど、一番人間らしい中島。行き詰まりの場末で交わる肉体は希望と絶望。辛
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.2

楽しかった記憶。

トム・ホランドとマーク・ウォールバーグが仲良くやれるか心配だったけど

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.0

普通になりたい
普通に逃げたい
普通なんかどうでもいい
普通、の中身はころころ変わる
自分自身がナイスでいたい

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.0

ミュージカルは苦手なジャンルなんですが、スピルバーグならもしくは好きになれる発見があるかも!と期待したけどダメでした。
ストーリーに関しても、特に思うことがないです。恋に一途すぎね……とか、すぐナイフ
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.8

同じ日付を現在(コロナ禍)から過去へ遡る。時が全てを破壊する、はギャスパーノエの言葉。いずれ来る時までどうにかやっていくしかない。は前作「くれなずめ」と共通のテーマに思えた。いつかの死へ出来ることは沢>>続きを読む

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.0

Facebookの誕生とその成り行き、変化する人間関係。何度か見てもやっぱり面白い。ジェシー・アイゼンバーグが演じるマーク・ザッカーバーグの人でなし故の強さ弱さ。ぼくは初めて見た時も今もアンドリュー・>>続きを読む

ナイト&デイ(2010年製作の映画)

4.0

胡散臭さと王子さまのちょうどよいところ。

ナチュラルハイのトム・クルーズ。

トム・クルーズがトム・クルーズを自覚してるアクション映画の名作だ。

3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

4.5

カリスマのある悪党ベンと自尊心を失ったダンの友情とも絆とも呼べないような共鳴に嗚咽。

人の最も美しい瞬間をみたんだと思う。

ロニートとエスティ 彼女たちの選択(2017年製作の映画)

3.5

厳格なユダヤ・コミュニティで生まれ育った二人。最初のキスの感触はどんなだったか懐かしく思う。色んな常識が蓄積して内面化してく中で、感じたこと、自分の意思で決めたことってどれくらいあるかな。


〈人間
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.0

大好きな「ヤングアダルト」のジェイソン・ライトマン監督。なんとお父さんは1984年ゴーストバスターズの監督なんですね!それは胸が熱いです。で肝心の内容は人物やストーリーの描き方が類型的でキャストが魅力>>続きを読む

真夜中乙女戦争(2021年製作の映画)

3.0

退廃的な僕に舞い降りたミステリアスな君。「全部ぶっ壊さないか」て、言う柄本佑さんがフ◯イト・ク◯ブのブラピです。主役に華がなくてびっくりした。

インフィニット 無限の記憶(2021年製作の映画)

3.0

前世の記憶とスキルを引き継いだまま輪廻転生を繰り返せる秘密組織の争い。
生き物全滅させて強制的に輪廻を止めようとするの無茶苦茶。

歴史が同じ過ちを繰り返すのは、人類は悟った頃に死期がくるからで、記憶
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.4

カラフルな配色、人物配置。映像が素敵過ぎて、字幕読んでる暇がないっていうのはおそらく初めての経験。包装されたプレゼントのリボンをほどく時のワクワク感がずっとある感じ。

年に3本しか映画を見なくてもそ
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

3.5

政治の話してる飲み会のシーンが面白い。同業者が語る政治。

よほどお人好しか、お腹真っ黒じゃなきゃやってられない。

さがす(2022年製作の映画)

3.5

大阪の下町風景にカルチャーショックを受けた。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.4

2秒に1回面白かった。

1人で突っ走ってしまうピーターに対してMJの〈次は相談してね〉は最高に嬉しい言葉。〈一緒に〉って好き。そこに自分が含まれるから。僕自身は独りなら居ても居なくても同じって思うこ
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

4.0

考えても仕方のないこと、沢山。納得のいく答えが欲しい。誰かのせいにしたい。コミュ障、トラウマを抱えた人、沢山。誰にも認められない。自分が嫌い。沢山の"if"がある中で自分に必要なこと考える時間だった。>>続きを読む

ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

3.5

自分のこだわりや偏愛を専門的な仕事てわ活かせるなんていいなあ。と思っていたらストーリーが二転三転して、主人公のこだわりそっちなの?!
なかなか珍しいフランス製ポリティカルサスペンスでした。

家をめぐる3つの物語(2022年製作の映画)

3.5

フェルトになっても動物になっても人間の怖さが出てるなー。得体の知れなさ、不気味さがよく表現されてました。3話目の色合いが好きだった。

声もなく(2020年製作の映画)

3.5

戸惑った。行われている凄惨さと対照的に終始和やかな雰囲気が流れる。キャラクターも滑稽だ。"暴力はある"が日常の「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」を描きたかったのかな。
主演は映画「バーニング」N
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

4.2

脚本が凄い。鑑賞後はズシンと心が重い。異国にて娘の無罪を信じる父親が右往左往する話、の中に色んなテーマが見えてくる。人に優しくできても、好かれても変えられない人間の器。子供にそれをさせちゃダメだ……。>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0

マウリツィオ・グッチです。と自己紹介した時の破壊力。レディ・ガガ演じるパトリツィアは何を見ていたのか。「愛」と書いて「執着」と読みそうな彼女の視線が、相手を透かしてその後ろにある地位や財産見ているよう>>続きを読む

エール!(2014年製作の映画)

3.5

家族の中で唯一耳の聞こえるポーラには歌の才能があった。セックスと家族と夢の話です。感動の押し付けもなく、それぞれがすごく自然で、さらりと見れた。リメイクの「コーダ あいのうた」は実際に聴覚障害を持つ俳>>続きを読む

エル プラネタ(2021年製作の映画)

3.4

より悪化してる時世での「フランシス・ハ」。監督、脚本、主演をこなし実の母親をキャストに加えた本作はスペインが舞台。猫の動画つい長時間みちゃいますね、現実を忘れ。"無料"に溢れた世界での貧困、考えてしま>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.5

長く生きればスネに傷もあります。
マッチョに憧れる少年とかつてマッチョだったお爺さんの二人旅。世間がどうだ、人が何言おうが選択するのは自分。円熟しきった丸みのある雰囲気。90歳を超えたクリント・イース
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

4.0

停職中の警官が欲しさに悪党から横取りする話。めっちゃオススメ!アマプラで見れるから見て欲しい。それで、あいつ何でこんな変な映画勧めた?いぶかしんで欲しい。だって面白かった。映画でしか体験したくない出来>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

※劇中思ったことの箇条書き。

「魔法(よりもっと不確か)」
▽cast
芽衣子(古川琴音 ふるかわことね)
つぐみ(玄理 ひょんり)
男性(中島歩 なかじまあゆむ)

・タクシーの後部座席に居る仲良
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消えない罪(2021年製作の映画)

4.0

Netflix映画「消えない罪」
サンドラ・ブロック主演、製作。
ルースは殺人の罪で20年服役した。出所後、唯一の妹を探そうとするのだが世間の風当たりは強い。復讐心、妬み、保身、恐怖心、沢山の理不尽。
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アダムス・ファミリー(2019年製作の映画)

3.5

実写版が好きだったけれど、こっちはこっちでいい感じ。
多感な時期のウェンズデーが可愛くて格好いい。

フツータウンの景観を損ねるアダムスファミリーのお城。
最終的にはお互いの違いを認め合いましょうねっ
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