2018年東京国際映画祭にて。
人間って愛おしいね… と思わせてくれる映画が大好きなのですがまさにそのような映画。あたりまえの日常を明日からも大切にして生きていきたいという気持ちでいっぱいです。
男>>続きを読む
ああもうすばらしかった。ニューポートジャズフェスティバルのドキュメンタリー。最高のJazzと自由に思いのまま音楽を楽しむ人たち。それさえあればなにもいらないね世界は最高… 音楽の幸福感に包まれて涙が出>>続きを読む
9月に内田監督と草彅剛さんがタッグを組んだ『ミッドナイトスワン』が公開されるため、予習用に鑑賞。パッケージからB級ヤンキーコメディ映画?と思って観たら、よい意味で裏切られた。小さな田舎町でヤンキーたち>>続きを読む
途中からよくわからない涙がぼろぼろこぼれてマスクがぐちゃぐちゃに。大林監督の映画への愛情、平和への強い思い、人間愛がないまぜになって圧倒的に強い映像で押し寄せてきて気づいたら泣いているような。大林ワー>>続きを読む
フードロスを扱ったドキュメンタリー映画ですが、ダーヴィド監督の朗らかなお人柄で楽しく観れました。価値のあるものを無駄にしない。美しくくり抜かれた南瓜の残り、賞味期限3週間オーバーの納豆、いろんな価値に>>続きを読む
よかった。泣きました。老いをやさしく包み込んでくれるような映画。いくつになっても自分の人生を始めることができるよとそっと背中を押してもらえた気がしました。邦題がすごく効いている。原題『エルネストの瞳を>>続きを読む
ananシネマナビ紹介『ペイン・アンド・グローリー』鑑賞。映画の世界で輝いた人間が年を重ねていくことのリアルが痛い。エンタメ界で生き続ける40代の吾郎さんが自分を投影したというのが分かるような。映画は>>続きを読む
なんとも味わい深い大人のコメディ。石橋蓮司さん、岸部一徳さん、桃井かおりさんらベテラン勢からじわりとにじみ出る可笑しみが魅力でした。狭いバーにぎゅっと立ち並ぶ俳優さんたちのシーンは圧巻。よいものを見せ>>続きを読む
母親と息子の生きている世界があまりにもせまくて歪んでいてつらかった。同じことを繰り返し、人に依存して生きることしか知らない母親。社会福祉からもこぼれ落ちてしまう彼ら。夏帆ちゃん。夏帆ちゃんに断ち切って>>続きを読む
ananシネマナビ紹介『ルースエドガー』鑑賞。苦しい映画だった。同じ人物も見る側の先入観や偏見で別人に見えてしまう。その怖さで心が揺さぶられ続けました。でも観てよかった。
パンフレットがすばらしいの>>続きを読む
とてもよかった。1994年の韓国。14歳の少女の抱えるやるせなさが透明感のある美しい映像に淡々と描かれる。圧倒的な家父長制の中でこれからを生きる力をほんの少し手に入れたキム・ウニちゃん。大丈夫ウニちゃ>>続きを読む
『牯嶺街少年殺人事件』鑑賞。派閥、力関係、女性。思春期の少年少女たちのひりひりとした空気感が、淡々と流れる台湾の日常生活の中に静かに映し出される不思議な味わいの映画でした。アマプラで3時間+別日に1時>>続きを読む
ジャン=リュック・ゴダール監督の流れで気になっていた『グッバイ・ゴダール!』鑑賞。『女は女である』の可愛らしい余韻がとんでしまうような監督の描かれ方で直後に観るべきではなかったかなと(笑) 監督作品の>>続きを読む
アンナ・カリーナがとにかくキュート…!洋服も髪型もくるくる変わる表情も全部可愛らしい。音楽の入れ方もおしゃれで凝っていて。ストーリーうんぬんというより瞬間瞬間を楽しみたい映画でした。
リザとトミー谷の昭和歌謡ダンスを観た瞬間、やばいこの映画好き(笑)と思いました。日本の九尾の狐伝説をモチーフに桜と昭和歌謡を混ぜ込んでこんなポップでダークなファンタジーが生まれるなんて。ああ楽しかった>>続きを読む
1人グザヴィエ・ドラン監督祭りは続く。
息子に向いてない息子と母親に向いてない母親の葛藤。「愛せないが愛さないこともできない」からお互いを自分を傷つけてしまう。薬を使った時にほとばしるユベールの母へ>>続きを読む
すごくよかった… 2人の愛や時間を大切にしたかっただけなのにね。お互いこんなに愛しているのに、ロランスが自分らしい性で生きることと2人で一緒に生きることがどうしても両立できない苦しさ。最後にそれを理解>>続きを読む
よかった。『たかが世界の終わり』で心をグッとつかまれた、どこかかみ合わない親子関係とそこからにじみ出る愛情というモチーフは本作でも健在。ひりひりする親子の会話にしびれました。映像も美しく。まだ観ていな>>続きを読む
今泉監督の映画が好きだなあと改めて思いました。男性同士の愛、その男性が妻に抱く気持ち、家族愛、大らかに見守る隣人の愛、ちっちゃな片思い。いろんな愛が静かにゆっくりと流れる時間の中に描かれていて。苦しさ>>続きを読む
戦場を行くスコフィールドとブレイク。「伝令のため」目的は明確なはずなのに段々何のために命を削っているのか分からなくなる。戦争は虚しい。
ワンカット(風)の映像は圧巻。戦場の極限状態を観るというより体>>続きを読む
ローマ教皇が耳打ちしている写真に惹かれて衝動的に観に行ったけれどすごくよかった。聖職者といえども1人の人間。相手の言葉を聴き寄り添うことで心がほどけていくさまが静かにかつユーモアも交えて描かれています>>続きを読む
とてもよかった。障害者の性とか大きな言葉で一括りにはしたくない映画。脳性麻痺で車椅子生活のユマちゃんの成長が瑞々しく描かれています。生まれて初めて酔っぱらったユマちゃんのかわいらしいこと。監督の彼女へ>>続きを読む
ナチスを盲信する10歳の少年というとてつもなく重い題材がこんなにポップでコミカルでチャーミングな映画になるなんて。戦争の愚かしさはしっかり描きながらもラストの軽やかさは抜群。とてもステキなバランスの映>>続きを読む
監督がVTRでネタバレ厳禁を連呼していたので何も言えないけれど、ものすごく引き込まれてあっという間。半地下というモチーフの使い方がすばらしく。家族の愛や格差社会のやるせなさが地下空間に見事に映し出され>>続きを読む
試写会にて鑑賞。広大なチベットの自然と遥かなるラサへの巡礼の旅。丁寧に紡がれる夫婦、親子愛とその変化、子ロバ。とてもよい映画でした。あと五体投地について知りたい方は絶対に観た方がいい。五体投地のディテ>>続きを読む
予告で気になっていた映画。ル・シネマの特別上映で観れてよかった。フィルムや作品などが積み上げられた部屋をゆっくり片付けながらぽつりと「無秩序には魅力がある」。片付けに疲れると「疲れるのは計算されている>>続きを読む
三角関係という恋愛模様はあるけれど恋愛感情が見当たらなくてパリの恋人たちどうなってるの…という映画でした(笑) ジョゼフくん役の少年とリリー=ローズ・デップがとても美しかった。
とてもよかった… 子供たちを虐待していた父親を殺した母親の気持ち、子供たち3人の母親への感情、それぞれのどうしようもないやるせない思いがむき出しに描かれていて胸に刺さった。人の弱さや痛みを描くのが白石>>続きを読む
はあ最高… カフェのおかしな住人たちと訪問者のどうということない毎日がなんでこんなに愛おしいのでしょう。彼らを包み込むCalling Youとバッハのピアノ曲がやさしい。ものすごく久しぶりに観ましたが>>続きを読む
ananシネマナビ紹介『ラフィキ ふたりの夢』鑑賞。初めて観るケニア映画はポップでカラフルな色彩にあふれていました。恋する少女達はひたすらに可愛らしいのに、同性愛というだけで袋叩きにされてしまうケニア>>続きを読む
スキー旅行に来た幸せそうな家族。あることをきっかけに亀裂が生じ、夫婦間親子間に重苦しく気まずい空気が。重苦しさを最後まで重苦しく描ききった怪作。見事にずっと気まずくてちょっと笑ってしまうくらい。最後の>>続きを読む
ananシネマナビ紹介『第三夫人と髪飾り』鑑賞。ゆっくりと流れるベトナムの山村の時間を描いた映像が美しい。一夫多妻制で女性が物扱いされる世界に入った14歳のメイ。無垢な少女が初めて抱える小さな嫉妬心な>>続きを読む
ananシネマナビ紹介『エイス・グレード』鑑賞。shy girl?だった私にはケイラの思春期のあれこれが刺さりすぎた。同級生の誕生日パーティから逃げ出したい感じとか(笑) 自信のなさを克服しようとして>>続きを読む
すごくよかった。美しい映像と低弦の響き… 感想をまとめたいけど時間がない。とにかくもう一度観に行きたい作品です…
すごくよかった。第2次世界大戦前後を生きるイギリス人夫婦のささやかな日々の暮らし。出会い共に暮らし子供を育てやがて老いる。そんなごく普通のことがとても愛おしく感じられて泣きました。鑑賞後にロビーでエセ>>続きを読む
ananシネマナビ紹介の『ディリリとパリの時間旅行』鑑賞。すごくよかった!古き良きベルエポックのパリを三輪車で駆け回る利発で誇り高い少女ディリリ。かなりエグい少女誘拐事件に立ち向かうのですが、その事件>>続きを読む