lunesさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

3.0

ヴァンパイアと違って、ゾンビは外見がすばらしく良くないので、キラキラなラブストーリーには向いていない。
万一、ゾンビ版『トワイライト』なんて作ったとしても、女子の需要は無いだろう。
マニア臭が強すぎる
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エンダーのゲーム(2013年製作の映画)

3.0

オースン・スコット・カード作の原作版『エンダーのゲーム』は、エヴァンゲリオンに影響を与えた作品らしい。

もちろん観る前には、そんなトリビアは知らなかったのだが、確かに考えてみると共通点は少なくない。
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.6

原作は、朝井リョウの同名小説『桐島、部活やめるってよ』

きっと、「特筆すべきことが何も無い、ただ学生の日常を淡々と描いているだけの退屈な映画」という評価は正しい。
確かに、特別な事は何も起こらない。
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天使の処刑人 バイオレット&デイジー(2011年製作の映画)

1.5

主人公である二人の少女が『プロの殺し屋』であるという突飛な設定が、ほぼ死んでいる。

一般的に、バイオレンス映画から感じられる刹那的なものはまったく無く、映画全体が描きたいのはむしろ逆の方向にさえみえ
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ルームメイト(2013年製作の映画)

3.3

原作は、今邑彩の「ルームメイト」

原作は未読であるが、巷の書評や噂を見るからに、人気のある完成度の高いミステリー小説のようだ。
この映画版は原作と設定が大きく異なっているらしい。

素晴らしい題材や
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陽だまりの彼女(2013年製作の映画)

3.5

松本潤と上野樹里ダブル主演のラブストーリー。
原作は同名小説「陽だまりの彼女」。
ベストセラーらしいのだが、ウィキペディアを見ると気になる一文が、
「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」と謳った
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中学生円山(2013年製作の映画)

1.2

多感な思春期の中でも、さらに特別で複雑なのが13~15歳の中学生時代だろう。


しかも、それが男子中学生ともなると、バカなことかエロい事しか考えていないのだからもう手に負えない。

今作は主人公のと
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フローズン・グラウンド(2013年製作の映画)

3.3

80年代アラスカで、実際に起こった連続殺人事件を元にしたサスペンス映画。

アメリカには歴史に残る凶悪犯罪者が多数いるが、おそらく、このハンセンもその一人だろう。
この事件の詳細を知らなくとも、『ロバ
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悪の法則(2013年製作の映画)

3.0

キャスト各々で、主演映画を撮れるくらい豪華な面子が集まっているのにもかかわらず、内容は華やかさの欠片も無いほど凄惨というギャップの多い作品。

メキシコの麻薬カルテルとそれを取り巻く人間達が物語の主軸
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.0

サンドラ・ブロック演じるライアン博士と、ジョージ・クルーニー演じるコワルスキーが宇宙での船外任務中にスペースデブリによる大事故に見舞われる。
セーフティベルトも何もなく宇宙空間へ放りだされてしまったラ
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キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

3.5

『キック・アス』のファンには、待望の続編だろう。

このシリーズは、実はコアな映画通とマニア向けで、こんなにも大々的に取り上げられるような作品では無いと思うが、日本でも口コミ等でじわじわと人気が広がり
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

3.7

ゾンビ映画は、今や種類も数も豊富だ。
コメディ風の笑えるものから、最近だと恋愛もの、そして昔ながらの血みどろ系。本格的なホラーからパニックものなど様々なジャンルで登場する。
加えて、カメラワークや時代
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ひまわりと子犬の7日間(2013年製作の映画)

1.0

実際保健所に預けられる動物は、圧倒的に猫が多い。


犬の映画だからとは思うものの、猫が保健所に一匹も登場しないのは、あまりにも不自然である。

この映画では、動物の殺処分というやりがいのありそうな重
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スプリング・ブレイカーズ(2012年製作の映画)

2.6

退屈な日常を変えるべく、スプリングブレイク(春休み)を利用してフロリダへ出かけた四人の女子大生達の非日常を描く。

「普通なんかサイアク」、「刺激が欲しい」、「もっと人生を楽しむの」とかいう理由で大人
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劇場版SPEC~結~ 爻ノ篇(2013年製作の映画)

1.1

めでたく?本作をもってSPECシリーズが完結したわけだが、爻ノ篇を観賞後に改めて『スペックホルダー』とは「なんぞや?」と考えてみる必要がある。
いや、むしろ「なんだったか?」が正しいかもしれない。
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劇場版SPEC~結~ 漸ノ篇(2013年製作の映画)

1.0

この長い長い(というより無理矢理長くしている感があるが・・)SPECシリーズもここにきて、ようやく完結らしい。

完結篇の劇場版を二作に分けて公開する所が既に腹立たしいが、今作『漸ノ篇』は、その腹立た
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ジャッキー・コーガン(2012年製作の映画)

2.7

ブラッド・ピット主演のハードボイルドな映画を期待していた人には、かなり残念な作品だろう。

パッケージとコピーでそう思うのはしかたないが、この作品のテーマはリーマンショックから今のオバマ政権までのアメ
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ドラゴンボールZ 神と神(2013年製作の映画)

3.0

どう考えても、2013年に魔人ブウ戦後を描いた続編など、まったく必要ないように思うが、懐かしさで久しぶりに観てしまう人は多いだろう。
そういう意味では鳥山明のサービス精神と割り切って良い映画だと思って>>続きを読む

悪の教典(2012年製作の映画)

2.0

この映画では、『サイコパス=猟奇殺人者』という定義になっているが、実際は特異な例だ。

「平然と嘘をつき、それに対する後ろめたさをまったく感じない」
「自分を守る為に明らかに不条理であることを行う」
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96時間 リベンジ(2012年製作の映画)

3.2

パリでの大暴れから4年。
元CIAのブライアンが家族を救うために、今度はトルコ・イスタンブールで派手にやらかす。

前作のスピード感のある展開とブライアンの超人っぷりは引き継がれているものの、面白さは
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レック3 ジェネシス(2012年製作の映画)

3.0

RECシリーズの第三弾。

POVのホラー映画として、非常に高い完成度だった一作目の『REC』から数えてもう三作目になるのだから、そろそろこの悪夢の核心に近づいて欲しいところだが、今回はGenesis
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.2

近未来。
主人公サムは地球へのエネルギー供給の為、たった一人で月での採掘作業をしている。
彼の唯一の話相手は、AIロボットのガーティー。
外部と隔絶された空間での生活と孤独に耐え三年、とうとう地球へ帰
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キリング・フィールズ 失踪地帯(2011年製作の映画)

2.2

マイケル・マンの娘が監督ということで、親父の地味さはしっかり受け継いでいる今作。
しかし、作品全体にはしっかりとした重さと丁寧なつくりこみがされている印象はある。

出来が悪いということは無く、むしろ
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ドライブ・アングリー3D(2010年製作の映画)

2.4

オカルトとB級アクションがMIXしたストーリー。
主演がニコラス・ケイジ、『プリズン・ブレイク』シリーズでおなじみのウィリアム・フィクトナー。

汚いスラングが心地よい、いかにもアメリカっぽい会話と映
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アリス・クリードの失踪(2009年製作の映画)

3.1

二人の男が黙々と何かの準備をしている。
会話も交わさず、手際良く完璧に作業を進めている。
どうやら犯罪計画のようだ。
しかも誘拐の模様・・・。

登場人物は三人のみ。
男二人と女一人。
女はもちろんタ
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Another アナザー(2011年製作の映画)

2.5

とにかくチェンジオブペースの激しい映画である。

じめじめした気持ち悪さがあるシーンが続いたと思いきや、THE青春映画という爽やかなシーンに飛んだりと緩急が凄い。

それでいて、Jホラーにしては珍しい
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ムカデ人間2(2011年製作の映画)

3.0

『ムカデ人間』の続編。

フィクション映画『ムカデ人間』を観た主人公マーティンがそれに影響され、自らもムカデ人間を作ろうと凶行に走る。
作品が現実世界とリンクするという設定が絶妙。

さらに、前作はハ
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ハンナ(2011年製作の映画)

2.3

人里離れたフィンランドの森の奥。
雪に覆われたこの場所で、主人公ハンナは父親と二人で暮らしている。
外部から隔絶された生活の中、ハンナは食べる為に狩りをし、父親からは身を守る術を徹底的に叩き込まれる。
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ピラニア リターンズ(2012年製作の映画)

1.3

バカ、グロ、エロ、スプラッターが、すばらしいバランスでブレンドされていた前作と比べてなんという出来の悪さ・・・。

馬鹿すぎる。しかも悪い意味で。
自己満映画に1時間以上も付き合わされる事ほどツライも
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.0

007シリーズが始まってもう50年も経つのだと思うと、ジェームズ・ボンドは本当に長く愛されているキャラクターなのだと改めて感じさせられる。

今作はその記念すべき年に製作された23作目。
素晴らしい出
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スノーホワイト(2012年製作の映画)

1.8

原作はグリム童話『白雪姫』。
世界中で読まれているこのあまりにも有名なお話を、今更映画化するのは大変な苦労があっただろう。
なんせネタもオチもわかっているのだから、『魅せ方』が非常に重要であり、監督の
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アンダーワールド 覚醒(2012年製作の映画)

3.1

2003年公開の『アンダーワールド』からあしかけ9年。
ここまでシリーズが続くとは驚きだ。

一作目から、映像美とスタイリッシュなアクションは素晴らしかったが、『吸血鬼と狼男の戦い』というあまりにも古
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ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)

3.3

外部との接触がほとんどなく、閉鎖的な村に育った主人公リーは、父親が保釈中に逃亡したせいで担保に入れられていた家を没収される状況に追い込まれる。
幼い兄弟2人と病気の母を守る為に、リーは父親の行方を探す
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ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春(2011年製作の映画)

2.9

水野晴郎に
「いやぁ~ゾンビって奥が深いですねぇ~」といってもらいたいような一本。

今作は一般的なゾンビ映画とは少し違う風変わりな作品である。
主人公はゾンビなのだが、知性が失われておらず会話もでき
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