とりあえず深キョンに★2つ。いや、映画としてそこまでダメだってことじゃないんだけど、ぼくが思ってたジョーカー・ゲームとはぜんぜん違った。英国諜報機関と謎の美女と主人公が、三つ巴になってあるブツを奪い合>>続きを読む
真っ当な伝記映画なんだと思う。「へえ、こんな人がいたのか」くらいの感想で、個人的にはさほど見るべきところのない内容だった。これなら戦メリでも観なおした方が数倍面白いと思う。シチュエーションが似てるだけ>>続きを読む
何より驚いたのはゲルダという人の先進性と精神のしなやかさだった。
まだLGBTみたいな通念もないような時代に、夫が持つ女性性を受け入れる。それだけでも、相当に柔軟な感性だと思う。夫妻がともに芸術家だ>>続きを読む
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監禁7年目、5歳になる息子の父親は犯人。
この題材なら、エンタメ的に美味しいのは悲惨な監禁生活と、そこからのドラマティックな脱出劇だろう。完全にスリラーの題材だと思う。でも、この作品はそこを目指さな>>続きを読む
真面目に観るとこれは辛い。まず脚本が雑で色々と腑に落ちない。今時のよく練られた時間SFに触れている人なら尚更だろう。未来人の描き方がどうにも拙い。キングギドラの設定も辛い。別に設定を変えるのは構わない>>続きを読む
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疑問を持ったら負け。あの卵はどこから湧いて出たのかとか、放射能どころか気温の急激な変化くらいで怪獣化するってどういうことだとか、そういうことは考えちゃいけない。謎の研究員たちが気候を制御する実験で色々>>続きを読む
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普通という無意識の加害者。自分はそうじゃないと言い切るのは難しい。ぶっ壊れている他人を見て、見下したり、憐れんだり、無関係だと思ったり、わかった風に優しくしてみたりする。けれども、そういう自分はただ普>>続きを読む
吃驚するくらいのハッピーエンドが最高だった。そこに至るまでのストーリーやアクションはなかなかにケレンが効いている。テンポもいい。うだつのあがらない主人公が、実はCIAの実験で生まれたとんでもない戦闘能>>続きを読む
とにかくモスラ優しすぎ。ついでに健気すぎ。小美人もインファント島民も、あんなブン屋のねーちゃんの演説ごときで懐柔されるなんて人が良すぎる。お陰で日本はゴジラの脅威から救われるわけだけど、まったく一方的>>続きを読む
ただただアウシュビッツ酔いが凄い。異様にピントの浅い準POV的な映像の効果だろう。確かに一見の価値はある。ただぼくには、人間の尊厳を描いた感動作には見えなかった。読解力が足りないんだろうけど、戸惑いが>>続きを読む
うまく2時間にまとまってはいる。原作漫画とアニメ版のふたつの結末を先に知って観たぼくとしては、どうしてもそんな感想になってしまう。
この作品の本来のメインディッシュは小学生時代の事件で、現代のエピソ>>続きを読む
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良くも悪くも予想通りのデキ。テレビシリーズの時からいかにもなハードボイルド気取りがきつい作品だったわけで、そこはまあ想定の範囲内なんだけど、今作の新キャラがまたいかにもな感じで萎える。伊勢谷友介もビー>>続きを読む
アメリカに突如現れたチェスの天才が、誰も見たことのない独創的な手で、当時のチェス大国ソ連のチャンピオンを倒すってストーリーは、ロッキー的な「アガる」映画を想像させる。でも、これはそんな気持ちの良い話じ>>続きを読む
平成ガメラ3部作の金子修介監督ってことで結構期待して観たんだけど、まさに期待どおりの面白さ。そりゃあキャスト的には色々と不満もある。それでも、バトル系怪獣映画としては大満足。護国聖獣みたいな設定だとか>>続きを読む
敵怪獣のビオランテがドラマパート寄りの存在なこともあって、ゴジラそのものの存在感は薄めな印象。ゴジラ細胞を巡る国家間の暗闘やら、マッドサイエンティスト的な科学者の暴走やら、ストーリーで楽しませるのが本>>続きを読む
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ゴジラ第一作と庵野秀明、奇跡の悪魔合体!これがテンションあがらずにいられようか!たとえ、おっさんホイホイだとしても!とりあえず、これから観に行こうと思ってる人は、以下一切読まずにどうぞ。ネットの評判も>>続きを読む
何度見てもちょっと笑ってしまう。例のヨノイがセリアズのキスによろめくシーン。坂本龍一の能面みたいな表情がとても好い。あと、俳優たけしは使いようだなと、改めて思った。ハラ軍曹のチャーミングさはとても感動>>続きを読む
柄本佑の魅力爆発。2作目の緒形拳にも通じるような、静かに狂ってるお人好しを好演している。敵役の安藤政信もクソみたいなセコいイケメンをやりきっていて実に清々しい。一方、東出昌大の方は主演としてはイマイチ>>続きを読む
緒形拳の狂い方がとてもいい。正気を保ったまま確固として狂気を断行するさじ加減が絶妙。鳩の使い方もめちゃくちゃ格好良い。ただ、本題の方はというと、1作目に比べると展開がルーズで緊張感に欠ける。緒形拳に時>>続きを読む
1995年公開当時、劇場で観たときは結構な衝撃だった。GONINサーガを観る前の復習にと、久々に軽い気持ちで観はじめたんだけど、ガッツリどハマりしちゃうほど、名シーンてんこ盛りの傑作。たけし演じる殺し>>続きを読む
ぼくにはとても怖い映画だった。
人は見たいものしか見ない、とは定型句みたいなものだけれど、見たいものを見せることに長けたメディアとの共犯関係が、誰かの人生を無邪気に、徹底的に毀損しているのだと思うと>>続きを読む
勝新太郎がチャーミングすぎて吃驚。田村高廣との掛け合いなんて殆どカップルのそれで、なんとも微笑ましい。こんなタイトルだけれど、戦争映画でもヤクザ映画でもなく、男二人が終始イチャイチャしてるだけという大>>続きを読む
ギャグすれすれの大技を決めてきた。こんな企画、普通ならギャグにしかならない。それでも、白石晃士監督なら何かやらかしているに違いない。ただその一念で観に行った。いやはや、やってくれたよね、白石監督。二大>>続きを読む