MUさんの映画レビュー・感想・評価

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東京暮色(1957年製作の映画)

3.5

人にはわかっていてもできない時がある。この映画で小津は理想を掲げるのではなく、誰もが理解している事をなお強く認識させてくれるのだ。

襖を開いた奥行きのある画がたまらない。
これこそ、日本の奥ゆかしさ
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ひまわり(1970年製作の映画)

3.0

ナポレオンも経験した冬将軍。

死の淵から救われたことで全てが変わってしまった男だが、経験した事があまりに想像を絶するため、心情を理解する事が難しい。

この映画に限らず、駅のシーンってほんと好き。

スパルタカス(1960年製作の映画)

3.5

ローマは王政、帝政より共和政がおもしろいと個人的には思っている。

最後には負けてしまったが、愛と自由を手にした。

仲間を見つめるスパルタカスがとても優しい。

哀しみのトリスターナ(1970年製作の映画)

3.0

人間は環境によって精神も肉体も変わる。

資本家に対して断固として労働しない落ちぶれ貴族の人物が観れるのがとてもおもしろい。

この庭に死す(1956年製作の映画)

3.0

死が救う生もある。

宣教師の後に来るのは悪徳商人か?

さすがブニュエルという作品。

バリー・リンドン(1975年製作の映画)

4.5

感動しました。

映像は動く油絵であり、1人の男が英国階級社会を下から上へと旅をする。

決闘が廃止されてよかった。

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

4.5

戦争映画ではなく反戦映画と言いたい作品

戦勝国たちは、この第一次大戦の戦後処理を誤り、再び世界を地獄にしたのだ

田舎司祭の日記 4Kデジタル・リマスター版(1951年製作の映画)

3.5

ブレッソンの作風でもある、単視点から視る人々とはこの頃から始まっていたのかと思いました。

唯一の救いは最後の言葉を人に託せたことだろうか。

沈黙(1962年製作の映画)

3.5

言語を遮断された世界

美しいモノクロームの光と影

精神と肉体

最後に少年が発する精神という言葉が感情深かかった

灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

3.5

自由が敗れてしまう映画

主人公の無念が伝わってくるラストシーンがとても象徴的です

ハンガリー産のタバコを吸ってみたい

トラベラー(1974年製作の映画)

3.0

目的を果たすためにいろいろ考えて行動しても、あまり上手くいかない事はたくさんあるよね

写真撮影会のシーンがとても可愛らしい

狩人の夜(1955年製作の映画)

3.0

童話のような映画

シルエットがとても美しい

とても面白かった

スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.5

とても素晴らしいニューシネマの傑作

元妻との電話のシーンは絶望しますね

古きアメリカの姿が心地よい

アッカトーネ(1961年製作の映画)

3.0

パゾリーニのネオレアリスモ的な映画

とにかく街の景観が素晴らしかったです

元妻の家で追い帰されるシーンに感情が動きました

鏡の中にある如く(1961年製作の映画)

3.5

神を信じることは病気だという映画

そしてそれは根治する事はない

海に浮かぶ廃船の画がとても素晴らしかった

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

3.0

感覚映画

あまり考えずに観て、そのシーンで笑ったり悲しんだりしたら良い

個人的には神父がピアノを引くシーンが面白かった

怒りを込めて振り返れ(1959年製作の映画)

3.0

随分と粗暴な男だった

身近な人が次々といなくなるのに対して戻って来る人もいるのが救われた

お互いをクマとリスに例えるのは可愛い

ラルジャン(1983年製作の映画)

3.5

カラーのブレッソンを初鑑賞

カラーでもブレッソンでした

初老の女性の生活感が観ていて心地良い

情事(1960年製作の映画)

3.5

アントニオーニにしては意外とストレートな内容でした

女性目線の映画ですね

あの終わりかたはグッとくる

カスパー・ハウザーの謎(1974年製作の映画)

3.0

無知こそ純粋なのかと考えさせられた

ヘルツォークは動物の演出も素晴らしい

白夜(1957年製作の映画)

3.5

恋は結果では無く内容
孤独な男は女と幸福な時間を生きた

画がとにかく美しく素晴らしかった

ワンコがかわいい

七月のランデヴー(1949年製作の映画)

3.0

青春は刹那的
甘くて時に苦い

青春映画として物足りない面もある

幸福の設計(1946年製作の映画)

3.0

物質的に貧しい夫婦だが2人には愛があり、とても豊かな時間を過ごしている。その形の愛は、疑いようのない愛である。

太陽はひとりぼっち(1962年製作の映画)

3.5

劇中、女が愛を求めているようには見えなかった
冒頭で男と別れた時点で虚無感にとり憑かれ、愛の不毛と絶望を知り、愛とは別の何かを求めてさまよっていたのではないかな
何度か鑑賞すると、なお面白そうな映画か
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アルジェの戦い(1966年製作の映画)

4.0

今のヨーロッパについても考えさせられる映画
自由の為には戦うしかないのだろうけど、戦争はダメだ

10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス(2002年製作の映画)

3.5

エリセが素晴らしかった

美しいモノクローム
美しい田舎の風景
そこに生きる人々

エリセの10分は至上

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.0

効果音や環境音がノイズ音楽になっているのに感動しました。

デビッドリンチの最も、らしい。作品

トラフィック/ぼくの伯父さんの交通大戦争(1971年製作の映画)

3.0

ジャックタチを初鑑賞

イメージ通りでした。
とにかくいろんな車が出てきて面白かった。

次は初期の作品を観てみようと思いました。

トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

3.5

ワイルドでキュートなラブロードムービー
オープニングからノリが良くて映画自体がアメリカン

デニスホッパーとウォーケンの対話に痺れる

野いちご(1957年製作の映画)

4.0

ベルイマンのロードムービー

この作品は家族の映画であり、夢と現実の反復である。

穏やかな眠りが心地よい

夏の遊び(1951年製作の映画)

3.5

男女の青春は甘く、悲しく、全てがつまっている

初期ベルイマンはこの手の映画もとても素晴らしいです

都会のアリス(1973年製作の映画)

3.5

大人の男と少女という組み合わせは面白い

各都市の景観も見所です

さよなら、また明日(1960年製作の映画)

3.5

多くの人が人生で何度か経験する恋のひとつの話

こういう映画は珍しい

やっぱり恋愛は追いかけたいね

女が階段を上る時(1960年製作の映画)

3.5

この物語の女にとってお金とはなんなのだろうか

そして男とはなんだろうか

自分の母親を思い出す映画です

かもめの城(1965年製作の映画)

3.0

とても上質なモノクロ映像

パトリシアの思い込みに対して冷静につっこむ人物達に笑いましたが、素晴らしく悲しい愛の映画でした。

愛は死より冷酷(1969年製作の映画)

3.0

非常に格好つけた演出と画作りなんですが、あまり格好ついてない。

観る前に期待しすぎたのかもしれない。

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