2000年にロシアで実際に起こった原子力潜水艦クルスクの事故をモチーフとした本作。クルスクに起こった事は、不幸な事故で片付けて良いようなものじゃ、全くなかった。
出航後間もなく暴発した艦内の魚雷。そ>>続きを読む
ブラジルにおけるトランスジェンダーの中途退学率は82%。その平均寿命は35歳と言われている···という事実に驚いた。そして、トランスジェンダーであるというだけで暴力の標的にされるという現実にも。
クラ>>続きを読む
遅れて入ってきたうえに、しばらくスマホを使い続け、時にこそこそ話すふたり組に大いに鑑賞を邪魔されたけれど、それでもこの映画は好みだった。ポップコーンを食べ続ける音さえ腹ただしかったけれど、それでもこの>>続きを読む
予告で何てバカバカしいの!と思って笑っちゃったから観に行ったら、本編もバカバカしくって面白かった~。こうただ観てただ楽しむ映画って、たまに観たくなる🤭
終末の戦士、って言われてもまあ、週末のって通常>>続きを読む
子どもたちの笑い声、大人たちの会話、母親が子どもを呼ぶ声。顔見知りばかりの賑やかな日々が、阿鼻叫喚に一瞬で変わった瞬間を目の当たりにして、こんなことが実際にあったんだと息を呑んだ。
プロテスタントの>>続きを読む
ある日突然姿を消してしまったすみれの真実を求めて、すみれが最後に旅をした地に行く真奈。ふとした瞬間、すみれを想う真奈を観ていると、不在はよりその人の存在を濃くするなと思った。
明確に亡くなった事を知>>続きを読む
1996年、オーストラリア・タスマニア島で起きた無差別銃乱射事件。花火を持っていたはずの手が銃に持ち変わるまでにあった出来事のどこにも、ストッパーとなる要素が無かったような感じがしてしょうがなかった。>>続きを読む
この映画、To Jadeというクレジットが最後に出てきたから実話が基になっているのかな?と思ったけれど、どうも実話ではないようで。ただジャドのようにラグジュアリーブランドで働くようになった、という話は>>続きを読む
今泉力哉監督と城定秀夫監督が、互いに脚本を提供したコラボレーション企画L/R15のLeft sideにあたる本作。結婚は遠い存在の岬と結婚式目前の一花。好きだった人を忘れられない多田と結婚を前に浮気を>>続きを読む
今泉力哉監督と城定秀夫監督が、互いに脚本を提供したコラボレーション企画L/R15のRight sideにあたる本作。シンプルな事をややこしくしてる登場人物4人の愛というのか恋というのか、まあ面倒な人た>>続きを読む
ぼんやり観てても楽しめる映画だった。ちょっと敵がマヌケな感じなのもお約束っぽくて、観やすかった。
サムと3バカの戦いが面白くって笑っちゃった。さすがに顔に陶器を落とされた時は、ウワッとは思ったけど、>>続きを読む
珍しく邦題が良かったなぁ。
独特の世界観と雰囲気に一気に引き込まれた。提示されるミッションの数々がどんどん妙なものになっていって、もう無茶苦茶なっていう感じがしたぐらいだけれど、それらのミッションを>>続きを読む
レビューを書こうと検索してびっくりした。この映画、136分もあったの?と。
1シーン1シーンがとても長く、じわりじわりとしか進まない話に、始まってわりとすぐにうとうとしてしまった。気が付いたら目を閉>>続きを読む
1961年に起きたゴヤの名画「ウェリントン公爵」盗難事件。邦画タイトルにある通り、盗んだ絵画を人々の為に使おうとした優しい泥棒のお話だった。
14万ポンドもの税金を使って購入された1枚の絵画。税金の>>続きを読む
思いのほか良い作品だったなぁ。前向きなラストにはじーんときた。
誰かに見てもらうために作ってきた作品を自分の手で壊さなきゃいけないって、めちゃくちゃツラいだろうと思う。披露する場を失って、何のための>>続きを読む
観たいなぁと思っていたから、上映があると知って嬉しかった!ドライブ・マイ・カー効果かな。
どれもあり得そうな偶然ながら、その偶然に遭遇した人達に訪れたのは、想像しなかった結末。
『魔法(よりもっと>>続きを読む
ナチスに迫害されたロマ民族であるマヤが主人公というのが、ひとつこの映画の特徴だったと思う。
マヤが不意にトーマスを見つけたのは、1950年代後半。終戦を迎えて数年経とうとも悪夢に悩まされているマヤが>>続きを読む
余命10年をどう捉えたら良いのか、悩む年数だなと私も思った。10年。ふいに知った余命のわりには長い気はするけれど、生きる年数としては短いし、夢、結婚、出産···人生計画を経てるには微妙過ぎると思う。何>>続きを読む
スポーツに疎い私でもウィリアムズ姉妹の名は耳にしたことがあったから、興味津々で鑑賞。テニス未経験の父リチャードが、姉妹誕生前に75ページもの計画書を作り上げていたというんだから、驚きだった。
計画、>>続きを読む
ストーリーを知ってても楽しめた前作『オリエント急行殺人事件』。今作はストーリーを知らなかったけれど、楽しめた!
相手が逆上してもしょうがないでしょって思えるぐらい、ポアロの詰問の仕方が辛辣だったなぁ>>続きを読む
ある1日だけで振り返る葉と照生の6年間。同じ日付でも曜日が違えば年は異なることが分かるから、日付と曜日と時間を見せることで、ふたりの想い出を遡っていくのは面白かった。
出逢って恋人同士になってすれ違>>続きを読む
冒頭から、MX4Dで観たら楽しいだろうな~感が溢れてた!ストーリーはシンプルだし、謎解きもサクサク進んでいくから、ストーリーに置いていかれることなく、MX4Dを満喫出来る映画じゃないかなと思った。>>続きを読む
この映画を青春ドラマとカテゴライズするには、ちょっと哀し過ぎると思った。
想い出の詰まった団地を守るため、ユーリは自分の手で修繕を行っていく。でも、建物の老朽化は止められないし、取り壊しも止められな>>続きを読む
観ながら、自分の中の後悔が浮かび上がってきた映画だった。
あの時選ばなかった方をもしも選んでいたら···そういう後悔めいたものがある人は多いと思う。そしてきっと、選んだ方より選ばなかった事の方が心に>>続きを読む
『シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!』を観て、戯曲の方も観てみたいと思っていたから、この公開は嬉しかった。ただ、オフ・ブロードウェイで上演されたミュージカルを下地に制作されたようなので、原作とはち>>続きを読む
島国日本の中の更に島の中。小さな小さなその中が、世界の全てになってしまっている島民のまあ排他的なこと。一致団結と言えば聞こえはいいけど、その実、圭太をヒーローに仕立て上げて島丸ごと託そうとしてるんだか>>続きを読む
ビリー・ホリデイの『奇妙な果実』は、この映画で初めて聴いた。リンチを見たことある?と問うたビリーが歌った人種差別の惨状を描いた歌。歌詞で聴くだけでもおぞましいのに、それを“正義”と謳って実行するなんて>>続きを読む
いやー驚いた。1つの死体に戦争の命運を託したなんて。まさに、死者への冒涜であり、勝つための奇策。
死体を選別して偽の将校を実在するまでに作り上げていく過程が結構長尺で描かれていて、いつ作戦は実行され>>続きを読む
世界が廃止に向かう一方、死刑制度のある国は存在する。そのひとつが日本であり、そしてイラン。死刑制度廃止の最大の理由である冤罪を扱ったこの映画は、観ておきたいと思った。
死刑執行1年後に夫の冤罪が判明>>続きを読む
またひとつアメリカの闇を観た、と思った映画だった。
30年以上も前の養子縁組の書類の不備により、生まれただけの地である韓国に強制送還される危機に急に直面することとなったアントニオ。3歳でアメリカに来>>続きを読む
ちょっとビックリしたなぁ。考えた事とまるで違った冒頭のシーンに、ラストで明確になるタイトルの意味。都合良すぎる展開も、都合が良いに決まっている理由があって、これは良く出来てる映画だなと思った。ほんと、>>続きを読む
トニーとマリアが出逢ってから別れるまでが、ロミジュリよりも短いたった2日間の出来事なんだから、本当に劇的。
いがみ合うジェッツ団とシャークス団を尻目に一瞬で惹かれ合い恋に落ちるトニーとマリア。見事な>>続きを読む
ここのTrendで知って気になった映画。ここきっかけで観に行った映画は初めてかも。
まず、雑誌の記事を映像で見せる、っていう発想が面白かった。それがオムニバス形式になっていて、映画を観終えたらほぼ1>>続きを読む
終わらないイスラエルとパレスチナの対立そのままに、敵意剥き出しで罵詈雑言を飛ばし合う楽団員達。コンサートをする気があるのかというぐらい敵対し続けるのも、スポルクの質問にノーを選択する気持ちも、理解しが>>続きを読む
ラストのビルの言葉、重かったなー・・・。
言葉が通じない中、文化が異なる中、ヴィルジニーの力を借りて、必死に真犯人捜しに動くビルは、アリソンが自分をどう思っているのか知っているからこそ、よりアリソンを>>続きを読む
思い出し笑いならぬ思い出し泣きが出来るぐらい、感動した。泣いた。終盤はもう歌がトリガーになってるんじゃないかっていうぐらい涙が出てきて、ハンカチ1枚濡らしきってしまった。
夜明け前に起きては、家業の>>続きを読む