じゃいろさんの映画レビュー・感想・評価

じゃいろ

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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.6

GODZILLA(2014)に比べれば怪獣の出番が多くて概ね楽しめた
人間ドラマがどうしても弱くてやや飽きてしまったが、コングが画面にいる間はずっと面白い

残酷描写もしっかりしていてコングのそこら辺
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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

3.6

面白いは面白いんだけどゴジラの出番がとにかく少ない
ムートーとゴジラが空港で初対面したときは既に1時間が経過しており、ようやく派手なゴジラの暴れっぷりが見れると思ったらバトルはカットで人間ドラマへ、こ
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

3.9

3年ぶりほどに鑑賞したが、やはり最高の暴力映画
初監督作品で荒削りながらもここまでの傑作を生み出した北野武は天才だ

まず開幕すぐの非行少年がたけし演じる主人公の暴力刑事にボコボコにされる流れが最高に
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さざなみ(2015年製作の映画)

3.7

"異人たち"を見に行きたいのでその前に同監督作品でも見とこうと思ったが、地味ながら暗黒夫婦映画として非常に怖くてもの悲しげな作品になっていて良かった

過去の思い出に囚われる人間の感情の変化をゆっくり
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その怪物(2014年製作の映画)

3.6

開幕から謎のギャグ漫画ノリが始まり、どう話を転がすか不安になるが、そこは流石の韓国クオリティ すぐさま血みどろの復讐劇にスライドしつつコメディ要素も散りばめており、散らかった印象を持つ人もいるかもしれ>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.8

4.5年振りに再鑑賞
前見た時はとにかく難しい印象だったが、久しぶりに見ても難しいもんは難しい
だが、暴力描写の容赦なさやハーヴェイ・カイテル出てたんだってところや再発見が多くて初見時より楽しめた
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.7

センスがない邦題を付けられてしまう映画も少なくは無いが、"俺たちに明日はない"という邦題はさすがにセンスがいい
正しく明日を捨てた刹那的な生き方しかできない若者の破滅までを描く作品にふさわしい

完全
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

劇場スルーするか迷ったが、この音響効果は間違いなく映画館で見て正解だった
映画そのものはあまり面白いものではなかったが、映画館で観る価値は十分ある

多少は予習をしてから鑑賞したから置いてけぼりはされ
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インソムニア(2002年製作の映画)

3.8

ノーラン作品の中では評価が低くて見るまで時間がかかったが、いざ見れば十分面白いサイコサスペンスとなっていた

確かに地味な作風ではあるが、刑事が犯人を追うだけに留まらず、刑事側の贖罪や汚職も描かれ普通
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貴公子(2023年製作の映画)

3.7

重厚な韓国ノワールを期待すると少々違うものが出てくるが、軽いノリのアクション映画と思えば面白い作品だった
韓国らしい厭な暴力はあまり見れないがそれでも血みどろ展開にはなってくれるから安心して見られる
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.8

オーメン1作目は微妙だったが本作はかなり面白いしめっちゃ怖かった
久々にこんな怖い映画を見た

ゴシックホラーでサスペンスフルな内容になっているがしっかり恐怖濃度も高い
1作目オマージュのショックシー
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ドッグマン(2018年製作の映画)

3.7

気弱な主人公は粗暴な友人に飼い慣らされる犬なのな、それとも凶暴な犬を飼い慣らせない飼い主なのか

ジャイアンとスネ夫みたいな2人のハードすぎる関係を描いた暴力映画
不条理に振り回される主人公が不憫なが
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ホームドラマ(1998年製作の映画)

3.7

初めてフランソワ・オゾンの作品を見たが初期作でここまで毒気の強いブラックコメディを撮ってるとは思わなかった

ネズミに触れた家族が自分の深層心理にある欲望を解放するファンタジーじみた作風をとことんブラ
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オーメン(1976年製作の映画)

3.6

オーメンの新作を見たいがために鑑賞したが、正直怖さもさほどなく面白いところはショッキングなシーンばかりだった

グレゴリー・ペック演じる主人公がもっと精神的に追い詰められる演出がなされていれば、よりホ
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ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男(2018年製作の映画)

3.8

突飛な邦題(ほぼ直訳)とは裏腹に超渋いハードボイルド映画に仕上がっていて最高に面白い
タイトル通りヒトラーを殺した男がビックフットを殺す映画なんだけど、現在と回想を交えながら進行するフォーマットは面白
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.7

贖罪の物語であり、ギャンブル映画としての側面はあまり強くは感じなかった

話は面白くはないんだけど面白い、この表現が適切かはわからないが自分の中ではこれが1番ピッタリくる
ギャンブル映画である必要はな
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イベント・ホライゾン(1997年製作の映画)

3.7

SFホラー映画でありながら、エイリアンが出てくるわけでもなく、宇宙船自体が怪異になるフォーマットは下手にクリーチャーを出すよりよっぽど怖かった

SF版シャイニングのような作風はなかなか挑戦的で面白い
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ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

3.8

あのマーターズを撮ったパスカル・ロジェが監督なだけあって、絶望的で少女がボコボコにされる不快指数の高いホラー映画になっている

ストーリーライン自体はシンプルだが、その見せ方を捻った作りになっており、
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.7

実際に活躍していたプロレス一家の栄枯盛衰を描いたドキュメンタリータッチな伝記映画
伝記映画だと制作陣が登場人物に肩入れして、やたらと劇映画風になってしまう時もあるが本作は基本的にはドライな語りすぎな
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キャットファイト(2016年製作の映画)

3.7

強烈なメインヴィジュアルに負けないインパクトを持った本作
本当に犬猿の仲の女性が正しくキャットファイトを繰り返すだけのブラックコメディだが、女性の喧嘩でイメージする陰湿なものじゃなくてしっかり拳で殴り
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カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)

3.9

映画館で見逃したことを後悔するほどの快作 最近見たアクション映画の中じゃダントツで面白かった
政治思想や各国の情勢や思惑が交差するため複雑にも思えるが娯楽性を失っていないのは素晴らしい

前フリは確
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ストリートファイター(1975年製作の映画)

3.8

アクション映画にしては派手さが無いが、地味でも十分面白いアクション映画を撮れることを証明する作品である

とにかくシンプルで男臭く、ドラマチックな出来事があるわけでもないが、急に街に現れては颯爽と去っ
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ウエストワールド(1973年製作の映画)

3.6

地味と言えば地味な作品だが、乾いた暴力描写で見せてくれるアクションシーンは見応えがある

ユル・ブリンガーを西部劇のヴィランとしてキャスティングするセンスは流石に良いとしか言えない

ある人物が死ぬ時
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.8

イーライ・ロスの残酷描写を見ていると最早、爽快感と安心感を覚える

冒頭の重要なシーンである、暴動がある意味カオスで1番面白かったのかもしれない あそこまでグロテスクに描かれると笑ってしまう

ところ
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.6

1作目同様にテンポ感はよく飽きる前に次のアクションが起こるからサクサク見ることは出来た

伏線やミスリードの見せ方も相変わらず上手いしサスペンスとしての面白さはしっかりある

が、これを言ったら身も蓋
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コップランド(1997年製作の映画)

3.8

豪華な役者を揃えながらも地味な作りだが、それでも娯楽性は失わずに楽しめるのが渋いし、ジェームズ・マンゴールドの手腕が光る

個人的に悪徳刑事が出てくる映画は大抵面白いが、本作もその法則に則ってくれた
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学校の怪談(1995年製作の映画)

3.6

マイルドなジュブナイルホラーとして見るとそれなりに楽しめる。そこに青春要素や大人が過去の清算をする見せ場もあり、飽きないがどこまでいっても子供向けの印象かな

口裂け女やインフェルノ、でかいおっさんの
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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.7

暴力性たっぷりの作品だが、厭な暴力描写は少なくてカラッとした明るい暴力映画であった

元ネタの映画は知らなかったが、現代でリメイクする意味があるような現代版西部劇で面白い、劇中でも西部劇だとハッキリ明
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ハード・ターゲット(1993年製作の映画)

3.6

ヴァンダム主演のアクション映画は初めて見たが、娯楽性に溢れていて中身こそないものの十分に楽しめた

見て数日経って内容あんま覚えてないけど面白かったこととヴァンダムのバイクアクションがかっこよかったこ
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フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

3.8

青春映画こそ好きであれど、どこか陰のある作品ばかりを好んでいた
だからこそ、この陽の雰囲気漂う本作を好きになれたのは自分でも意外だった
ポジティブな気持ちにさせてくれる映画なんて好んで見ることはないが
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クリスティーン(1983年製作の映画)

3.6

ジョン・カーペンターの怪談的なホラー映画 ホラーとして見ると怖さはあまり感じないが、青春映画としての文脈で見ると結構面白い

イケない青年がイケてる危ない雰囲気の娼婦(車)の影響で道を踏み外す様はノワ
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ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

3.8

ハロウィンシリーズ完結作としては冒険した内容になっていて賛否両論(否が多いが)になるのもよくわかるが、自分は嫌いになれない作品だった

完結作でマイケルじゃなくマイケルに感化されたぽっと出の青年の心の
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ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)

3.7

前作のハロウィン(2018)はオマージュを交えつつ熱い展開でカタルシスを感じられた分、今作は物足りなさを感じる

ブギーマンの暴れっぷりは面白いがそこ以外のストーリーラインがそそられない
まず、街の住
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ハロウィン(2018年製作の映画)

3.8

ハロウィン(1978)の直接の続編であり、リアルタイムに40年が経過していることにしっかり意味を持たせているのが続編として素晴らしい

前作の生き残りであるローリーは未だにブギーマンのトラウマに苛まれ
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ハロウィン(1978年製作の映画)

3.9

後のスプラッターホラーに多大な影響を与えたカーペンターのホラー映画
ソリッドで無駄のない作りで退屈なシーンがないように工夫が施されているのがよく分かる

前半ではマイケルが白昼堂々とローリーにストーキ
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