映画を観ない人でも、その名だけは知っているだろうスティーヴン・スピルバーグ。
50年もの間、多くの作品を世界に送り出してきた彼の原点である少年時代。自伝的作品「フェイブルマンズ」は、スティーヴン・ス>>続きを読む
第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でカメラ・ドール特別表彰を受賞し、第46回日本アカデミー賞で、優秀脚本賞と優秀主演女優賞を受賞している。
日本アカデミー賞の最優秀賞決定の前に観ておきたいと思>>続きを読む
お茶の間で知名度のある魚の研究者といえば、どこかの大学の博士ではなく、ハコフグ帽子と「ギョギョ!」という特徴的な語りをする「さかなクン」を思い出す人が殆どだと思う。
そんなさかなクンの自叙伝「さかな>>続きを読む
1980年代初頭のイギリス南岸の海辺の町マーゲイト、そこに佇む映画館「エンパイア劇場」が舞台。監督は、名匠サム・メンデス
1980年代イギリスの不安定な経済社会を背景に、その老舗映画館は、不況の苦し>>続きを読む
2012年連作短編集として出された直木賞作家・朝井りょうの作品が原作。監督は中川駿。
この小説は未読だが、10代、20代の深層心理をリアルティのある描写で綴る朝井りょうの作品は結構好きで読んできた。>>続きを読む
今回のアカデミー賞作品賞にノミネートされている作品の中で、唯一観ていなかったので発表前にと鑑賞した。辻村深月さんの原作は未読。
アニメは、苦手な分野です。全然観ないわけではなく、宮崎駿監督や新海誠監>>続きを読む
パク・チャヌク監督の作品を初めて鑑賞。
彼の作品については、復讐・狂気・残酷・エロスなどその鬼才ぶりを聞くことが多く、今まであまり興味が湧かなかった。今回は若干トーンを落としているというので機会があ>>続きを読む
人は皆寂しいのだ。その寂しさを時にはお酒で、時には語らいで、時には人の温もりで癒しながら時を重ねている。
今泉監督は、そんな人の心のひだを描くのが本当に上手だ。
海辺の小さな街にあるお弁当屋さんで>>続きを読む
こんなにも切ない物語なのに、溢れ出る愛の欠片、父子の強い絆に震えるほどの感動が胸に迫る素晴らしい作品だった。
北アイルランドのベルファストが舞台のこの作品は、若い父親ジョン(ジェームス・ノートン)と>>続きを読む
日経の「シネマ万華鏡」に本年屈指の収穫というべき秀作と書かれていた作品。映画館が満席で驚いた。
2021年カンヌのコンペティション部門グランプリ受賞。原作は、フィンランドの作家ロサ・リクソムが201>>続きを読む
2020年10月に50歳の若さで亡くなった雑誌編集者でありエッセイストの高山真さんの実体験をもとに描かれた自伝的小説の映像化。ノーマークでしたが、フィル友さんの情報で知りました。
同性愛者である2人>>続きを読む
この作品は、魔王と呼ばれた織田信長と蝶のように自由を求めた正室濃姫が激動の30年を共に駆け抜けた夫婦の物語だった。
戦国ファンには絶対物足りないだろうと思うほど合戦シーンがほとんどなく、大うつけと言>>続きを読む
「ソウルメイト」のデレク・ツアン監督による中国/香港合作、青春映画。以前から観たかった作品「ソウルメイト」と「少年の君」を連続で鑑賞。
2020年93回アカデミー賞で、国際長編映画賞にノミネートされ>>続きを読む
2016年中国・香港合作。「少年の君」のデレク・ツアンによる単独監督作品。デレク・ツアンは、香港出身の1979年生まれ。
中国の作家アニー・ベイビーによるネット小説を脚色して描いた青春映画。
「大好>>続きを読む
重たい映画を鑑賞した後は、何となく軽い感じの作品を観たくなります。長年好きな女優のジュリア・ロバーツの姪であるエマ・ロバーツがずっと気になっていて今回この作品を鑑賞。
エマ・ロバーツは、ジュリア・ロ>>続きを読む
2019年上映、ノア・バームバック脚本・監督のアメリカ映画
「パターソン」のアダム・ドライバーに魅せられて鑑賞。「ブラック・クランズマン」「ハウス・オブ・グッチ」などでアダムの作品は観ていたが、また>>続きを読む
2018上映、アルゼンチン/スペイン合作。
公開当時、劇場で観られなかったので配信にて鑑賞。
アルゼンチンの人気脚本家パブロ・ソラルスによる脚本・監督作。自分の祖父の家が「ポーランド」という言葉がタ>>続きを読む
評判の良い作品だったが、なかなか時間が合わなくてやっと鑑賞。週末の映画館。予想以上に若いカップルが多くて驚いた。
辺見じゅんのノンフィクション小説「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」の映画化というのだ>>続きを読む
ニュージャージー州パターソンに住むバスの運転手は、街の名前と同じパターソン(アダム・ドライバー)月曜日から日曜日まで変わり映えしない彼の日常が淡々と描かれている。公開時、劇場で観られなかった作品。今回>>続きを読む
「ザ・ファーム 法律事務所」の人気作家ジョン・グリシャムの同名小説を映画化した社会派サスペンス(1993年)製作・監督・脚本を「大統領の陰謀」(1976)のアラン・J・パクラが務めている。
タイトル>>続きを読む
「私は、ダニエル・ブレイク」がとても良かったので、ケン・ローチ監督のこちらの作品も鑑賞。
前作よりもちょっと重たい感じでしたが、一貫して労働者階級を描くケン・ローチ監督の手腕が光っていた。
イギリ>>続きを読む
冷戦時代の1962年、キューバ危機の舞台裏で繰り広げられていた実話を基に描いたスパイサスペンス。
CIAとMI6のスパイとして白羽の矢が当たったのは、グレヴィル・ウィン(ベネディクト・カンバーバッチ>>続きを読む
フォロワーさんのレビューで知って気になっていた作品です。
1月30日のFILMAGAの新着で、初日満足度ランキング1位というのを知ってこれは今絶対観に行きたいと思い、ミニシアター好きの後輩を誘って観>>続きを読む
映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネ、彼自身が自分の半生を回想している貴重なドキュメンタリー。
500作品以上の映画とTV音楽を手掛け、6度もアカデミー賞にノミネートされ、「ヘイトフル・エイト」で受賞>>続きを読む
2016年80歳にして2度目のパルム・ドールを受賞したケン・ローチ監督の最高傑作。ケン・ローチ監督は、社会的弱者の人々を主役にする監督として知られているが、この作品も貧しい人々が多く住むイングランド北>>続きを読む
韓国映画界を代表する世界的スターであるソン・ガンホとイ・ビョンホンの共演というだけでも話題性があるのに、28,000フィートの上空で起こる未知のウィルスによるバイオテロとは一体どんなものなのか?
航>>続きを読む
実話に基づく衝撃のスクープサスペンス映画。
#MeToo運動「私も被害者である」が、世界へ広がるきっかけとなった、2017年ニューヨーク・タイムズ紙による性暴力報道を描いている。
ニューヨーク・タ>>続きを読む
イギリス・ウェールズ地方の谷あいの小さな村が舞台。奇跡の実話の映画化。2015年、ドキュメンタリー映画が制作され、サンダンス映画祭で観客賞を受賞。今回、満を持しての長編映画化となった作品。
夫と二人>>続きを読む
プロボクサーで先天性聴覚障害者の小笠原恵子の自伝「負けないで!」が原案。絶対に劇場で鑑賞したいと思っていたので、縮小モードになる前に観れて良かったです。
日本語字幕付き上映
流れる色々な音に耳を傾け>>続きを読む
2018年のオーストラリア製作コメディ/ヒューマンドラマ
1959年のシドニーを舞台に百貨店のドレス売り場で働く女性達の人生をユーモラスに描いている。
温かで観ていて癒される優しい作品。
あの時代>>続きを読む
2009年制作のマレーシア映画。マレーシアの女性監督ヤスミン・アフマドの最高傑作であり、51歳の若さで亡くなった彼女の長編映画では遺作となった作品。
8年の時を経て日本で初の劇場公開となった2017>>続きを読む
ロマンティックコメディを得意とするリチャード・カーティスの脚本・監督作品。ファンタジーラブロマンス。
同じくリチャード・カーティスが脚本・監督をした作品には「ラブ・アクチュアリー」がある。脚本では「>>続きを読む
2000年製作のアメリカ映画。実話に基づいている。この作品で主演のジュリア・ロバーツが、第73回アカデミー主演女優賞を受賞。
当時劇場で観ているのですが、今回はレビュー投稿のため二度目の鑑賞。
ジ>>続きを読む
新年最初の鑑賞は、やはり大好きな台湾映画から。
この映画は、台湾の女優で監督としても数々の作品に携わってきたシルヴィア・チャンがメガフォンを取った。脚本は、台湾で活躍する日本人俳優の蔭山征彦が書いた>>続きを読む
今年最後は、ハッピーエンドのラブストーリーにしたいと思って選んだ作品は、全く予想外のお話でした。
ジョジョ・モイーズの恋愛小説の映画化。原題は、「Me Before You 君と選んだ明日」他のレビ>>続きを読む
原作は、アイルランドの作家ジョン・ボインによる同名小説。世界的ベストセラーになったその小説の映像化は、イギリスとアメリカの合作であり、監督マーク・ハーマンによって、ホロコーストを全く新しい視点で描いた>>続きを読む