からかすさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

1.5

原則を読んでいない自分からすると
これはNETFLIXのドラマシリーズとか
漫画・アニメ向きの題材であって
少なくとも2時間尺の映画向きでは無いと思う。

なにせ勢力が多すぎるというのが大問題で
主人
>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

単純に絵が綺麗。
街の造形や各エレメントたちの様々な生活感
そしてエレメントたちが触れ合った時の化学反応
火のエンバーと水のウェイドの爽やかな恋物語として
それだけで十分に楽しめる。

それに加えて各
>>続きを読む

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

1.5

こんなのが傑作「バンブルビー」の続編ってマジ?
正直つまん…

まず巨大ロボットこと"オートボット"と人間が
共闘するに足る信頼関係の構築が全然描かれていない。
「バンブルビー」がなぜ素晴らしいって
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

本作でトムクルーズが初めて登場した際
「さすがにトムも老いたな…」と
ルックスからどうしてもそう感じてしまったのだが
中身はバリバリのアクション映画。
相変わらずトム走り健在、信じられない生身スタント
>>続きを読む

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.0

サメ映画というジャンルはなにせ深いので
門外漢的な目線で観れば
比較的ゴージャスな作りのアニマルパニックもので
なかなか及第点なんじゃなかろうか。

アニマルパニックものといえば
たくさん出現して怖い
>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.5

私自身が日本テレビ系列の無い田舎出身なもので
幼少期からのジブリ英才教育を受けておらず
ちゃんと観たのが斜に構えた中学生頃だったということもあり
宮崎駿に対する印象がそれほど良くないという前置き。
>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.5

「インディジョーンズ」シリーズに
個人的に求める要素として大きく2点あって
軽さのある冒険活劇であること、
人智の及ばないおどろどろしい怪異との邂逅があること。
これが結構重要な要素なんじゃないかと思
>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

観終わった直後の感想としては
「早く次作・ビヨンドザスパイダーバース公開しろ」。
本作は既報の通り、2部作であり
ちょうど「バックトゥザフューチャーpart2」を
観終わったのと同じ感覚。
とにかく続
>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

予告編でもすでに分かるように
マイケル・キートンのバットマンが登場したり
もう一人のフラッシュと邂逅するなど
いわゆる"マルチバース"を扱ったDCEU作品。
「世界を、この映画が変える」というコピー通
>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.0

なんとミステリーサスペンスの皮を被った恋愛映画だったとは
このリハクの目をもってしても見抜けなんだ。

大まかには三部構成。
そのうち第一部と第三部が特に好き。
第一部の安藤サクラは実在感が異次元で抜
>>続きを読む

クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.0

ボクシング映画としては
そりゃ良くできているとは思うものの
「ロッキー」「クリード」のシリーズで
これを観たかったかというと微妙。
構造的には「ロッキー3」とそんなに変わりないのにね。

前半から今回
>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.0

これは「チャイルドプレイ(2019)」を
より現代的にリ・デザインした作品だと感じる。
さすがにチャッキーのデザインでは売れないと分かったのか
美少女ロボットに作り替えたもの。
それはそれで良くない需
>>続きを読む

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.0

本家アニメ版「リトルマーメイド」未鑑賞。
というわけで原作に思い入れがないもので
巷で言われているような
キャスティング的なポリコレ感は
特に違和感を覚えることもなし。
歌や音楽はとにかく素晴らしかっ
>>続きを読む

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.0

あまりにも静謐な映画で
しかも思考の次元が高すぎる。
同じくA24製作の「エクスマキナ」は
思考する人工知能は人間に近づけるのか?
いわゆるチューリングテストを描いた作品だったが
本作にいたってはもは
>>続きを読む

レンブラントは誰の手に(2019年製作の映画)

3.5

美術とか絵画とか
たまに美術館に行っては「ほ〜ん」となるくらいの
ほぼほぼ門外漢な状態で鑑賞。
本作はドキュメンタリータッチでありながら
一方で実際のスキャンダラスな部分を描いているので
若干のサスペ
>>続きを読む

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.0

見た目通りのガールズエンパワー映画であり
「355」とか「チャーリーズエンジェル(2020)」などの
女性が活躍するアクション映画というテイスト。
それに加えてネオンライトのケバケバしい色彩感に
「ジ
>>続きを読む

ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ(2022年製作の映画)

3.0

前作以上に子供向けというか
分かりやすい勧善懲悪作品かつ
ユーモラスで楽しい映画。
良くも悪くもスケールアップしており
続編としてはこれ以上ない作りなのは間違いない。

ただ、前作でも同じことを思った
>>続きを読む

Arc アーク(2021年製作の映画)

3.0

予告編などからも分かる通り
言うなれば「火の鳥」であり
難しい題材に対し真摯に作られていると感じる。
登場人物も少なく、幾何学的で美しい映像は
SF味豊富で予算規模的にも結構好きな部類。

が、合うか
>>続きを読む

ビースト(2022年製作の映画)

3.5

ストーリー自体は
よくあるアニマルパニックもの映画のセオリーというか
凶暴なライオンが襲い掛かる状況下で
パニックなのか人間側は頭の回ってない行動をし続け
より事態を悪化させるという展開。

ただ本作
>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.0

オリジナルの韓国版については未鑑賞。
藤井監督作を全て観たわけではないものの
これまで観てきたものの中では飛び抜けてコメディ。

岡田准一主演でもちろんアクションシーンもあるものの
基本的には情けない
>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

「GotG」の第一作目から
宇宙の落ちこぼれ・はみ出し者たちのヒーロー集団
ガーディアンズに魅了されてきた身としては
本作もずっと魅了されっぱなし。

本作において物語の中核を担うロケットはもちろん
>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.0

This is B級佳作サスペンス!という感じ(褒め言葉)で
丁度良い寂れた田舎の丁度良いくらいの疑心暗鬼
そして事件と非常に丁度良い。

歪んだ愛が殺人をも犯すと言えば
第一に浮かぶのは「ミザリー」
>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

3.0

遅まきながらの「RRR」鑑賞。
血湧き肉躍るリズムに
止め絵を多用する豪快なアクション
(ハリウッド的にはザックスナイダー風というか)
純度100%のケレンみで作られたような映画で
なるほどこれは多く
>>続きを読む

パリタクシー(2022年製作の映画)

3.0

予告編等からほのぼのロードムービーなのかな、と思っていたら
女性公民権的な動きや肉親との死別など
思いのほか重め。
主人公の92歳の女性は過去の笑い話みたいに語っているものの
高齢者ブラックジョークみ
>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.5

本作の出来自体は決して悪くはないものの
前作「search」と比べるとちと弱いという印象。

作品の根底に流れるのはサスペンス+親子愛というので
大きく乖離したものがあるわけではないが
前作がアイディ
>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

皆さんご存知の世界一有名な配管工の
3DCGアニメーション映画化。

なんというかすごく丁度良い温度感の映画だと思う。
話自体は有体に言えば王道だし
歴史的大傑作、とは言いづらい所ではあるものの
でも
>>続きを読む

ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

3.0

「ハロウィン」シリーズ正史4作目であり
まさしく完結編という感じ。
歳をとったジェイミーリーカーティスによる
新三部作としてはこう終わるしかないけど
うーむこう終わるしかなかったのかなあと悩ましい。
>>続きを読む

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

4.0

話自体はものすごく王道だなあと感じるものの
物語全体を包む多幸感もあってすごく楽しい。
ゲームの世界というギミックや
往年のゲームのイースター・エッグ的な登場も楽しい。
でもなんだかんだ主人公ラルフと
>>続きを読む

ロストケア(2023年製作の映画)

3.0

実在の事件をモデルにした作品かと思いきや
2013年刊行の同名小説が原作とのこと。
(もちろん小説を作るにあたってのモデルはあろうが)
頭に思い浮かべたのは相模原障害者施設殺傷事件でした。

正直な感
>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.0

大前提として私自身は仮面ライダーに深い思い入れがなく
初代から平成・令和にかけても
そこまでハマった人間ではないというお断り。
(設定自体は知っている程度)
そして本作もファンによるファンのための映画
>>続きを読む

炎の少女チャーリー(2022年製作の映画)

2.0

この予算帯のスティーブンキング原作映画と考えると
まあこれくらいの出来かな…と思う本作。
他の作品とちょっと毛色が違うのは
ホラー色が弱めであり、超能力者としての
アクション要素が若干、若干あることく
>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

マルチバースを舞台にした
痛快ドタバタコメディSFアクション・ヒューマンドラマといった感じで
まあしっちゃかめっちゃかごった煮な作り。
でも決して話が分かりにくいこともなく
きちんと丁寧に順序立てて作
>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.5

MCUシリーズ・フェーズ5の開幕を飾る本作。
やや停滞感のあったフェーズ4を使ってでも
多元宇宙・マルチバースの概念をじっくり作り込んできた以上
当然高いMCUリテラシーが求められるのは致し方無し。
>>続きを読む

ダイ・ハード(1988年製作の映画)

5.0

ベスト・クリスマス映画を挙げろと言われたら
真っ先に本作を挙げるかもしれない、
それくらいとんでもなく面白い映画。

今でこそシリーズが進むごとにマッチョ化しているシリーズだが
スライやシュワちゃんの
>>続きを読む

ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

3.0

不勉強にもホイットニーヒューストンに関しては
「エンダ〜〜」しか知らないまま鑑賞。
実在の方なので早逝されたということはネタバレにならないよね。

いわゆる"音楽のパワーでぶん殴る系映画"の一つで
>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

2.5

前作同様パンチが弱いと感じる。
やってること自体はガイリッチー「シャーロックホームズ」と
大差ないはずなのに
アクション・ミステリー・キャラクターの個性
その他諸々の点で全て見劣りする。
致命的なのは
>>続きを読む