余命宣告された父親(ジェット・リー)が、これから天涯孤独となってしまう上に自閉症である息子の行く末を思い、命のかぎり手をつくす親子愛映画。戦闘なしのジェット・リーが予想外に良くて痺れました。
お涙頂>>続きを読む
コーンフレークの生みの親ケロッグ博士が運営する健康施設を舞台にしたコメディ映画です。浣腸にエロマッサージ、公開脱糞に嘔吐。最初から最後まで下ネタの嵐です。博士の💩はホット・ビスケットの香りというフレー>>続きを読む
借金取立て屋のチンピラとベトナム伝統歌舞劇役者の出会いを伝統音楽と劇にのせて描く切ないラブストーリー。
もう1秒たりとも画面から目が離せない「良さ」でした。音楽がとにかく素晴らしいし、絶妙に東南アジ>>続きを読む
引退を決めた精神科医と認知症の妻の姿を淡々と映すドキュメンタリーであり、老夫婦の物語でもありました。『精神』を見たのが大分前なので、ほぼ真っさらな気持ちで鑑賞しました。
夫による妻の老老介護なので、>>続きを読む
『ぼけますから、よろしくお願いします』のその後です。老老介護、看取り、家族の絆、庭のアジサイ。涙なしには観れませんでした。続編も大変素晴らしかった。
延命治療が当人にとって幸福なのかどうか。他人には>>続きを読む
気の毒な若い兵士をポーツマスの刑務所まで護送する任務についた水兵たちの上陸休暇さながらの数日間。笑いあり哀愁ありの味わい深い映画でした。ジャック・ニコルソンは米国海軍の軍服で葉巻をふかしているからポパ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
存在しないはずの「きさらぎ駅」で怪体験をした人がいるという都市伝説をテーマとしたホラー映画です。
正直まったく期待せずに観ましたが、中々どうして良いエンターテイメントではありませんか。『かっこいいす>>続きを読む
フランスの少年が海辺の街で経験するひと夏の恋。
とにかく画面が綺麗なのが印象的な映画です。俳優の美しさは言うまでもなく、ディスコや海辺やルナパーク、家屋その他の色味がすべて目に心地よい。特に主人公が>>続きを読む
修道院で起きる連続殺人の謎を解くミステリー。ショーン・コネリーが明智小五郎ならば、若きクリスチャン・スレーターは小林少年といった役所でした。
ミステリーはともかく、師弟コンビどちらも最初から最後まで>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
冒頭からヒモに金ふんだくられて川に放り込まれるやら、結婚詐欺師丸出しの男に全力でときめいてしまうジュリエッタ・マシーナ演じる娼婦が可哀想であると同時にとてもチャーミングな作品でした。
『道』といいこ>>続きを読む
アイスランドで牧羊を営む夫婦が羊頭の赤ちゃんを育てることになる不思議なお話でした。
広大なアイスランドの風景が幻想的でした。こう書くとなんですが、山も渓流もCGのような整然とした美しさがありました。>>続きを読む
キューバ音楽の巨匠たちを現代に復活させた同名のアルバムにまつわるドキュメンタリーです。
有名すぎて観ていなかった作品のひとつ。スタジオ録音の風景と演奏者のインタビューを織り交ぜつつ、キューバとキュー>>続きを読む
イギリスの売れっ子ミステリー作家の女性が、出版社社長の所有するフランスの別荘にゆき、彼の娘と出会って体験するスリリングなお話。
年代も違う、性格も正反対の女性2人が織りなす緊張感とエロスただよう心理>>続きを読む
驚異のアンドロイド「チッティ」の冒険その2です。ある日、スマホが勝手に飛んで行くという怪事件が全国で起き、解決のためにチッティが駆り出されるという筋書きなのですが……
なんだろう、このつまらなさ。>>続きを読む
児童婚から娘を守るために命懸けで逃げる母親のお話です。パキスタン女性が監督です。
公開当時は岩波ホールでいたく感動した覚えがあるのですが、今みると色々と気になりました。
・パキスタン女性の生活があ>>続きを読む
どん底から一発逆転、幸せを手に入れたはずのシンデレラが、夢のレールから外れまくって思いもよらない所までゆくお話です。テンポも良いし、ブラックユーモアもあるし、ララランドなども引用したりして、胸糞ストー>>続きを読む
とある女性の復讐劇です。男性優位な男女差別社会への告発であると同時に、圧倒的なエンターテイメントでした。評価が高いのも頷けます。
ストーリーの構成も、題材の扱い方も、見せ方も、すべてあざとい程にうま>>続きを読む
サイコパスの連続殺人鬼が捕まるまでの旅日記です。女優さんたちが脱がされたりヤられたりのセクシー場面がしつこすぎます。
お話も、男性向けハードボイルド劇画を映画にしたらこんなだろうか、というようなナル>>続きを読む
継子いじめの悲劇です。まさに「鬼畜」でしかないドン引きのストーリーなのですが、映画としては見事でした。
抽象的にまとめると、煮締めたような大人の嫌らしさと、純真無垢な子供たちとの単純な対比を、これで>>続きを読む
ヨハン・ヨハンソン先生によるエモーショナルな音楽にのせてSFポエムを聴かされる地獄の1時間。
これは映画というよりもミュージックビデオです。待てど暮らせど映るのは渋いコンクリ・オブジェのみ。朗読内容>>続きを読む
アンドロイドが地味に有能さを発揮するフランスの刑事物です。あんまり派手じゃないロボコップです。お話もアンドロイドさえいなければ、ごくありふれた刑事ドラマなんです。しかしそれが逆に人工知能物としてとても>>続きを読む
原作が岸田國士氏の小説ということで、セリフが翻訳調というか、書き言葉そのままで頭に入って来ないのに、知らぬ間に夢中にさせられてしまうのが、さすがの木下惠介マジックです。最後の最後まで、男女6人がどう治>>続きを読む
いわくありげなお屋敷で次々と起きるファンタジー・アドベンチャー、とでも言えばいいのでしょうか。1はホラコメでしたが、2はもはやホラーですらなくて夏休みのお子様映画になっていて笑いました。
1とは完全>>続きを読む
ホラー作家が亡き叔母の家で怪奇現象と戦うホラーコメディです。怪奇組含め登場人物がそれぞれに魅力的で、最後までまったり楽しめました。
執筆していたベトナム戦争体験の過去と、怪奇現象と戦う現在がリンクし>>続きを読む
タンザニアの深刻なアルビノ差別についての、ディスカバリーch風啓蒙ドキュメンタリーですが、一部映像がグロすぎますし、冒頭からホラー映画のようなエンタメ的演出があって違和感が拭えませんでした。
なんで>>続きを読む
家族から離れてインドのチベット子供村に住む少年をメインに、中国政府の迫害をうけながらも、家族や信仰を大切にして生きるチベット族の人々を映した2012年のドキュメンタリーです。
たったひとりでインドに>>続きを読む
自殺した親友のために遺骨を奪って海を目指す友情物語です。最後までぐいぐい心を引っ張ってくれました。
もちろんこれはフィクションですが、虐待サバイバーの現実は厳しいよなと、見ながら改めて思いました。>>続きを読む
自殺した後に埋めてくれる人を求めて、ひたすらドライブする男の1日を淡々と描いた作品です。
前半の、岩と土埃しかない荒涼とした丘は、絶望した主人公の心そのものでした。もうその風景に溶け込むしかないかの>>続きを読む
落語『死神』をモチーフにしたファンタジー現代劇です。
タップダンスのシーンは熱かったのですが、死神ゴトーが人間に肩入れする理由が見えてこないため、少女と成人男性の組み合わせが、若干、薄気味悪く感じま>>続きを読む
アルツハイマー型認知症になった母親グレーテルを息子が見つめるドキュメンタリー映画です。
在宅介護の苦労話よりも両親の人生に焦点があたっており、認知症をきっかけにして、家族が新たに出会いなおす物語とし>>続きを読む
『陳情令』スピンオフ第二段、清河聶氏兄弟の思い出エピソードでした。
やはり、今回もキャラクターが微妙に違うような気はしましたが、ブロマンス(兄弟愛)度は高めでした。
ラスト3秒がクライマックスです>>続きを読む
『陳情令』のスピンオフで、温寧と思追の夜狩です。お話はドラマと同じように進みますが、なぜか温寧のキャラが変わっており、もはや誰だか分かりません。
都合上、魏無羨や藍忘機のような先輩ポジションを、温寧>>続きを読む
8歳の男の子がともだちのために知らない村を走り回るお話です。
主人公アハマッドの心優しさに胸打たれました。先生に叱られて泣きべそかいているモハマッド・レダ・ネマツァデ君を心配して不安そうな顔をしたり>>続きを読む
舞台は昭和24年東京の曳舟。極貧ブリキ職人の一家が貧しさにへこたれず健気に生きてゆくお話です。お金はなくとも笑顔と希望を忘れない姿が爽やかな感動をもたらすモノクロ映画でした。
ですが、正直なところ、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
最高に楽しい怪作でした。ハエに殺された男。このフレーズだけでずっと笑ってられるからすごい。やはりラージャマウリ監督は天才だと思います。
一応、お父さんが子供にねだられた寝物語という設定です。それにふ>>続きを読む
田舎のお葬式を撮るために都会から撮影クルーが訪れる。ところがお目当てのお婆さんがなかなか亡くならず、待機しながら、なりゆきで村の人々と関わることになるお話。
のんびりとした時間のなかで、人や家畜、虫>>続きを読む