拝一刀さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

拝一刀

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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4

長く続いた「半地下」生活から束の間の「高台」生活へ。

でも結局は「半地下」どころか本物の「地下」生活へと真っ逆さま。

韓国の経済史を上手く戯画化しているなあ。

傑作!

子どもたちをよろしく(2019年製作の映画)

3.8

見応えのある映画だった。

メッセージ性が強く娯楽性がない。良くも悪くも真面目な映画だった。

見ていて、某県立高校(教育困難校)に教諭として勤務していた友人から聞いた話を思い出した。

曰く、
「経
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芳華-Youth-(2017年製作の映画)

4.0

とても面白かった。

でも、モザイクかけるな!

ちゃんと映せ!

国家が破産する日(2018年製作の映画)

4.5

何度でも言う。

国家を信じてはいけない。

「万世一系の✖✖」なんて

嘘もいいとこ。

ちゃんちゃらおかしい!

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

4.5

 公開時(1980年)に劇場で鑑賞し、以来名画座やDVD等で〈劇場公開版〉や〈特別完全版〉を今も鑑賞し続けております。

 最初の頃は「数多くある反戦映画の一つ」くらいに思っていたのですが、
「解読『
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.5

ケン・ローチ “Sorry We Missed You“を語る。

ある報道番組の中で、ケン・ローチ監督がインタビューに答えた内容を以下に再掲します。

「今の社会の、不平等な状況を反映しています。
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i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

4.5

ドラマ版の『新聞記者』も面白かったが、ドキュメント版はこれを凌駕する迫力満点の力作。

自分が聞きたいことをストレートに聞く望月衣塑子氏と、問うべきことを問わずに保身を優先する他社の記者達。

その対
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.0

陳腐。

ものすごく期待していたが、
ものすごく眠たくなった。

残念。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.5

目黒シネマにて鑑賞。

『シン・ゴジラ』の方がはるかにいい。

もっと純粋に怪獣バトルに徹して欲しかった。

変に「家族愛」を絡める手法はよくない。シラケる。

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.5

面白かった〜。

『時計じかけのオレンジ』
『カッコーの巣の上で』
『タクシードライバー』
『プラトーン』
『デイアハンター』
『地獄の黙示録』
『アマデウス』
『ブラック・スワン』
『赤ひげ』
『乱
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ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

2022/07/09㈯早稲田松竹にて2回目の鑑賞。

何度見ても見応えのある傑作ですね。

◆  ◆  ◆

今、この日本に住む人の多くが

「どんなに苦しい時でもスマイル!」

「和が大切!絆が大事
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.8

2012年から2013年にかけて映画館で3回鑑賞。

3回とも映画のラスト、マリウスとコゼットの結婚式から「民衆の歌」へと続くシーンでは嗚咽をこらえきれませんでした。

大の大人が「ウッ、ウッ、ウーー
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リーベンクイズ/日本鬼子 日中15年戦争・元皇軍兵士の告白(2001年製作の映画)

4.3

最高の愛国心とは、貴方の国が不名誉で悪辣で馬鹿みたいな事をしている時に、それを言ってやる事だ。  
 ジュリアン・バーンズ

“The greatest patriotism is to tell y
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東京裁判(1983年製作の映画)

4.5

2023/08/06㈰渋谷のユーロライブにて『東京裁判 4Kデジタルリマスター版』11:00の回(上映後、元文部科学省官房審議官の寺脇研さんのトーク付きの回)を鑑賞。

寺脇さんから「この裁判で裁かれ
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.2

海軍省(軍令部)内での派閥対立。情報の隠蔽と捏造。利権をめぐる暗躍。

日本の政治と行政が、昔と今とで全く変わっていないことを描いた「社会派」ドラマの良作。

映画「新聞記者」と同様フィクションとは言
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バイス(2018年製作の映画)

4.5

下高井戸シネマにて鑑賞。

先日鑑賞した邦画の「新聞記者」も悪くはなかったが、権力の闇とその暴力性を暴こうとする姿勢においては比較にならないほどの迫力。

ただこの映画を楽しむためのハードルは高い。最
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.5

この映画でクローズアップされるネットサポーターなる「プロ」の存在に反吐が出る思いがしました

日本は民主主義の国だ、と錯覚している人に是非見てもらいたい傑作です。
 

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.3

すごい迫力を感じました。

「戦争はアホのやることだ」
「国家なんてクソだ」
「軍隊にとっては天皇陛下さえも利用する対象なんだ」

ということが理解できる素晴らしく啓蒙的な映画でした。

おすすめです
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麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)

4.2

2019/04/21
横浜桜木町ブルグ13にて鑑賞

真田広之版の麻雀放浪記を映画館でリアルタイムで見て感動した者としては正直なところ恐る恐るの鑑賞でしたが、どっこい、物凄く面白い作品でした。

爆笑
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主戦場(2018年製作の映画)

4.2

2019/04/20(土)
渋谷のシアター・イメージフォーラムにて13:30からの上映回を鑑賞。

満席。

慰安婦問題に関して右派と左派、それぞれを代表する論客達へのインタビュー映像で構成されたドキ
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

4.2

手に汗握る痛快傑作映画を久しぶりに観た。

権力者やその周囲に蝟集する輩にとっては不愉快極まりない作品だろう。

「和を以て貴しとなす」

この社会規範は体制擁護のための強力な抑圧的装置になりうるのだ
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美人が婚活してみたら(2018年製作の映画)

3.0

「勝手にふるえてろ」はこれまで劇場とBDとで延べ50回以上鑑賞したが、その面白さは今だに衰えない。

あのレベルの感動と興奮を求めていたのだが全く満たされなかった。

白石裕菜氏が企画・プロデュースし
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金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

4.5

2019/03/11 渋谷のイメージフォーラムにて鑑賞。

「等しく人間という基礎の上に立ったもろもろの行動も、只それが権力を擁護するものであるか否かの一事を標準として、すべての是非を振り分けられてい
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.2

中尾彬という「文鎮」が無かったら吹き飛んでしまったであろう半紙のような軽い映画と言えなくも無い。

たが「いずれにせよ」役者さん達の「まさに」「しつかイと」した「真摯な」演技を見て救われた。

23才
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教誨師(2018年製作の映画)

4.3

下高井戸シネマにて鑑賞。

サスペンスドラマの味わいがあり、 6人の死刑囚のうち「一番先に執行されるのは誰なのか」を考えながら鑑賞するとよい。

昔、ある有名な「反社会的勢力」の親分が「国家こそが日
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華氏 119(2018年製作の映画)

4.0

下高井戸シネマにて鑑賞

「共同体が専制に傾く時、礼儀に欠け、人種差別をする一団が台頭する」

このセリフが全てでした。

スティング(1973年製作の映画)

5.0

1973年:ゴッドファーザー
1974年:スティング
1975年:ゴッドファーザーPartⅡ

アカデミー賞『作品賞』で正真正銘の傑作が続いた奇跡の三年間。

ゴッドファーザー、
ゴッドファーザーⅡの
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souvenir the movie ~Mariya Takeuchi Theater Live~(2018年製作の映画)

4.8

懐かしさ一杯でこみ上げるたくさんの思い出。

私の父は竹内まりやさんのお父様と竹馬の友でした。旧制大社中学からともに早稲田大学に進み、新学期が始まる時には同じ列車に乗って上京し、大学が休みになると一緒
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