純愛ハッピーエンドと呼ぶにはあまりにも切ない。感動通り越してもはや傷を負うレベルに泣いた。ベタなのにそれでも引き込まれちゃうのって、映画も人生も一緒なのかな。何も特別な事なんてないありふれた出来事こそ>>続きを読む
アニメのコナンを面白いと思ったことがなかったのでコナン映画はこれが初鑑賞だったけど、かなり楽しめた。やっぱり30分の枠で事件を起こして解決までするのは不可能なんだなと思った。ロンドンを舞台にSF×シャ>>続きを読む
色々とベタだし、作品内でこれでもかというくらい叩きつけてくるメッセージをわざわざナレーションでもう一度解説しちゃうところがクドいんだけど結構好きでした。
カメラがどの作品にも登場し過ぎていて、てっきりカメラにまつわるオムニバスかと思った。
全体を通して、女優に語らせすぎ感。そんなに全部言葉にするのなら詩で良かったのでは? でも、一番語り過ぎな山戸監督の>>続きを読む
笑ったし泣いた。これはれっきとしたセラピー。カルトとは呼ばせたくないと思った。私自身は何のトラウマも抱えていないはずなのに何故だか救われた気になって、その時はたと"ほんの少しでも何もなくとも、水をあげ>>続きを読む
ヘレディタリーやミッドサマーよりずっと怖い。
もっと父親と息子のやりとりを見せて欲しかった。もしこれが長編だったらまた全然違った印象を持ちそうな作品。
「愛は大きくて怖いことでもある。」
小言の多い半身不随の父、自分よりずっと歳上で亭主関白な夫、ローン無しの持ち家。主人公のマリアはいつも6時15分のアラームで目を覚ます。
コーヒーを淹れテーブルの上に新聞を用意し、夫が毎朝玄関に置いてい>>続きを読む
"家族"という容れ物の中では、憎しみ合うことしかできないシントクと撫子。"母札"の無い終わらぬ家族合わせ。瞼の裏の母を求め、落ちた"穴"の中で広がるのは、子供を亡くした女たちの母親地獄。懐かしい面影に>>続きを読む
神に、天国に、最も近い存在であるシスターが鳴らす鐘塔は断崖絶壁に立つ。誤って足を滑らせれば真っ逆さまに奈落の底。そして、主人公たちが派遣されるヒマラヤ奥地の修道院は、元は将軍の後宮。相対するもの同士が>>続きを読む
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敢えて直接的に描写された、感情を共有し合って連帯感を高めるホルガの村人たちのアイロニカルな奇天烈さ。主人公が見た、家族の死と長老的な役割の二人が死んだときのシーンがごちゃ混ぜになったような夢の描写がな>>続きを読む
"憧れのセレブと同じウイルスに感染したい"という病的なまでのセレブ信仰。見た目や持ち物なんかではなく、それよりもっと深く、細胞単位で繋がりたいという狂乱ぶりは一見異常に映るが、病気までもがステータスに>>続きを読む
血気盛んで怖いもの知らずな新聞売りの少年たちが最高に眩しかった。ワイン樽の上に乗って踊ったり、夜に一人階段に座って恋心を歌ったり、恐らく誰もがすぐ頭に思い描くザ・王道のミュージカル映画!正直、ヒロイン>>続きを読む
10代の時に観て、私は誰派〜とか言って盛り上がりたかった。圧倒的摩耶派。
このレビューはネタバレを含みます
心神喪失状態で且つ夢遊病持ちの母親の妄想かと思いきや、ラストにかけての怒涛の展開に驚愕。チャーリーの死後、度々家族が聞くこととなる"コッ"という舌を鳴らす音も、てっきり彼女の霊による仕業かと思っていた>>続きを読む
監獄という場所は、時間の止まった閉ざされた空間であるのと同時にいつかは必ず出て行かなくてはならない場所。少年たちもやがて大人になり、いつまでもアイドルではいられない。そういう意味で、不慮の事故とはいえ>>続きを読む
一卵性双生児の双子というより、一人の女との出会いを機に二つに引き裂かれたシャム双生児の姿が彼らのように思えた。
劇中の音楽がどれも大袈裟でちぐはぐで、彼の初監督作品HOUSEを思わせるようだった。原作通りに物語は展開していくものの、なんだかイメージと違う印象を受けたのは方言のせいなのかな。
密室の中で煮え滾る本物の地獄を見た 地獄は赤色。点滅したり回転したりお決まりの表現であるのにマンネリ感や取って付けた感はゼロ。転がり落ちていくみたいに崩壊していく様が見事に嵌ってて流石。初めてダンスに>>続きを読む
畳み掛けまくし立てるように次々と吐き出される不平不満の連続が、テンポが良い為か不思議と少し愉快に感じた ノエ独自のギミックが盛り沢山で最高 彼の作品はやっぱり第1作から順に観るべきだと思った モラルの>>続きを読む
登場人物同士の会話が、会話というよりも独り言のそれに近いように思えた。ぽつりぽつりと小さな声で話す彼らの言葉たちは、目の前に居る相手に届く前に自分のすぐ足元にぼとりと落ちてしまうような。
江ノ電が黄泉の国へと走るシーンが良い 高畑充希はいつも同じ演技
「女の人の熱情はもしかしたら男の愛なんか、足元にも及ばないのではないかと...」愛しているなら殺してくれと願う女と、愛しているからこそ二人で生きたいと思う男。どれだけ身体を重ねても決して真に交わること>>続きを読む
いかにもなそれらしさが鼻につく。映像もストーリーも音楽も安っぽく、どこかで見聞きしたことのあるものたちを継ぎ接ぎしたような映画。けれども最後まで目を離すことができなかった。もしこれが20分程度のショー>>続きを読む
質素で規則正しく、規律の重んじられた刑務所の中だからこそ見出せる、日々の生活に在るたくさんのささやかな幸せ。監獄を舞台に、人間の営みをこんなにも愛おしいものだと思わせてくれる映画は他にないだろう。演技>>続きを読む
ドラマ版ありきの作品。中村倫也見たさで鑑賞したのにあまり出てこなくてガッカリ。ストーリー展開もドラマ版の方が見応えがあり、どうして劣化版をわざわざ撮り直して映画にしたのか謎。
中村倫也見たさで鑑賞。内容としてはエスパーだよや中学生円山をもっと低予算で撮った感じ...
このレビューはネタバレを含みます
氷の下を這う魚。覚醒が促すのは暴走ではなく解放であり救済だった。一度は恐れられ封印された魔力を、大人になった今飼いならすテルマの逞しさが美しい。
周囲から隔絶された二人だけの密室。四肢と聴覚を失い忌まわしい記憶を頭の中で反芻するだけの身体と言う名の密室。壊れたレコードの様な肉体に閉じ込められた魂は孤独の果てに自らの身を投げはじめて解放され、芋虫>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
日本版ポスターの広告詐欺に笑う。
ラストのピアノの伴奏者は実験のメンバーにだけコートニーに見えて、バッドエンドにして欲しかった。内容は期待してただけに肩透かしを食らった感があるけど、ディエゴルナがかっ>>続きを読む
題材はありふれたものだけど、グッと来るものがあった。挫折や衝突を知ったばかりのまだ傷つきやすい思春期の心が少しずつ強くなっていく姿が美しすぎて、思わず泣きたくなっちゃう。
ロブスターの監督が本気を出してきた! これを観ずして今年の映画を語ることは不可能。早くも上半期のベストが決まってしまったかもしれない。感じないで考える映画。緻密に作り込まれたストーリーに圧巻。一言で復>>続きを読む
敢えて点数なんてつけたくないと思った この映画のすべてが愛おしい。
ずっと昔に観たままタイトルが思い出せず探してた映画、やっと見つけて感動。よくある脚本にところどころおかしな箇所があるけれど、その絶妙な出来の悪さが癖になる 大好きです!!