やさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

や

映画(403)
ドラマ(4)
アニメ(0)

鬼火(1963年製作の映画)

5.0

孤独と虚無にとり憑かれた人間にとって人生に希望を見出した人間や活気に満ちた街並みは屈辱的でしかない。傍から見れば独りよがりで可哀想だとしても人生なんて所詮は自分視点。悲しいほどにそれが全て。自分の末路>>続きを読む

マイ・マザー(2009年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラッグの勢いを借りて母親の元へ戻り、気持ちを訴えるシーンで思わず涙が出た。”王国”から母親を追放することでしか自分らしく生きることができないと分かっている早熟なユベールが切ない。

地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

4.0

皮肉たっぷり、悲劇にも作りかえられそうなものを爆笑必至のドタバタコメディに昇華させるルイマルの才能に脱帽。映像も最高。ずっと見ていたくなる!

ドッグヴィル(2003年製作の映画)

4.3

極限まで不要なものを排除した舞台風のセットにもすぐに慣れ、あっという間の3時間。お見事。性悪説こそ人間の真理。また、道徳などそれぞれの価値観に過ぎない。

好奇心(1971年製作の映画)

4.8

これこそまさにフランス映画!冒頭からあまりにも最高。ラストもとっても魅力的でした。最高。

白いリボン(2009年製作の映画)

4.0

何となく借りたけど彼がファニーゲームやベニーズビデオの監督だということをこれでもかというくらい思い出した。嫌になるほど苦痛や不快感を押し付け、目を背けることもたかが物語だと割り切ることも許さない。流石>>続きを読む

デリカテッセン(1991年製作の映画)

3.8

彼の作品には生理的で神経質な部分を良い意味で毎度くすぐられてしまう

さらば箱舟(1982年製作の映画)

5.0

生と死が交錯する、これぞ寺山式幻想奇譚。劇中に散りばめられたお馴染みのモチーフたちに思わず胸が熱くなる渾身の遺作、ずっと観たかったので大満足!「人間は中途半端な死体として生まれてきて、一生かかって完全>>続きを読む

最愛の子(2014年製作の映画)

4.5

生みの親と育ての親、どちらも我が子を心から思っている事実があまりにも辛い。歪められた現実の中で、真実を真実として生きられないことの過酷さと歯痒さ。多くの社会問題を内包した中国の絶望一色映画。

萌の朱雀(1997年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

物語というよりかはドキュメンタリーに近い。そこで暮らす人々の生活をそのまま切り取ったかのようなどこまでも自然な世界観。けれどとても美しい。父親が死んでからこの映画は格段に良くなります。

ヤング・アダルト・ニューヨーク(2014年製作の映画)

3.5

歳相応、自分相応が一番。映画というよりドラマっぽい作りも、なんとも言えないこのほろ苦さも個人的には結構好きな感じだった。

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.8

日本人の魂で撮られた日本の映画がそこにあった。形だけでもキリストを踏めと言う幕府と形の無い神に祈る信徒。

式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

セックスと自殺の展開だろうと思っていたのに違った。いわゆる泣ける映画じゃないのにかなり泣けました。良かった。

台風クラブ(1985年製作の映画)

-

若さが生む衝動は狂気。突発的にすべてを破壊し、進行方向も定まらぬまま感情任せに狂っていく。醜くて汚くて情けなくて、傍から見てるとばかばかしい綺麗事じゃない青春を描いてて最高。

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

3.8

あまちゃんも中学生円山も好きじゃないので全く期待してなかったけど、スクリーン映えばっちりのエンタメ映画で楽しく観れた

エヴォリューション(2015年製作の映画)

4.3

はじめて観た映画なのにどこか感覚的、本能的な部分で懐かしさを覚えた 絡みついてくるような不快感がなぜか最高に気持ち良い。

ベイマックス(2014年製作の映画)

-

金曜ロードショーにて。
ラストの展開があまりにもやっつけ仕事に感じた それまでの話は王道ながらもなかなか楽しめたので最後の最後に肩透かしを食らった気分になった

ひそひそ星(2015年製作の映画)

-

彼が極めて日本人的な感性を持っていることは認めるが、やっぱりこの監督の作品苦手だなと思った。
どこか神経に障る表現、生理的不快感みたいなものを毎度覚える...