幕のリアさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

2.7

ホーチミン発機内にて。

ミーガンのアホ成敗が痛快なのが見どころ。
シリーズ化していく中でエスカレートしていくといいかも。

ブギーマン(2023年製作の映画)

3.2

ハノイ行き機内にて。

突然降りかかる不幸。
心の隙間から深い闇が残酷なまでに広がる様を丁寧に描いていたと思う。

ベッドの下、クローゼットの奥、地下室とありきたりなシチュエーションを使いながら、闇の
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ブラックベリー(2023年製作の映画)

4.4

ハノイ行きJAL機内にて。

香港駐在時代、iPhone登場以前のBlackBerryは高嶺の花だったと記憶する。
金持ち香港人がこれ見よがしに使っていたが、特別な機能に優れているわけではなく通話だけ
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カクテル(1988年製作の映画)

3.6

今更初見。
てっきり呑気でバブルなサクセスストーリーかと思ってた。

でっかい夢に厳しい現実‥
ニューヨークを舞台に繰り広げられるが、話はどうにも辛気臭い方向に収束。
そこがなんとも味わい深い。

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スロータージャップ(2017年製作の映画)

2.3

おお、京都やん。

坂元監督、京都出身とは知らんかった。
その割には地元バイブスが足りない。
多分市内出身やないな。

ヤンキーつうか半グレ軍団のクオリティが低過ぎて萎える。

ヤンキー漫画好きのヘタ
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ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

4.4

滅茶苦茶にメンタル削られた。
キャサリンのスクリームで都合3度ほど全身に稲妻のような悪寒が走り、昨晩新橋のサウナでガッツリ体調整えたというのに、まだまだ残暑厳しいというのに、見終えて尚、体の芯に寒気が
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オオカミの家(2018年製作の映画)

-

併映のショートを見て嫌な予感。
しかし、オープニングでストーリーのカラクリが分かり、期待が高まる。

絵画的奥行き表現に感心するも、気付けば大失神モード発動。

大事なカープ戦見なきゃならんので急ぎで
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(2021年製作の映画)

-

アリ・アスターが総指揮というところが、個人的にはも一つな理由かもしれない。

Room for Rent(原題)(2019年製作の映画)

2.6

オープニングショット。
山間に伸びるハイウェイ沿いに広がる小さな街。
俯瞰カメラで一台の車を追う。
序盤は良かった。

インシディアスシリーズでお馴染みリン・シェイの激痛シークエンスの連続に目眩。
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燃えあがる女性記者たち(2021年製作の映画)

3.1

5年程前から担当業務が変わり、しかもコロナ禍もあり、海外出張に行く機会は殆ど無くなるかと思われたが、会社としてASEAN諸国との商売が増えるにつれ、物流網の整備の必要からボチボチとその機会を設けられる>>続きを読む

シュトロツェクの不思議な旅(1977年製作の映画)

4.1

ヘルツォークから見たアメリカ。
塀の中でさえ居心地よろしい地元。
隣人のお爺の誘いでアメリカンドリームに惑わされてみたら…

叶うはずもない夢や増幅された憧れは、安い労働力を何の保証もなく消費するため
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ヴォイツェック(1979年製作の映画)

-

目黒シネマのヘルツオーク特集。
全作観るつもりが業務繁忙期も相まって流石に不可能だった。

意気込んで臨むもほぼ失神。

フィツカラルド(1982年製作の映画)

4.3

スクリーン初ヘルツオーク。
想像を遥かに超える異常なまでの現地過酷ロケ。
もはや物語の撮影よりも建設現場を始めとしたドキュメント映像。

エンディングで優雅に葉巻を燻らせオペラに聞き入るキンスキーの表
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問いかける焦土(1992年製作の映画)

-

雄大な空撮。 
こんな撮影こそ今の時代にIMAXで観たい。

しかーし。
僅か1時間の作品だってのにガッツリ失神。

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

2.9

「第九地区」の一発屋と思わせといて意外に監督作は続いているニール・ブロンカンプ。

プレステでGTはプレイ経験あるが、モータースポーツゲームでは、PCエンジンのゼロヨンチャンプが1番好きだった。

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地の群れ(1970年製作の映画)

5.0

「福田村事件」の描き方がなんとも辛気臭く、映画としての色気が全く感じられなかったところに、遥か昔に見た本作のただならぬ事を思い出した。

広島の原爆については知っていても長崎のそれには疎いものだ。
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

4.0

今はなき新宿のTSUTAYAでDVDをレンタルしてシリーズ全作完走。
ここに新宿ピカデリーの大スクリーンで新作を観れる機会が来ようとは。
感慨深いったらない。
サブカル臭ムンムン、ボンクラ率99%、会
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ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

4.0

中山忍とギャオス再び。
てっきりユルい展開になるがと思ったら被害者いや罹災者にしかわかり得ぬ苦しみをモンスター化させる描き方が重く苦しい。

シリーズ作の中でガメラのルックスを禍々しく変貌させる勇気。
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福田村事件(2023年製作の映画)

1.9

森達也の劇映画⁈
てことで前情報無しで観てきた。
テアトルはほぼ満員。


















辛気臭いドラマがだるいな、荒井晴彦テイストやん、との懸念は、エンドロールで的中。
脚本には森
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ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

3.7

スターシップ・トゥルーパーズより前に巨大昆虫の怖ろしさを見事に表現。 

ガメラに群がるミニレギオンには蕁麻疹が出そうだったし、攻撃的な昆虫のハイブリッドたる巨大レギオンの凶暴なルックスは痺れる。
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ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

3.5

いつかスクリーンで、を逃し続けて今更初見。

オープニングの東映ロゴに続く大映ロゴに感激し、長年上がり続けた期待値に追いつかない戸惑いはありつつも、特撮の色気を堪能し、やがて邪念は減退。

パニックシ
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マリとユリ(1977年製作の映画)

4.1

初メーサーロシュ・マールタ。

なんとも辛気臭いドラマのはずなのに、行間たっぷりに、観る者に人生の振り返りや想像を促す絶妙なテンポ。
ドキュメンタリー畑出身もさもありなん。
画面に映るモノにあざとさが
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ふたりの女、ひとつの宿命(1980年製作の映画)

4.0

アップする順番間違えましたが、キリ番2300本目は名画二本立てを。

先に観た『マリとユリ』に出ていた二人が時代を変え七変化、その名優ぶりに驚く。
そして、若かりしマリを思わせるイレーヌの美貌とただな
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日本統一52(2021年製作の映画)

3.0

腐った自民党政治に鉄槌。
謀略から肉体的暴力まで。
これが日本のミッションインポッシブル。

〜〜

今日の一曲

夢みるアドレセンス
『ファンタスティックパレード』

https://m.youtu
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

2.8

ミニシアターじゃなあと思っていたところ、パルト9でやってる事に気づき参戦。

ガキの時分にビデオドロームとスキャナーズに衝撃を受け、フライをスクリーンで観て以来の新作スクリーン鑑賞である事に気づいた。
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

2.8

恐怖分子を観た時とほぼ同じ感想。

蓮舫みたいなヤツ筆頭に登場人物ほぼイケスカナイし、そいつらがどう絡んでどうなろうと群像劇であるからこそ余計に興味が倍々に失せていく。
バブル期特有の浮ついた演出や狂
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バービー(2023年製作の映画)

2.5

ピンクに縁取りされたワーナーロゴから暗転、もしやと思わせる不協和音から、見覚えのある背景が。
大事な映画の冒頭が三流パロディ。
この映画との相性の悪さを痛感。
エンドロールまで長かった。

グレタ本人
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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

5.0

清朝の残り香が漂う時代から文革まで。

激動の時代に翻弄されながらも、その伝統美を魅せ続ける京劇。
それ以前の時代からも脈々と受け継がれたものが破壊されたかに見えた文革のインパクトが凄まじい。
隣国の
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.6

「ミンナのウタ」さな出現?!<絶叫上映回>

THE SHOCKオマージュの予告編から漂うセンス、貞子、伽耶子に続くビジュアルクイーン登場の噂だけを頼りに絶叫上映に参戦。

楽しかった。

今会えるホ
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

2.8

藤井監督が紡ぐ村社会。
確かに丁寧かつ繊細な仕上がり。

話の起承転結が強過ぎて能楽を隠喩としているのに違和感が募る。

車谷長吉とか中上健二とか佐藤泰志とかそういった文学の映像化を期待していた。
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.1

お盆休みにぴったりのジュブナイル。

今から思えば、夏休みにチャリで遠出した距離なんて、しれてたなあ。

喧嘩強い兄ちゃんがタケちゃんにあげたJPSロータスのキャップがナツい。

〜〜

今日の一曲
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N号棟(2021年製作の映画)

1.9

何ヶ月ぶりかにネトフリ再契約するも見るものが全く無く、ハイスコアガールおそらく5周目見たり、アマプラでバチェラー見たり。
最近サブスクで映画見るのがしんどくて困る。

なぜか目についたのが本作だったが
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.0

笑えるシーンが皆無だったのと、二人のイチャコラ的だべりシーンがキツくなってくる。
エンドロール後とか地獄。
もはやファンタジームービー。

濱田君兄弟は序盤こそハラハラしたものの良かったし、もちろんア
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

目黒シネマで二本立て。

今更初見故、改めて書くことも無いが、やはり氷室こと本宮泰風が団子買うところから、グッとテンション上がった。
メイドカフェに向けて高まる笑いのバイブス。

まひろちゃん、坂口拓
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.3

子供時代に体験した様々な"あわや"を思い出し肝を冷やす追体験にグッタリ。
一線を越えてるかどうかは、各々の倫理観次第、コミュニティ次第、社会次第、時代性次第。
それが破綻する瞬間を誰にも届くよう見せつ
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X エックス(2022年製作の映画)

2.3

舞台は79年。
オマージュでもパロディでも無い寄せ集め。
いけすかないA24のスタッフが会議室でしたり顔でプロットを足していく様子が目に浮かぶようだ。
商売っ気の強い造りにいつもながら辟易とさせられる
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