極黒の女子中学生さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

陽炎座(1981年製作の映画)

3.0

陽炎座崩壊のスローモーションがヤバすぎる。女の魂が溢れ出るとこも最高。「男の魂はいらぬ!」

それにしてもこの時期の清順はつくづく肌に合わないなぁ…

怪物(2023年製作の映画)

3.0

小学生と学校側に貶められ散々な目に遭う瑛太がかわいそすぎて泣いた

三幕構成はふつーに失敗してるのが悲しい。同じシーンを別角度で3回見せられるのは苦痛
黒川想矢の隣の席の女の子がBLマンガ読んでるのは
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ブレーキ・ダウン(1997年製作の映画)

4.5

異常なまでに面白い…走行するトラックの下にしがみつくカートラッセル!
迫り来るトラックの恐怖を克明に撮り続け、ラストはキチンと高所から落とす丁寧さ。しかもキャスリーン・クインランの手で落として死体蹴り
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セインツ -約束の果て-(2013年製作の映画)

4.0

冒頭の編集のキレが良すぎて何が起きてるかわからない!

ルーニー・マーラの元へ車を走らせ後方の車からハイビームで煽られるあたりから、裏でかかっているカントリーミュージックが徐々に緊迫した音楽に侵略され
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連鎖(2018年製作の映画)

3.0

キム・デミョンの演技が良い…
父親のネグレクトを匂わせておきながら最後まで核心に触れないのは脚本としてそれで良いのか???

カットを繋ぐタイミングは上手いがスローへの切り替えはあざとすぎてキツい

贅沢は素敵だ(1952年製作の映画)

3.0

ただのラブコメではなく急に緊張感ある画が差し込まれる。作家性を楽しめる佳作

三姉妹(2020年製作の映画)

3.6

三女の家庭が可愛く見えるくらい他姉妹の家庭が絶望的。モノクロからカラーに切り替えるタイミングも良い
妻から多額の援助を受けている上に大学生の教え子と浮気した旦那が離婚を申し出る図太さには笑った

幼少
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.0

スッキリした構成で見やすかった。ニューヨークを静かな街として描いているのが面白い

退職する決意を1カットのみで体現してこそ映画だよなぁと妙に感心した

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.0

ヘリコプター内の格闘シーンを描いた功績はデカい。あそこまで狭い空間でのアクションはアニメならではの魅せ方ができていてカッコよかった

渋谷爆破を阻止するところはシナリオ的に地味になるのは仕方ないが、サ
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恋する幼虫(2003年製作の映画)

3.0

カット繋ぎの未熟さや不快になるショット(グロ描写のことではない)は多々あれど、不思議と尻上がりに画が良くなっていく。順撮りではないらしいので不思議だ…
特殊メイクもかなり良い。

うまく歩けない/走れ
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雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

TL作品みたいなロマンスになると思いきやグロ展開になっていく!!30〜40代程の女性の必死さがキツいのだが、それでも青年と過ごしてるときは若返ってるように見えるので、常に若い子と関わるのは大切なのであ>>続きを読む

ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

水が滴るガラス越しから撮られる幻想的な情事のショットがたまらぬ。ラストのシャワー越しのところも鳥肌もの。『三人の女』のときより好きかも。
『三人の女』では絶対見れないようなクローズアップ+カメラPAN
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モガンボ(1953年製作の映画)

3.5

序盤から終盤まで順調に不倫が進みまくっててビビる
クラーク・ゲイブルがグレース・ケリーを部屋まで見送ったあと、タバコを吸ってるエヴァ・ガードナーに切り返すところが最高。(雨が降ってて尚良い)
白い服を
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とつぜん!猫の国 バニパルウィット(1995年製作の映画)

4.0

大感動。人間界では坂を下り登校するシーンが目立つが、終盤はとにかく上に上にと上昇し続ける!

鉄腕ジム(1942年製作の映画)

3.8

水上のボクシングシーンがやばい。次々と水に落ちていく群衆!

ずーっと騒々しい映画なのかと思いきや、ラストの元チャンプからベルトを受け取るとこは超静謐。と思ったらまた喧嘩が勃発する。テンションの落差に
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三人の女(1977年製作の映画)

4.0

怪作。ずーっと薄気味悪い画面が続く映画。ゆるいズームイン・アウトでここまで面白いホラー映画が撮れるのか…
事故後に人格が変わってしまったシシー・スペイセクが急に色っぽい顔つきになるのが本当に不思議で、
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毎日が夏休み(1994年製作の映画)

4.0

話が死ぬほど良い…「人生は意外と何回もやり直しが効くゲームなんだ」ってセリフが響く

個人的には佐野史郎のベストアクト!ロボみたいな口調だが根底には不完全な人間臭さと愛嬌があり萌える。佐伯日菜子と自転
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ゴダールのマリア(1984年製作の映画)

4.0

平然と前カットで鳴っていた音や声を次カットに継続させたり、唐突に音楽を断絶させたり音響に関してはやりたい放題だが、映像は全カットふつくしい…

所詮は人が神の親にはなれないのだけど、子どもが生まれてか
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マジェスティック(1974年製作の映画)

4.0

序盤の乱戦のカット割も見事だし、後半のカーチェイスも熱い。ブロンソンの表情が唯一崩れるのがスイカを破茶滅茶に荒らされたときなのは正直笑った

てっきりブロンソンが籠城して戦うと思いきや、いつの間にかア
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ありふれた事件(1992年製作の映画)

2.5

モキュメンタリーにしても取材陣に意思がなさすぎて引く。

殺害現場を目撃した子供(聖闘士星矢ファン)が悲鳴をあげ、鏡越しでカメラに捉えているショットはすごく良いが、ラストカットをスローで撮るのは悪手。
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男性の好きなスポーツ(1964年製作の映画)

4.5

シナリオが進むにつれてポーラ・プレンティスが魅力的な女性になり、不器用で鈍臭いロック・ハドソンにイライラさせられるのが面白い。心配するレベルでロック・ハドソンが濡れまくる

回転するバーカウンターと並
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ウィリーが凱旋するとき(1950年製作の映画)

4.3

二日酔いの辛さを想起させられて胸焼けする

レジスタンスの女ボス(コリンヌ・カルヴェ)がふつくしすぎる。
執拗に追いかけてくる犬を追い払う姿はステップを踏んでるかのよう

パラダイム(1987年製作の映画)

4.0

壮大な前振りで30分使うのは焦ったいが、それ以降は次々に人が死にまくるのでサイコーである

「I live!」とキーボードで叩き続けたり、虫に肉を食われてくところは脳汁でまくった。十字架のアザができた
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幌馬車(1950年製作の映画)

3.0

崖くだりが失敗してペシャンコになる馬車が壮絶。はじめて人を撃ったあと空中に放り投げられる拳銃

ダーティファイター(1978年製作の映画)

3.5

癒しの映画。バイクが次々と大破していく様が無様で微笑ましい

主観カットで撮られるアクションは大嫌いなんだけど、ソンドラ・ロックが殴ってくるところは不覚にも泣きそうになった。なんてやるせない格闘シーン
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周遊する蒸気船(1935年製作の映画)

5.0

もちろん全作品見ていないんですが、フォードで1番面白い映画と軽率に言いたくなってしまうほどの傑作〜!!終盤は自分も含めたお客さんたちがずっと笑いっぱなしで多幸感半端なかった。

MVPは満場一致でニュ
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EO イーオー(2022年製作の映画)

4.5

『エッセンシャル・キリング』をさらに研ぎ澄ましたかのような音の傑作映画。構図と照明だけで役者(ロバ)の置かれた立場や心理を描くことをさらりとやってのける匠の仕事に感服…

人間にとってロバが馬の下位互
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カラビニエ(1963年製作の映画)

4.0

登場人物たちに躊躇とか葛藤を1mmも挟まず真面目に戦争を撮っている映画はじめてみたかもしれん

フレーム外で音が鳴り続けるのたまんねーーーー

最後の一人(1930年製作の映画)

4.5

潜水艦内の密室劇。タイトルの意味を最後に知り涙😭

死人が蘇るというミスリード要素も良いが、浸水しはじめる船内で乗組員たちの行動それぞれに個性がでていたのは凄い。小舟のミニチュアを浮かべて眺めるときの
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鍬と星(1936年製作の映画)

4.0

酒場でのキャットファイト→強制退場→石を投げる×2!!!

鄙より都会へ(1917年製作の映画)

3.5

スリの女が主人公の実直さに感銘をうけて財布を返すとこで涙

都会を馬で駆けるカウボーイ軍団!!

ラフ・カット(1980年製作の映画)

3.8

チャーミングなシナリオに反して大味なカーチェイス!細い道でかなりの速度で車走らせててビビる

冒頭のパーティー会場の撮り方から巨匠の風格がでてる