極黒の女子中学生さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

世界は動く(1934年製作の映画)

4.0

戦争の点描シーンが強烈。10日間とめどなく起こる爆発!編集がうますぎて人の首(もちろん人形)が爆散するカットに息を呑む

黄色いリボン(1949年製作の映画)

3.0

老人にとってはロマン溢れる傑作映画で刺さりまくりそう。
酒場の乱闘のゆるふわさは癒し。段取り感があるからこそ笑えるし陰湿にならない

お天気お姉さんR(1995年製作の映画)

1.0

原作の名前を借りてるだけの別物。ポルノ描写も少なくやる気ないし客を舐めてる演出に腹立つ
ロリな仲代桂子なんて誰も興味ないだろ…パンティにも華がない

静かなる男(1952年製作の映画)

4.5

ズルみたいな映画。義兄から金もらったあと夫婦協力して焼却炉に投げ入れるところで馬鹿みたいに感動した。

アパッチ砦(1948年製作の映画)

4.0

どうみてもヘンリー・フォンダがダメダメ無能上官なんだけど最後に無音から徐々にアパッチ族の乗る馬の蹄の音が近付いてくる恐怖表現には痺れたし、それに向かって銃を向ける姿には正直グッときてしまった
そのあと
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ジュブナイル(2000年製作の映画)

3.0

ロボットに乗る主人公へゴーグル託すとこは、小道具に何からかの意図を託してくれればエモいのに…

マンハッタン・ミステリー/消えた黒い箱(1987年製作の映画)

2.5

ブラウン管テレビを重ねて恐竜のオブジェにするという美術アイデアはナイス

お天気お姉さん(1995年製作の映画)

2.5

キャスティング100点。特に水谷ケイの演技がハマりすぎてる。

後半はもはや別作品。天候を操る能力者バトルになる。原作はバカエロの中に垣間見える叙情的瞬間に泣かされるのだが、映画だとそれがオミットされ
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暗黒の鉄格子(1953年製作の映画)

3.5

去るテレサ・ライトを一瞥するマクドナルド・ケリーの背後にボートを漕ぐ人影が現れるとこでビビる。雇われダイバーの顔がサイコすぎてそこにもビビる
撮影:ジョン・オルトン

アバンでは内から外へ向けて発砲し
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はなればなれに(1964年製作の映画)

4.0

再見したらカンドーした。ラストのロングショットの銃撃戦のカメラが絶妙。室内での追いかけっこもそうだけど、カメラワークの反復が全て気持ち良い
音楽で伝えたいことや手法は『女は女である』と全く同じだけど今
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五毒拳(1978年製作の映画)

3.0

設定とシナリオがめっちゃ面白い。アクションにキレはないが拷問シーンは異様に気合が入っている

ギョ(2012年製作の映画)

3.5

伊藤潤二の漫画はコメディホラーということを良く理解して作られてる。CGの異物感も最高である。『巨蟲列島』がこれを目指そうとしていたと思うと泣けてくる…

セリフ回しは軒並み酷い(白河の過去語りパートが
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未知との遭遇(1977年製作の映画)

3.0

ヴィルモス・スィグモンドの撮影が抜群にかっこいい。本人もよくわからないまま狂いはじめて取り返しがつかなくなる展開なのに、最後は夢のある終わり方にしてあげるのあったけぇ…

Wの悲劇(1984年製作の映画)

4.0

三田圭子の演技が強すぎて主役を喰ってるんだけど、覚悟完了した薬師丸ひろ子が捲り返してて笑った。
2階で震える薬師丸ひろ子(アオリ)→無言で視線を送る下手階段側の三田圭子(フカン)→アイレベルが水平にな
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ダークグラス(2021年製作の映画)

3.0

アルジェント復活の兆しが垣間見えて良かった。殺人シークエンスに関しては特筆することは無し
蛇に噛まれるところは心底ガッカリ。アイデアは良いがカメラに収められてない。

アーシアは見ないうちにダリア・ニ
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トリとロキタ(2022年製作の映画)

3.0

いつの世も仲介業者の中抜きはクソ

主演2人があまりにもうますぎる。男児は言葉でなく行動で感情を訴えるので映画映えするのう…

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.4

10FEETの曲がここぞ!ってとこでかかる実直さあたりがウケてる理由だなぁと感じる。試合をリアルタイム風に描ききれたのは東映をはじめとするCGチームの功績。CGこそが今作の主役と言わんばかりのバスケッ>>続きを読む

SEX配達人 おんな届けます/宙ぶらりん/弁当屋の人妻(2003年製作の映画)

3.0

セックスシーンで編集時に無理矢理ズームしてるかのようなピンク映画は総じて苦手。工夫というかこだわりを感じられないし下品

ただ画作りと恩田括の演技は好き。正気のないナチュラルなクズ演技

赫い髪の女(1979年製作の映画)

4.0

超絶純愛映画!
雨が降る間、そしてセックス中だけ孤独を紛らすことができる2人の危うさと一途さに泣ける。
石橋蓮司が宮下順子の顔に水道水をかけるところなんて、一瞬を永遠にしようと抗っているように見える。
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ラブゲームは終わらない(1988年製作の映画)

1.1

竹田ゆかりカワユスぎわろた。他の出演作も見たいけどこれ限りなのかな…

陸軍中野学校(1966年製作の映画)

2.0

つまらなくはないが、増村保造でなくても撮れる映画なのでフツーに刺さらず。

加東大介にカリスマ性を1mmも感じられない時点で酷い脚本だと思う

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いじめっことの廊下での口論のショットがすごい好きで、右往左往するいじめっこの所作がめちゃよかった。撮る側と撮られる側の意識の乖離を語る映画。

女は手に入れられないが、フォードには会えるってオチはオタ
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新・高校生ブルース(1970年製作の映画)

3.9

前作より1億倍面白い。高橋恵子のヌードを終盤まで温存するのがアイドル映画としても評価点が高い

(秘)色情めす市場(1974年製作の映画)

3.5

爆発があっけない映画は名作の法則

色付いた世界を拒絶し、モノクロの世界へと留まる芹明香

終わらないセックス(1995年製作の映画)

3.5

ラストが最高すぎる…それまでのしょっぱいショットが全て帳消しにされるレベルで良い。今まで観た映画のストップモーションで1番良い。

ラストだけ工藤翔子が恐ろしくブスに撮られてたのが残念。それ以外のカッ
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セーラー服 百合族(1983年製作の映画)

3.5

男はセックスより勉強に目覚め電車を降りず、結ばれた奈津子×かおるは浜辺でキャッキャするというエンディング映像の多幸感が素晴らしい。

冒頭のプールの撮影もイカすが、益富信孝と江崎和代のセックスで海をバ
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高校生ブルース(1970年製作の映画)

2.7

中絶の相談を聴きながらレコードから汽笛とレールジョイント音が流れるシチュエーションの上位互換は『私のように美しい娘』のレースサーキットの音を爆音で流しながらセックスする男なんだろう

石膏蔵が並ぶ中で
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バトル・ロワイアル II〜鎮魂歌(レクイエム)〜(2003年製作の映画)

3.0

話は失笑レベルだがテーマとスペクタクル感は理想的な続編。深作がこんなに戦争を上手く撮れるなんて知らなかった…

ユニコ 魔法の島へ(1983年製作の映画)

3.0

ぼくに本気をださせないでくれ…ってセリフ久々に聞いたわ

女体(じょたい)(1969年製作の映画)

3.5

包丁を持った岡田英次が浅丘ルリ子を追いかけ回すとこが1番おもろい。部屋の絵画の不気味さと服装も相まってジャッロ映画的な猟奇さが垣間見える。浅丘ルリ子の顔も段々とダリア・ニコロディに似てくる

二者が向
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バンパイアハンターD(2000年製作の映画)

4.0

獣兵衛忍風帖から3Dや予算によるアップグレードされてて良い。あとグローブ兄さんが霊体になって駆けつけるところは面白すぎる

「飛べ…飛ぶのよ…飛んで!」のところで不覚にも涙

ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.0

自殺したシスターの死体を湯洗いする意味のないシーンを撮影して編集で切らないのがいかにもヴァーホーヴェンって感じだ…
ラストシークエンスは意味不明ながら撮影が上手く唸る。

時たま憑依する神の声が悪魔す
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