よくできた映画なのかはわからないし、もっと言えばそんなにいい映画ではないんだろうけど、折に触れて思い出す映画。
全然いい映画じゃないよ、なぜなら…とどれだけ理論的に諭されても「まあそうなんだけど、そ>>続きを読む
劇的なことは起きないがなぜか飽きない秀作。監督はアケルマンとか小津、そしてやはりソフィア・コッポラの『SOMEWHERE』から影響をうけているようだが、個人的にはエリック・ロメールのヴァカンス映画のよ>>続きを読む
最近の是枝監督の映画には「なんか優等生的にまとまるようになってしまった」と感じていたのだけど、今回はとてもよかった。それはやはり坂元裕二の脚本によるところが大きいと思う。
ドラマではたまに瑕疵に思え>>続きを読む
ドルビーシネマで鑑賞。
観ているうちに「そうか、デイムはかつてのロッキーみたいな負け犬ポジションなんだな」と思う。でもデイムがロッキーと違うのは若干闇落ちしちゃうところ。彼はロッキーを裏返しにしたよ>>続きを読む
ドルビー字幕版で鑑賞。
最近のはプレイしてないけどマリオシリーズで育った世代としてはいろいろ感無量。任天堂のスタッフがあれだけ製作に関わってるから、そりゃまあ変なことにはならない。
単純にアニメー>>続きを読む
自主でここまでアクションを見せることができるだけでもすごい。80年代オマージュも楽しく、CMとかいちいち出る字幕も面白かった。火がつく演出はどうやってるんだろうと思ったけど、ガチでやってるっぽくて驚い>>続きを読む
成田悠輔にこの映画を語らせる愚策がすごい。映画本編よりもそのことのほうが印象深い。
ブレンダン・フレイザーの演技を堪能する映画。ダーレン・アロノフスキーは前作が全然好きになれなかったけど今回はなかなかいいと思う。
『マ・レイニーのブラックボトム』とか『ファーザー』とかもそうだけど、>>続きを読む
撮影は素晴らしい。特に暗闇から主人公が現れるシーンとか。モノクロではなくなったけどコントラストが強調されたショットのひとつひとつが絵画か写真のよう。
ただ、物語は今見ると微妙にも感じる。これは元ネタ>>続きを読む
寝不足で序盤に数分寝てしまったけどそのあとはギンギン。ブレット・モーゲンはカート・コバーンのドキュメンタリーもよかったけど、単に題材の人物の半生を追うんじゃなくてしっかりと作家性を出すのが特徴。ドキュ>>続きを読む
序盤はかなりよかった。人を殺す重みの表現、しつこいがありそうでなかった気がするアクション描写(跳躍)、やけに速いテンポの編集、ついてこれなきやつは置き去りでいいと割り切ったトップギアで始まる物語。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
チェーホフの銃ってやつだけど、わかりやすすぎるかも。残酷なようだけど、ああいうタイプの人はどの道(たとえあのとき病院に残ったとしても)命を絶つんだろうなと思う。本当に残酷なことだとは思うけど。
本国>>続きを読む
劇中の観客と映画館の観客が同時に涙するという、噂にたがわぬ傑作。演奏シーンのCGには違和感があったし手元とのリンクも微妙だった気はするが、さまざまな手法を使って「これはすごい演奏なんです」と説明しよう>>続きを読む
話そのものには特に感銘を受けないが、とにかく鈴木亮平がすごい。オネエな鈴木亮平、アニキな鈴木亮平、キャッキャウフフな鈴木亮平と、鈴木亮平のビッグバンアタック状態(意味不明)。
かなり濃い部類の監督で>>続きを読む
「言葉でなく映像で語れ」というアドバイスがあんな残酷な形で回収されるあたりはとてもよかった。才能があるからこそインパクトはあっただろうし。
途中までは「これがアカデミー賞作品賞でもいいんじゃない?」>>続きを読む
今年のアカデミー賞はゲロまみれ!(批判じゃない)
つまるところ、序盤の戦闘におけるあるキーワードがこの映画のミソではないだろうか。エンドクレジットにもあるし。
崇高さとくだらなさが交じり合った本作>>続きを読む
なんか口と声が合ってないなと思いながら観ていたのだが、それもそのはず、オリジナル音声はイタリア語なのだ。アメリカ映画では「国は英語圏じゃないけどとりあえず英語で我慢してください」的なことが多くあって、>>続きを読む
ギレルモ・デル・トロなんで、もっときついストーリーにしてくるのかなと思っていたが案外優しい話だった。
「ピノキオ」のオリジナルストーリーは知らんけど、今作では「限りある命」「親子愛」がメインに据えら>>続きを読む
マーク・ライランスとマイケル・スタールバーグの迫力が際立っていた。2人とも怖すぎる。あと最近の『ハロウィン』の監督が役者として出ていたりする。
演出面では修羅場と日常の光景を交互に映す演出が斬新で、>>続きを読む
けっこう微妙な評価をされてるものの自分は楽しめた。MCUに細かいツッコミ入れるのも野暮ってもんだし。
たぶんみんな思うことだけどすごくスター・ウォーズっぽい。キャラクターの造形とか衣装の雰囲気とか。>>続きを読む
順風満帆な人生を送っていた傲慢な勝ち組たちが船の上で文字通り“揺らぎ”、自分たちの“汚物”にまみれる。英国人夫婦のオチとかも含めて、この監督にしてはわかりやすい方向に舵を切った気がするけど、自分にはこ>>続きを読む
思ってたよりも普通にいい話だった。伏線の回収もしっかりするし、最後はちょっと泣きそうになる。
記録に残らないけど記憶には残る旅をしたって感じ。
嫁とのセックスシーンは味気ないのに、ヒロインとはただ話してるだけで猛烈にエロい。タン・ウェイ『ラスト、コーション』のときからほとんど変わらないな。