マダガスカルの暴風雨さんの映画レビュー・感想・評価

マダガスカルの暴風雨

マダガスカルの暴風雨

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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.5

0101鑑賞
胸にぐさりと突き刺さる。
少年の満たされない、辛い日々
わずかな希望も毎度摘み取られ
また辛い日々が繰り返される。

ラストシーンは、報われるとか、そんなんじゃない。
私たちが目撃するの
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

小さい頃に見て以来初のマトリックス。
これ…設定が秀逸すぎませんか…1999年…

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.0

数学一筋の彼と周辺の人生
妻に友人に話しかけてくれた若い学生に、あるいは幻想の中の知人に、助けられている。
受け入れようと奮闘する姿、周囲の人の温かさに久々に泣いた。

マグノリア(1999年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

登場人物が、みんな心に何かしらの葛藤を抱えていながらも、誠実である。
綺麗事で済まされないことは多く、喜びの分だけ後悔はあるし、やりきれない想いもあるが、その中で希望を見いださなければならない。
収束
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.0

ドランという若く美しく才能に溢れるカリスマが、多くの人が目を向けることのないマイノリティの人々の困難について映画というメディアを通して発信することは
一体どれほどの影響力があるだろうか。

君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

純粋な気持ちで観れた
アニメだからかな?

物語って良いな。

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

親の都合で、新しい父親、何度目かの転校、新しい環境を余儀無くされる感受性の高い僕が
高校を卒業し「家」を出るまでの話。

広い大地をバックに「チャンスはいつだってそこにある。」という言葉で終わったのが
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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

-

欧米の映画に出てくる
丸テーブルで老夫婦がお茶を飲むシーンはなんて素敵なんだろう。

愛と決断と決別
退職後のサッチャーの日常から始まり、夫の幻覚と共に首相時代のことを回想しながら物語は進む。

鉄の
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

-

面白かった。
終始使われる音楽が良い。
けど、如何せん長い

こわれゆく女(1974年製作の映画)

3.0

ひたすら観ていて辛かった。
不器用で自分を追い詰め、空回りしてしまう妻。
ひたすら空気が読めない感情的な夫。
メイブルは夫を愛していて、それ故に「理想の」母、妻になろうと自分を追い詰める。しかし、その
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ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

3.5

ハンナ・アーレントは「思考することを放棄した者=人間であることを拒絶した者」とし、この現象を”悪の凡庸さ”と名付ける。

アイヒマンもナチに協力したユダヤ人また思考することをやめたが故にモラルの崩壊が
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存在の耐えられない軽さ(1988年製作の映画)

5.0

中盤見ていて胸が苦しくなってしまった。愛の無いセックスができるなんて不思議でならないという女と、セックスなんて軽いものと言う男。
片方が理性でどうにかなるものでない以上、何が正しいのか終着点が見つから
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

-

北田暁大の著書『広告都市 東京』で取り上げられていたので観た。消費社会の犠牲になったトゥルーマン。観ていて腹が立った。最後ハッピーエンドで良かった。

セッション(2014年製作の映画)

5.0

これは…こんなに緊張する映画はこの他にない。煽り文にあった、最後の9分とはこのことか。
人間が演奏する行き先の分からなさ、それがステージ上で行われる緊張感。すさまじい。
最後の演奏前のシーンで指揮者フ
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ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

-

宗教、人体、性器、グロテスク、呪術的な音楽、幾何学な構図の室内空間と原色、等からマシューバーニーのクレマスターを連想した。
途中流しながら見てしまったが、最後の終わり方は残念。ここまで付き合わせといて
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.5

リーガンが舞台裏の細い通路を歩く際のドラム音がかっこいい。「TwitterやFacebookをやらないのは無視されるのが怖いから」ネットで騒がれる人物が人々にとっては1番リアル。昔の名声に執着し続ける>>続きを読む