まだミステリアスな路線に入る前の、初々しい百恵さんの姿を見ることができる。
その火を飛び越えて来い!と、あれほど溌剌と女性から男性を誘うシーンって他にないのではないかしら。
あまり丁寧な作りではなかったが最後が衝撃的だった。
三浦友和さんは折り目正しい風貌でとてもヤクザには見えなかった。
吉永小百合さん版のリメイクだったのですね!
ノートルダム大聖堂でジプシーの女性があわれなせむし男と社会から排除されてきた自分の素性を重ね、神よ救いを与えて、私たちはみな神の子、と歌うシーンの荘厳さは圧巻だ。
俺たちに明日はない、のモチーフになった作品だろうか。
ヒロインが少女っぽいピュアな雰囲気の女優さんで、警察から追われる逃避行なのに、駆け落ちっぽく見えるのがおもしろかった。
どうしようもなく救いのない世界が無限ループされていくが、主人公はそんな世界を客観的にカメラを通して切り取っていく。
自分の意思で夢、目的をもつことで負のループから脱却していけるんだというメッセージを>>続きを読む
年老いた召使いの父親に、これからは簡単な仕事をと、いろいろな掃除道具を渡すシーンがとても悲しかった。
見たように思う。都市に現れたキングコングが列車を襲うのだけど、倒れた女性客を男性客が紳士的に助けているのが優雅な感じだったのが印象に残っている。
人間によって作られた人造人間の方がずっと繊細で人間味があるところが悲しかった。
開拓地にポツンとある家に住む白人の家族が、ネイティヴアメリカンに襲われることに気づき、孤立無援な自分たちがこれからどんな残酷なやり方で殺されるかを瞬時に悟り、絶望の叫びを上げるシーンがものすごく怖かっ>>続きを読む
悲しきモンスターのお話だったように思う
恋をした美女が純白の花嫁衣装を着ていて、背後にフランケンシュタインがのっそり近づいていくシーンが怖かった!
サイレント映画のスター女優がこき下ろされていて、サイレント映画も好きな自分としては見ていてつらかった。
日本の美意識を感じる演出がすばらしく、お姫さまと武将のひかえめな感情表現に想像力や感性が刺激された。
黒澤映画を彷彿とさせる世界も楽しい。
そしてとても悲しい話だった。
ママかっこいい!
ママの正義感によって行儀のなっていない人々に無慈悲な鉄槌が下されていく。