まほろばさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

花芯(2016年製作の映画)

3.8

瀬戸内寂聴さんの代表作。
淡々と描かれる感じが文学作品ぽく、下品なイロモノにはなっておらずホッとした。

女優さんは凛とした日本女性の美しさが感じられ、恋人役の退廃的な風貌も作品にピッタリだと思った。
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新女性問答(1939年製作の映画)

3.5

この時代の映画でヒロインが女性弁護士という設定が新鮮だった。

桑野通子さんは今見ても現代風な面立ちの女優さん。

ストーリーはだいぶ無理やりな感じ。

最後、かなりの長尺で裁判で弁護するシーンがある
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ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮(2012年製作の映画)

3.8

デンマーク王室に嫁いだイギリスのお姫さまがリベラルな思想の医者とやらかしたスキャンダル。

北欧の至宝と呼ばれるマッツ・ミケルセンは時代物の衣装がぴったり!

男の色気ムンムンだけどラテン系みたいなク
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島の娘(1933年製作の映画)

3.8

サイレント映画だったかな。小唄はBGMとして流れる。浜辺を日本髪の美しい女性と男性が歩くシーン、悲しいけれどとても抒情的で美しかった。

切腹(1962年製作の映画)

3.8

主役の侍、いかに時代から見捨てられみじめな思いをしたか滔々と語るが、娘を身近に置きたいばっかりに良さそうな縁談の話を勝手に断ったり、なにかとひとりよがりで自身の美学にひたっている感じが共感できなかった>>続きを読む

好色一代男(1961年製作の映画)

3.6

たぶん見ました。若尾文子さんの身請けに、体重と同じだけの小判の量を測るシーンがあったかと?

大殺陣 雄呂血(1966年製作の映画)

4.0

最後のこれでもか!!と徹底的に繰り出される殺陣のシーンはいま見ても圧巻だ。

血しぶきがいっさい無いのは不自然だけど(^_^;)

華岡青洲の妻(1967年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

高峰秀子さんのお姑さんがとにかく怖い!!

麻酔の実験体に名乗り出た嫁姑のたたかいで自分には嫁よりも少量の麻酔が使われていたことがわかった時の激しい嗚咽にこめられた悔しさや恨みの念が強烈だった。

野火(1959年製作の映画)

4.0

生き地獄、ジャングルのなかで食べ物もなくさまよう兵士たち。一切のきれいごとが排除された世界で、人間のもっとも醜く意地汚い部分がこれでもかとさらけ出される。

秋津温泉(1962年製作の映画)

3.0

うーん、ヒロインがリスカするシーンがあって?すごく怖かったような。ほぼ記憶にないですが日本情緒を感じる映像、モヤモヤするストーリーだった気がします。

シラノ・ド・ベルジュラック(1990年製作の映画)

3.0

うーん、ほとんど記憶にないけれどヒロインが男勝りな活躍を見せていた記憶が…

コーラスライン(1985年製作の映画)

5.0

とにかくひとりひとりのダンサーさんたちの人物描写が丁寧で、人間ドラマとして引き込まれるし、それを華麗なダンスで表現しているところが本当に楽しい!!

シーラの、バレエをしている時間は全てが美しかった!
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