ただただもう最高。派手なカタストロフの後の思いがけず静かな余韻よ。
お話の構成は良いし、キム・ミニもキム・テリも可愛いし、そこそこエロいし、パク・チャヌクらしい復讐の拷問タイムもちゃんとあって盛りだくさんだけど、叔父さんから倒錯者としての狂気、凄みをあまり感じなかった>>続きを読む
ライブ映像は迫力があって良いのだけど、アーティストや運営側の目線しかないのがついサマーオブソウルと比べてしまう。煌びやかなステージでのパフォーマンスより、印象に残ったのは行きの機内や路上で楽しそうにセ>>続きを読む
レジェンド達が次々と繰り広げるステージは言わずもがな、編集が素晴らしく、高い熱量を保ったまま緩急つけて全く飽きさせない。出演したアーティストやスタッフだけでなく、観客として来ていた無名の人々へも映像を>>続きを読む
全員キャラ立ちしまくってる一座の皆さんが魅力たっぷり。魔女のおばあさんの袋の中身は現実的だった。マックス・フォン・シドーの特異な顔力を堪能。ベルイマンには珍しい軽やかなコメディで、楽しく観れました。
ジャンヌ・モローは奔放なダメ女が良く似合う。けど主役2人がガキンチョすぎてちょっとイライラする。「賭けの魅力は贅沢と貧困の両方を味わえること」名言!
好きかどうかは別として、これぞ映画という演出と脚本の完成度がすごい。グロリア・スワンソンの顔力と演技がくどいけど、サイレント映画スターならではなのかな。セシル・B・デミル監督は本人役だったのですね。ス>>続きを読む
映画と夫への真摯なラブレター。
カラーになった時の色彩の鮮やかさにはっと胸をつかれ、軽やかに流れるお話と音楽に心を動かされる。センスと技術の粋の間に見えるのは細やかな思いやりと愛情。
ただただ、映画を>>続きを読む
フィンチャーにしては地味なお話で3時間近くあり、しかも結末はすでにわかっているからこそ、魅せる力が問われる。面白かったです。
完璧なカット割り、はっとさせる色彩の使い方。「結婚してて彼女もできて、何て僕はしあわせなんだろう!あー忙しい忙しい」ってそりゃ忙しいやろ。このホラーを実際の夫婦に演じさせるって、それはもう女性の監督し>>続きを読む
デニーロの絶妙に噛み合わない会話、上手すぎて。名作なのは分かるが、嫌いです。
話は単純だけど、カーアクションが楽しい。2台がぴったりくっついたままスピンターンするとか、車が空中で建物の隙間に挟まるとか凄い。アリシアたんの60'sファッションも可愛い。冷戦の時代感を出しつつ、現代>>続きを読む
全編の9割がおっさんの顔大写しで、途中からブラインド閉めて真っ暗になったので背景すら映らなくなってしまった。ちゃんとどんでん返しもあり、低予算のワンシチュエーション劇ながら良く出来てると思うけど、主人>>続きを読む
バットマン3部作2作目。本物の病院を景気良く丸々一つ爆破させるリアリティの追求、正義はカッコよく悪は不気味にとバチバチの演出とカメラ(冒頭の銀行強盗と、札束の山の上であの社長が焼き殺されるシーン!もう>>続きを読む
懐古的ではなく未来に続くドキュメンタリー。「勇気を出し、チャレンジするほど不確実なものが味方になってゆく」「出番がある、のではなく」エゴから抜け出し、全体のために自発的に参加する。あの領域でバチバチに>>続きを読む
いくらなんでも古臭すぎるし、気恥ずかしい。ラスト20分くらいで急にハードボイルドになるけど、「KAMIKAZE TAXI」に結実するにはまだ20年必要だった。セリフはこの頃から聞き取りづらい。
愛のある裏方のお話は面白いに決まってる。インセプションの名ラストシーン!
そんなに印象的じゃなかったのに、音が鳴った瞬間「アメリカン・ビューティ!」とわかったから、目立たなくとも音楽は意識の深い部分に>>続きを読む
肋骨が見えるほど減量して(24キロ!)臨んだホアキンフェニックスの怪演が素晴らしい。階段のシーンも良いけど、最初の殺人の後のトイレでのダンスが印象的だった。狂気の目つきの奥の哀しみ。冷蔵庫に入るとこ切>>続きを読む
洗練されないインディーズ映画独特のナイーブさ。2人は距離を縮めるけれど、性的な好意を持ちはしない。その繊細さゆえに許される美しいラスト。セリフは棒読みでも、引きこもりで小2から学校に行ってないという実>>続きを読む
是枝監督とフランス映画にこんな親和性があったとは。前半は劣化した我儘おばちゃんにしか見えなかったドヌーヴが、深い寂しさと女優としての業を浮かび上がらせるやあの輝き。さすがです。小さいシャルロットちゃん>>続きを読む
設定は雑な印象なんだけど、それを全部ひっくり返すラスト、力まかせながらも正しいどんでん返し。トイレのシーンがエグい。ん?ていう小さな違和感に伏線あり。
ゴロゴロと転がり落ちていってブツっと終わるような>>続きを読む
目覚めと同時にブルースのことを考え
ブルースを絶やさないように努力してる、
それを続ければブルースは死なない
神が与えてくれた才能に感謝し、いつも陽気かつ謙虚で誰とでも友達と思って接し、若い人にバト>>続きを読む
2匹とも素直じゃなくて可愛いけど、最後えーっ!そうくる?ってなる。
打ち上がる花火が素敵。
ロシア語の文字や響きってすでに童話的。
ハリネズミ君の動きとスパシーバが可愛い。困った時は川に運んでもらう!
これが有名な黄身チューチューか、、というOPから意味わからん。横並びの食卓を「落ち着かないから移動していいですか?」という戸川純が良かった。逆光など使った構図にセンスが光る。終始音楽がないのが不穏で良>>続きを読む
犬ヶ島みたいにキャラが怖くなくて可愛いし、しかもクオリティがめちゃ高いのでこどもも大人も楽しめると思う。テンパると目がクルクルになるとこ可愛い。涙のたまった瞳やフサフサの毛並み、ピカピカのリンゴを見る>>続きを読む
銃撃戦やアクションが続き、緊張感が途切れないのに、遠くの方で孤独の哀しい声がずっと聞こえる、そんな名作だった。瞳孔開きまくりですぐブチ切れるアルパチーノより、そんないい親分おるんかいっていうデニーロに>>続きを読む
ちょうど「5時から7時までのクレオ」を観たところだったので、劇中の自主制作映画にゴダールとアンナカリーナがカメオ出演していたのに今気づいた!そういう小話にはほほうと思うし、知らなかったこともたくさんあ>>続きを読む
主人公の若い歌手クレオの癌検査結果が出るまでの2時間をほぼリアルタイムで追いかける。鏡ごしのショット、不穏な大道芸人など、不安な心象風景を現実に落とし込む演出が巧み。クレオのお部屋とファッションがかわ>>続きを読む
人類が誰もまだ月に行ったことのない時代の、浪漫にあふれたファンタジー。彩色された色が幻想的で綺麗。ロケットに激突された月の困った顔がかわいい。叩いたら消える月星人や水の中から地球に戻れるのとか謎設定す>>続きを読む
白黒フィルムしかない時代のカラー映画、実はフィルムの1コマ1コマに手で色を塗っていたと知って驚き。それで彩色版というのね。元奇術師のエンターテイナーが作る映画、SFXの元祖。見世物から産業への変化につ>>続きを読む
展開がちょっと読めてしまうものの、面白かった。いき過ぎた合理化、AI偏向のディストピア。ドローンで街の隅々を24時間監視したって闇はより深く潜るだけ。
この刑事さんはもしや「ゲット・アウト」のあのお方>>続きを読む
なるほどトトロやけど、めっちゃ小津を感じる。愛想笑いしない妹がすごく可愛い。
永遠に続くように思っていても、大人になってみれば一瞬で過ぎ去っていったとわかる季節。寒子のエピソードもさらりといいよね。ほ>>続きを読む
嘘(真実は人の数だけある)、信じるということ、価値観の反転。デビュー作からテーマが一貫していて、まだ洗練されていないけど、スタイルは出来つつある。セリフの濃度が薄く、間が心地悪い。宮迫が役柄にはまって>>続きを読む
冷戦下のアメリカ、クラシックな美術とアナログな研究所にワクワク。魚人さんのつぶらな瞳が可愛い。ファンタジーだけどちょいグロで官能的で、好きじゃない人もいるんだろうなと思った。キャデラックぶち壊す所と、>>続きを読む
オープニングから不穏な音楽に持っていかれる。すごい違和感、どこに連れて行かれるのかわからない話の作りが新鮮だった。お手伝いさんの顔芸が素晴らしい。夜中の全力疾走は謎。伏線回収のち、タイトルの意味がわか>>続きを読む