まいたらしえくらんさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

まいたらしえくらん

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蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

3.0

死んだやつがここでまだ生きているっていうのはホラー→映画は過去の人=表象上死んだ人がここに現れている→すべての映画は潜在的にホラーたりうる……
というようなわけで黒沢清がなぜホラーばっか撮ってたのかを
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狂った果実(1956年製作の映画)

3.0

フランク永井みたいに歌うものなので主題歌より挿入歌の『想い出』(元祖ハワイアンの寺部頼幸って人の作曲らしい)のほうがよく聞こえたけどどちらも甲乙つけがたい。いや歌だけでなく、佐藤勝と武満徹のスコアはえ>>続きを読む

黒薔薇昇天(1975年製作の映画)

3.5

岸田森はショーケンよりよほど神代映画に似合ってるんじゃないか?

自伝的うんぬんというわかりやすい言説は神代本人が仮にどう言おうがもちろん信じない。なにせ神代が撮ってきたのは匿名のどこかでひそかに映じ
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紅の翼(1958年製作の映画)

1.0

王道ってものはできない程度の監督なんだね、中平って。

紅の豚(1992年製作の映画)

4.0

スタイリッシュすぎると興行収入は伸びない。加藤登紀子はよかったねえ。

木更津キャッツアイ ワールドシリーズ(2006年製作の映画)

1.0

別れの空気みたいなのって絶対もう少し早く出すべきだとは思うけど、製作側全員も若くて恥ずかしかったのかな。

木更津キャッツアイ 日本シリーズ(2003年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

相変わらずのバカっぷりの話がかっこよくライブシーンで終わるのかと思ったらさすがにそうはいかなかった。「15分がぴったり」と(古田新太に)評された宮藤官九郎には表・裏システムがぴったり。

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

2.0

文部省は早くこの映画に推薦をつけろよ。自分は男の映画オタクじゃなくってほんとによかったなと思った。おもろかったけど最後のあれで泣くほど感動するのは現在おっさんの男の映画オタクだけだろう。男の更年期じゃ>>続きを読む

機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編(1982年製作の映画)

-

「悲しいけどこれ戦争なのよね」なんつってくれる良キャラはしかしすぐ死なせないといけないってところがそれこそ坊や相手のシリーズであった。シリーズ最大の謎はミライがなぜあんなもてるのかということだよな。

機動戦士ガンダム II 哀・戦士編(1981年製作の映画)

-

古川登志夫の良さをまったく活かし切れていないところがこのシリーズの限界。

機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)

-

ロボットアニメのくせして「しかたなくここにいる」というアムロの消極性の先鋭さしか認めるところは後にも先にもないと思う。作画もだめだし。

斬る(1962年製作の映画)

2.0

若尾文子も同じくだと思うけど"人着顔"あってこその60年代大映。

逆噴射家族(1984年製作の映画)

1.0

田村正毅のすごさを思い知るためにある映画。そもそもこれ誰の家なん?

疑惑(1982年製作の映画)

-

五社が好きなマツコ・デラックスがこの映画をほめるのは納得。スクロールで場面転換させりゃいいと思う人間を映画監督と呼ぶのかね?とは思っちゃうけど。

銀座化粧(1951年製作の映画)

2.0

うまいなあ、田中絹代は……冒頭の鏡台のシーンは玉なしの成瀬の面目が躍如しっぱなし。

巨人と玩具(1958年製作の映画)

2.0

ライターかちかちは正直『音楽』のハサミちょきちょきを思い出すのでやめてほしいんだけど、野添ひとみも川口浩もいままで見たなかで最高にかっくいかった(それこそ『くちづけ』以来のかっこよさ)。しかもこの二人>>続きを読む

黄色い涙(2007年製作の映画)

3.0

これがポエジーではなくただのノスタルジーにすぎないのだとしてもそれが建て込んだセットではなく汗染みとして映っているものに拠るのであればわたしはそれで充分と思った。テーブルの下に昔やったことのある女の脚>>続きを読む

魚影の群れ(1983年製作の映画)

-

この人が世間でずいぶんいいもののように言われているよう女優そのものだったのってこの映画くらいと違う?ほかの映画の夏目雅子ってただただ無駄に過剰なだけにしか見えないけどな。おやじのズボンは娘と妻の前でふ>>続きを読む

ギターを持った渡り鳥(1959年製作の映画)

2.0

アコースティックにしか見えん、しかしエレキな音のするギターに笑う小林旭の唇はやっぱりいかす。岡本喜八じゃあるまいし偶然なんだろうけどラストのバーのシーンで踏み外してかしぐテーブルと倒れる椅子を飛びこえ>>続きを読む

銀河英雄伝説外伝/新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア)(1993年製作の映画)

-

序曲と書いて"オーヴァチュア"……自分たちで早々に死なしておいてほっといた女活動家とのエピソードをこっからやんのかいという若干の"いまさら感"のみしか感じなかったものだけど。

銀河英雄伝説外伝/わが征くは星の大海(1988年製作の映画)

1.0

ボレロはやめとけよと思ったらまあまあ上手く使いよったな。映画版のキルヒアイスの性格は美化とかいうのではなく生成変化だと思っております。

岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 EPISODE I(2001年製作の映画)

1.0

この設定、もっと活かせた気がする(那須博之ならもっと上手く撮れたということでもないような)けど、出オチ感。

嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

2.0

「この監督、次はなにやる気なんやろ」という不吉な予感に満ち満ちたエンディングであった。凄い映画とも思わないけどこれやらされて監督を恨みに思う中谷美紀ってつまんない女優なんだろうか?といまでも思ってる。>>続きを読む

帰郷(2004年製作の映画)

-

ラブシーンに歪む西島の背広の背中(とくそださぎこちなくズボンをはく足の付け根のボクサーパンツ)は「こういう西島秀俊の映画があるんだけどさあ」という鉄板ネタとして機能するレベルに本人のキャリアでもちょっ>>続きを読む

きょうのできごと a day on the planet(2003年製作の映画)

2.0

やっぱ原作がそもそもよいのか、行定の映画としてはまともなほう。田中麗奈よりも伊藤歩、妻夫木よりも山本太郎と柏原弟がすごくよかった(これを見ると山本太郎のその後のキャリアがもったいないようにも思う)けど>>続きを読む

牛乳屋フランキー(1956年製作の映画)

2.0

中平康が楽屋に走ると先鋭でもなんでもなく、悪いようにしか見えなくなる気もするのだけどともあれ中平疑似サイレントの最高傑作であることも確か。

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

3.0

『あの夏、いちばん静かな海』を見て以来、間があいていきなりこれを見たので「ふつうに上手く、しかもウケる映画を撮れるようになってるんだあ」という驚きがあったけどまだ照れてるのかちょっと寒いシーンをしおり>>続きを読む

銀座の恋の物語(1962年製作の映画)

2.0

Nikkatsu is not dead, it just smells funnyって感じ。やっぱ裕次郎をいちばん上手く撮ったのは蔵原惟繕だったよなあ。

きまぐれオレンジ★ロード あの日にかえりたい(1988年製作の映画)

3.5

小学生のわたしはいつものオレンジ★ロードと違いすぎてぎょっとしたもんだったけど望月智充って名前はしっかり記憶した。しかしよく考えるとここまでひどくはないにせよそういえば「らんま1/2」でも望月、けっこ>>続きを読む

巨人の星 宿命の対決(1970年製作の映画)

1.0

梶原一騎はどうしてこういうふうにしかストーリーを終わらせられないんだろうか。単なる気違いの映画じゃねえか。

巨人の星 行け行け飛雄馬(1969年製作の映画)

2.0

映画の中ですら非道な堀内と川上。しかし「テレパシーの会話がまわりにも筒抜け」って技法は『巨人の星』がオリジナルなのだろうか?

巨人の星(1969年製作の映画)

3.0

中学生のころに一気に見たころ、花形モータースのご子息がスポーツカー乗り回すところで大笑いした記憶が。明子姉ちゃんの性格が清冽に悪すぎる。

学生ロマンス 若き日(1929年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

一夜漬けの机の上のホワイトアスパラガスの缶詰にくらくら。"バタ臭いものを通ってしか日本回帰なんてできないのは小津だって同じ"というくだらない話のような、バタ臭チャラ学生すらお見合いという制度を越境しな>>続きを読む

(1974年製作の映画)

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観世栄夫じゃあねえ……『鍵』に出れば誰でも鴈治郎になれるわけじゃない。しかしなんていうんだろう、どこがジョン・レノン?

唐獅子株式会社(1983年製作の映画)

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黙ってるアップの顔が全然だめだね、横山やすしは。株式会社感のちっともしないこの映画を見て、「相米慎二がずっと助監督でついてた」という感じがなんか納得できた気がした。