まいたらしえくらんさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

まいたらしえくらん

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快盗ルビイ(1988年製作の映画)

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小泉今日子のおしゃれはリアルタイムで大多数に理解してもらえないわけではない程度のおしゃれって感じではあるのだけど、同時代の日本映画の壊滅的なダサさのことを考えればね……しかし和田誠はどうしてこんなに真>>続きを読む

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「いや、なんでほんものの殺し屋じゃねえんだよ」と非常にストレスを感じた次第。ハリウッドから倫理感(というかコード)を持ってこないでください。

GANTZ(2010年製作の映画)

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なんでこんなVシネみたいな画質やったんやろ?

彼女が水着にきがえたら(1989年製作の映画)

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シュノーケルくわえさせられてもかわいい原田知世っていったいなんだよ……

神田川(1974年製作の映画)

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藤本真澄が現場にいない東宝なんてのはほんもののカスなのか?まさかまさかのクライムもの!森に飛び散った掻爬の赤い血は日本映画史上に燦然と輝いてるぜ。関根恵子の「おなかすいた」はまあいい塩梅。

かぶりつき人生(1968年製作の映画)

4.0

母と娘の重たい軽やかさ。神代映画に出るために生まれてきたようなふたりだけど、もしやほんもののストリッパーなのか?ともあれ神代ははなっから神代だったというのがよくわかる、出来すぎのデビュー作。日活が傾い>>続きを読む

可愛い悪魔 いいものあげる(1970年製作の映画)

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イモくささが売りの会社のくせしていったいなにをしてんだよと言いたい。

彼女と彼(1963年製作の映画)

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「女の優れたの」というのはこういうことを言うのかと左幸子を見るといつも思っちゃう。「おねがーい……セーター取って」のせりふまわしには中でも戦慄すらした。それに比べて人に偉そうに言うくせにほんとに蜷川っ>>続きを読む

鏡の女たち(2002年製作の映画)

3.0

"あなたとわたしのアンビヴァレンツな物語"ってこの映画のことやったんか。車の中がすごく上手いんでびっくらいこいた。時代が吉田喜重に追いついてしまったのかと思った。して吉田喜重がなぜにヒロシマなのかがわ>>続きを読む

ガチ☆ボーイ(2007年製作の映画)

3.0

きわめてエッセンシャルな、それどころか映画そのものでもあるかもしれない記憶についての問題が小さくまとまったねってところか。身体自体がなにかを記憶するかもしれないというとこにまじのスポーツではなく学生ス>>続きを読む

火星のカノン(2001年製作の映画)

4.0

小日向映画。閉じちゃいそうな話のはずなのに、女たちをつなぐことにもなるアパートの、なんだか不用心なほど縦長にくってある窓みたいなモチーフもこの映画を"閉じ"から救う。映画の程度とつりあわないタイトルの>>続きを読む

怪談蚊喰鳥(1961年製作の映画)

3.0

ふなこっさんはちょっとやりすぎかもしれないけど、なんだこの新東宝かなと思うくらいのエロさは。止め画に依存しない、したくてもできないのが森一生のいいところ。

家族ゲーム(1983年製作の映画)

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テーブルと壁の隙間にカメラがどう設置されうるというのか、わざわざ用意しただろうガラスの学習机はどこに消えたのかとかさ。まるで小津安二郎の悪いフォロワーって感じしかないな。小津は種明かしも当然に映画に撮>>続きを読む

風の慕情(1970年製作の映画)

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いっつも思うけど橋田壽賀子ってあたまが処女だよね。

悲しき口笛(1949年製作の映画)

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話といいアクションといいダンスといいなにも見るべきところがない。歌う美空ひばり(と黒めがねの菅井一郎)だけ。

顔役(1971年製作の映画)

3.0

イーストウッドにとっての映画とは違って、勝新にとって映画とは「こちらにむけられたカメラのレンズが反射して映す自分の顔を見ること」を意味する。賭場の小窓にフロントガラスに、あそこまでしつこくやられたら、>>続きを読む

風花 kaza-hana(2000年製作の映画)

4.0

相米慎二は相反するようにも見える自分の『ラブホテル』と『東京上空いらっしゃいませ』を磨いて磨いて磨きつくしてここまで来た。浅野忠信はいくらでもいい映画に出てるけどまだこの映画の「ああ、もう……」を超え>>続きを読む

陽炎(1991年製作の映画)

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少なくともある時代の樋口可南子は監督の腕に対してリトマス試験紙のように存在する女優だったと思う。こちら側でイメージが固定できない人で、なんの映画で見ても「あれ?これ樋口可南子?そうかな?あ、やっぱそう>>続きを読む

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

2.5

お子さまにもギリギリ理解させないといけないという制約を考えればよくできてると思う。主題歌もいいと思う(歌唱それ自体はともかくとして)。けどやっぱり言うよ:漫画版を読め

COWBOY BEBOP 天国の扉(2001年製作の映画)

3.5

アニメ版の続編は事実上作りようがないこともあってか、"いつものビバップ"に必要以上にがんじがらめにされなかったことが翻って極めてビバップ的でおもしろかった。個人的にはオープニングは好きではないし、モロ>>続きを読む

(2000年製作の映画)

4.0

インスタントフリーダム。(藤山直美のスケジュールがここまで空くということも含め)こんな奇跡はおそらく二度とない。cobaに歌わせたのも凄いね。

蒲田行進曲(1982年製作の映画)

2.0

メタ映画として考えてもわざとらしいしはっきり言って恥ずかしいんだけど、でも大部屋を愛してきた深作欣二だからね。『仁義』を見てるか見てないかで受け取りかたが全然違っちゃう映画じゃないかと思う。

女のみづうみ(1966年製作の映画)

2.0

茉莉子様の横顔映画であり歩き姿映画。駅のホームのとことか半分くらいまでは結構よかった気がするけど、誰もこの女の実像を見てない……というか「この女の実像ってなにかね?」っていうのが本筋であり、後半全体と>>続きを読む

女奴隷船(1960年製作の映画)

1.0

ロケ地どこやねん。円谷プロのがんばりよりも新東宝にはプラモデルまるだしにしつつの創意工夫のが似合うと思う。新東宝にしては露出が少ないのは監督が清純派を気取りすぎだからか?

温泉スッポン芸者(1972年製作の映画)

3.0

ちょっと田中小実昌はなにしとん!『嗚呼!花の応援団』はたぶん鈴木則文に撮らせるべきだった。登場人物の顔と身体だけでかろうじてリニアたりえてるような映画のくせにどうしてなのだか、いやだからこその"どこを>>続きを読む

大奥(2010年製作の映画)

1.0

時代劇をカラーで撮るのがほんとに難しいのは当たり前ではあるけど、開始5分の全部のダメさかげん凄かった。あんな美しい返り血顔は市川雷蔵以来……と言ったら褒めすぎかしらんけど監督にその意識がないはずがない>>続きを読む

男の世界だ(1960年製作の映画)

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元ファッションモデルであるところの菅原文太をはじめて垣間見る。モダンジャズにSM、秘密クラブ……これまさか全部大蔵貢の趣味だったんじゃないか?とひらめいてしまったのがこの映画。

続々大番 怒涛篇(1957年製作の映画)

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「おまきさんは俺が嫁にもらう」と強く思った記憶しかない。

続大番 風雲篇(1957年製作の映画)

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さすがは歌舞伎の家の人だなという見得の切りかた。東野英治郎が発する「ギューちゃん」は最高だな。

大番(1957年製作の映画)

2.0

淡島千景の家には俺が行くからお前は帰れ。"善玉のくせして下世話"というこのキャラクター、単なる時代的なものなのか山出しの兄ちゃんらしさという描写なのか、それとも獅子文六風なのかはちょっとよくわからない>>続きを読む

鬼火(1956年製作の映画)

1.0

小市民に明日(の労働)への希望を抱かせるのが東宝の会社員監督たちのつとめとばっかり思ってましたけども。これを見なければ加東大介という役者を知ってるとは言えない。下宿のばばあの尻にまで手を出すのは最高だ>>続きを読む

おさな妻(1970年製作の映画)

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関根恵子のなにがここまでエロいのかがよくわかる映画、というかそのためだけにある映画。ひじひざから下。そこそこある胸よりも断然背中。そっから腰までの出来上がりぐあい、あと清純な顔の綻びであるところの唇と>>続きを読む