社員マスカットさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

なまいきシャルロット(1985年製作の映画)

4.3

思ったことをすぐ口に出せるし、恥ずかしいことも平気でできちゃうthe子供なルルと、客観的に自分を見つめつつ「私ほど幸せな女性はいないわ」と言い切るthe大人な家政婦レオーヌの間(ちょいルル寄り)くらい>>続きを読む

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

4.3

やたらお墓推しだなと思ったけど、このラストやりたいからだと納得。なんでか分からないけど不思議と感動する安定のウェス・アンダーソン印のラスト。
冒頭から本、本、本!まるで他人の本棚覗いてるような感覚。フ
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

日常の些細なことに常に素晴らしさを感じている私にはあんまり刺さらなかった。何を当たり前のことを、といった感じ。この映画をそう感じられるのは、幸せな人生なんすかね()「人生の目的とは…」なんて悩んでると>>続きを読む

ヤング・ゼネレーション(1979年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

自転車映画かと思ったらお父さんを愛でる映画じゃあないですか…
とはいえレースラストの長回しは熱い。熱すぎる。学長の提案は無理あるし、ベタだなって思ってたのにまんまとテンション上げさせられた。からのエン
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マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985年製作の映画)

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誰かに笑って話を聞いてもらえること以上に大事なことなんてあるのだろうか?手のかかる息子に激怒する母親も、息子の他愛も無い話に笑う母親も、どれも満点の星のように主人公を包んでいる。
母親からもシッカン(
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.4

小学生男子の「えーろーす!」に心掴まれた。父親のタコの〆方で苦しい位笑った。あれはひどすぎる(褒め言葉)。
さかなクンの映画ではあるけれど、むしろ彼の周りにいる人間の温かさを強く感じる映画だった。母親
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大逆転(1983年製作の映画)

4.0

ポリコレ棍棒をもってすればボッコボコに叩けそうな要素がてんこ盛り。笑っちゃいけないと思うと、より一層面白い。本作のエディ・マーフィはどちらかというと格好いい印象が強く(ビバリーヒルズコップに繋がる感じ>>続きを読む

タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

4.5

平塚らいてうに怒られそうだけど、月の様に輝くムルーの姿がとても綺麗だった。
多民族国家だからこその多種多様な踊りに歌の披露。ホールの蛍光灯が消えるシーンで、まるで文化祭が終わってしまったような、懐かし
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パリ13区(2021年製作の映画)

4.1

観終わった直後はかっこいい音楽とお洒落な映像に引っ張られた感想しか浮かばなかったけど、少し時間が経つと彼らのセリフや仕草が反響するように心に残る。行動に言葉が追いつかないさまがもどかしいけど観ていてと>>続きを読む

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

正直金持ちのわがまま感+中二病感満載。文明社会からの脱出と言いながらヒッチハイクや無賃乗車しまくってそこまで歩かないし、乗り捨てられたバスを小屋代わりに使うのはどうかと思う。そもそも車で行ける場所から>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.9

どうしてもゴッドファーザーのマイケルがちらつくのは仕方ないとして、3時間もの長い時間飽きずに見れたのはやっぱりアル・パチーノの格好いい演技のおかげなのかな。
基本個人プレーだから他のマフィア映画と比べ
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特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

3.8

なんか日本の刑事ドラマをより丁寧に作ったらこうなるんやろなって映画。地味だけど面白い。北欧サスペンスは基本曇ってて画面が暗い。それがいい。
ラスト付近の展開で羊たちの沈黙を思い出した。まあ明らかにそっ
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ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

タイトル詐欺では無いけれど、思ったより渋い作りでした。子供向けファンタジーでは全くない。そこまで煙臭く無いスチームパンクと、綺麗なパリの町並みや駅の造りはとても好み。テーマも世界観も最高なのに、若干の>>続きを読む

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.4

のほほんムービーだと思ってたのに、主人公の焦りや不安に共感しすぎてしっかりハラハラしたわ!
大人と子供の考えの差異やコミュニケーションの齟齬が表れるシーンが満載。唯一まともに話聞いてくれたドア職人も見
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.3

何回みても好き。そりゃ今の大作SFとかに比べりゃ物足りないとこはあるかもしれないし、思い出補正込みだけど最高な映画。長いし登場人物の顔の見分けがつきにくいとこはマフィア映画と似てますね!
これ一回は映
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猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

3.7

今って暴力ヒロインって流行らないよなあなんて思いながら観てたけど、ジャイアントスイング並に振り回されるラブコメもありかもしれん。序盤の電車内嘔吐シーンを乗り切ればそこそこ楽しい。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

こういうのが観たかったんだよ的青春映画。青くてイタいけど心地よくみれる。最初は4:3のアスペクト比が迫力に欠ける気がしたので、とりあえずテレビに近づいて観たらめちゃしっくりきた。そしてラストシーン、あ>>続きを読む

キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

3.7

グッバイ・サマーでも思ったけど、少年たちの逃避行や秘密基地作りに憧れまくる。
親バカというかバカ親というか、思春期ボーイからすればとにかくうざい親達の再現度が高くて蕁麻疹が出そうになった。
爽やかな夏
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C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

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同じことをひたすら繰り返してるように見えたけれど、途中途中に降る雪や雨が感情のチャプターのようで記憶に残った。
家族は繋がりはかけがえのないものであり呪縛でもある。求められる「私」と在りたい「私」の差
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.4

父親のツンデレは脳の深いところに効く。後半可愛すぎるだろ。オーディション中うろうろしてる姿をずっとニヤニヤしながら見てた。
先生かっこよすぎる。サバサバ系を自称している方々は是非見習って頂きたい。
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アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

4.3

最も感動的な瞬間は、いつだって予想もしなかったところからやってくる。とはいえ「感動で立てない!」はキャッチコピーとしてどうなんだろ。
結末は確かによかったけれど、何より練習の過程が観ていて楽しい。ジョ
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.4

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過剰なほどのグロさでも隠しきれない脚本の面白さ。マンディンゴのシーンや犬に喰い殺させるシーンは正直目を瞑りたくなるし、というか薄目で観てたけど、それらのシーンがあるからこそレオ様を殺すときのカタルシス>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.3

ご都合主義だろうがなんだろうが面白いもんは面白い。殆ど嫌なヤツもいないし、というか周りの人間に恵まれまくってるカール。父と子の関係は理想的で、カールは大人気なさすぎるけれど、息子を子供扱いせず信頼する>>続きを読む

海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版(1998年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

演奏シーンは奇跡のように美しい。ワルツを踊るように演奏するMagic Waltzや、初恋に落ちながら演奏するPlaying Loveはとても印象的だった。もはやファンタジー。
船から降りれない理由がし
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小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ダニエルの「もう1週間も愛してる」がかっこいいっす。これがモテる男なんですね…
過干渉な親や厳格な教師との闘いが大事なテーマなんでしょうが、そこよりもダニエル&メロディやダニエル&トムの関係がとにかく
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

橋本愛の声がよい。松岡茉優演技巧すぎてもはや怖い。
人生は螺旋って言葉がお気に入り。親がやってる農業はまさにそれ。毎年同じことの繰り返しに見えるけど、それでも上がったり下がったりしてるんだろな。4時間
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

脚本がとっても良いので何回観ても楽しい…一つずつパズルのピースがハマってく感覚。
ラッセル・クロウは熊みたいで(優しそうな目つきで凶暴)良いよね。どの俳優も演技上手いし、というか人物描写がうまいのかも
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

前観た時は「なんやこれドラマも何も無いしおもんな」としか思わなかったはずが、今回はとにかく刺さりまくった。護岸されてない川を見ただけで泣く。
たぶんこれは毎日のように料理したり野菜やハーブを育てたりし
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

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良く分からん説得力のある面白さがある。穿った見方したりとか、ケースの中身とか深く考えたりとかしないほうが絶対楽しい。観終わったあと「まあなんかカッコよかったな」位の感想しか出てこない。し、それを期待し>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ひっさしぶりに観たけどこんな話だったっけ。面白かった。
けどオチのなんとも言えない納得できなさは昔感じたのと一緒。理解はできるのに納得できないというか。もう一回観ろってことなんですかね。

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

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別パターンのジャケット?ポスター?が最近観て良かった「ペーパー・ムーン」とほぼ同じだったため、オマージュの匂い嗅ぎつけ観ることにいたしましたが…予想通り色々な映画のオマージュ満載…「創られたものだとし>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.4

とっても面白かった
悪女アビゲイルをアメリカ人感満載のエマ・ストーンに演じさせるのはなんかヨーロッパ仕草ぽくて笑える。知らんけど。
基本的に室内でバチバチやりあうだけなのに飽きさせない。
ラストの虚無
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スナッチ(2000年製作の映画)

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登場人物多すぎて不安になるオープニングから、どんどんそれぞれのキャラに愛着が湧いていく感覚たまんない。
ブラピかっこいいのは勿論のこと、気味悪い位に他の俳優もはまってるし、映像も音楽も凝ってて良かった
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こんなん4回泣くわ
トリクシーがアディを説得するシーン
袋叩きにされたモーゼに「また聖書一緒に売ろ…」ってアディが言うシーン
車内でペーパームーンの写真を見つけるシーン
観終わったあとのパッケージ